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インプラント Ⅲ

2008.09.04

先週インプラントの手術を受けました。
手術自体は麻酔が効いているので殆んど痛くない。
でも、手術の雰囲気にのまれ、疲れてしまった。

看護婦さんが、両手を挙げた先生の着衣を手伝うと、
先生はまるでTVで見るような、
これから大手術開始、といったカッコウだ。
僕の周りに先生と、看護婦さんが何人も囲っている。
先生がニヤッとしながら、緊張しませんか?との質問。
で、僕は「いよいよこの時が来てしまった感じです」と返答。
僕からは何も見えないように、口のところだけ開いた布を被せられる。
手術としては軽いものだろうが、手術の雰囲気満点。

まず麻酔の注射。
かつて歯を抜いた時より量がずっと多いようだ。
次に口のまわり、ひげ、歯茎の消毒。
麻酔が効いているので、ほとんど何も感じない。
メスか何かで歯茎を切っているよう。
そのうち、どんな道具を使っているのかわからないが、何やら骨をガリガリ。
顔にかぶせた布の向こうで先生同士が何か話をしている。
血が結構出ているようだ。
バキュームで血と唾液を吸い取っている。
ドリルのキューンと回る音がして、いよいよインプラントの穴あけ開始。
骨に深さ1センチの孔をあける。
その穴にチタン製のインプラントをドライバーを回して入れているようだ。
最後に傷口を4針、丁寧に縫い合わせ。
ここまでの手術自体の所要時間は、雰囲気の割には短く、2~30分ぐらか。
手術の後、結果をみるためにレントゲン撮影。
レントゲン写真を見せてもらった。

「キレイに入っていますね」と先生は自慢げ。
でも、こちらはまだ麻酔は残っていて極度の緊張のあと、ふーっ。

痛かったのは麻酔が切れてから。
親知らずを2本抜いたぐらいの痛さか。
精神的に疲れきって、夜は早々と眠ったが、
朝見たら、枕に少し血が滲んでいた。

蔦の家

2008.09.01

4年ほど前に建てた住宅の近くをたまたま通ったので、
どんな様子になっているか気になりチョッと寄ってみました。
そうしたらビックリ!!
すっかりツタに覆われていました。
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「ボウディッカ」というアイルランドの雑貨の店 も兼ねているのですが、
その看板もいい具合にツタに囲まれていました。
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そもそも建主しさんは、アイルランドやイギリスが大好きで、
そんな国の民家のような住宅を造るのが希望。

でも、アイルランドやイギリスの民家は本物。
日本でモノマネしてもフェイクになってしまう。
そこが大いに悩んだところです。
石造りではないが、自然の素材を使って率直な作りにしました。
そうして将来ツタに覆われた家になることを考えました。

カリフォルニア風、南欧風のように何とか風の家がはやっていますが、
日本で何とか風に作ると大体チャッチクなってしまいます。
世界の民家はみんな本物。
だから何とか風を気にせず、
率直に、できるだけ自然の素材で作ることを考えました。
いかがでしょう?

August 25, 2008

2008.08.25

先週、創建60年目の大改修工事のことを書いたら、
「泉さん、どこか体が悪いんですか?お大事に」とのメールを頂いた。

悪いと言えば確かに悪いんだけど、
開口部とは口、杭はインプラント、柱は歯、工事は治療のことです。
たぶん読んだら直ぐ「歯の治療」のこととわかると思ってたのだけど・・・。
小さい時に甘いものをたくさん食べたので、とっても歯が悪いのです。
入れ歯だけはしたくないし、リンゴをガブリとかじりたい。

半年後はキラリン!の白い歯。
痛いのは我慢するしかない。

創建60年目の大改修工事

2008.08.20

創建60年、
これまで大きな事故もなく、別段どこも傷んだところはなかったが、
60年もすると、メンテナンスも必要です。
そして100年住宅を目指します。
これから半年かけ、開口部について大改修工事」を行います。
まず見えないところはX線で調査し、その結果必要なところに杭を5~6本打ちます。
その後、杭の上に柱を立てます。
また杭工事が必要がない柱でも、手入れを必要とするものもあります。

でもこの改修工事は痛い!

このようなことを書いても何のコッチャ?と思いでしょうが、
分かるかな~~~~?

徳酒屋

2008.08.11

埼玉県川口市、上青木で今作っている酒屋さんの建物です。
店の名前は「徳酒屋」と言って、古い酒屋さんです。
酒屋は税制が変わって、どこもバッタリ。
でも「徳酒屋」は元気です。
お酒のほか、全国から集めたナチュラルフーズを扱っています。
店に寄る度に、「これおいしそうー!」とツイツイいろんな物を買ってしまいます。

そんな店にふさわしい内装です。
店の真ん中に樹木のような柱が立っています。
一本の柱の周りに4本の角材が取り囲み、そこから方杖(ほうづえ)が伸びています。
木の上からは太陽光線が降り注ぎます。
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もう少し近づくと、
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9月に完成です。
完成したら詳しく、案内します。
お近くの方はどうぞ。

月刊「さかん」

2008.08.06

最近、月刊「さかん」という雑誌が創刊しました。
さかん、とは建築の職種の一つである「左官」です。

2~3年前まで「左官教室」という雑誌がありましたが、
大変惜しまれて廃刊になりました。

「左官教室」は昭和30年頃から50年間ほど続いた雑誌です。
初期は左官職人が読んでいたらしいのですが、
近年は建築家、学生などにも購読者が広がり、、
左官仕事の現代的な復興に大いに寄与しました。
編集長は小林澄夫さんといって、左官を技術的側面からだけではなく、
広い視野で見る文化的な批評精神を持った方でした。
その「左官教室」の廃刊は、「左官復興」の砦がなくなったようなものでした。

ぜひ小林編集長で「左官教室」に代わる雑誌がないかと、
いろんな方の後押しで再出発したのが「さかん」です。
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かなりマニアックな世界の雑誌です。
でも左官を通して、このマニアックさに現代文明の状況が批評的に映し出されています。
ほんとうに面白い雑誌です。

購読申し込みは、
株式会社コーパス(TEL3499-8180  e-mail : sakan@bu.iij4u.or.jp)
年間、12冊でたったの8400円です。

ルーマニア・ブルガリア ⅩⅣ

2008.08.01

ルーマニア北方マラムレッス地方、ブルサナという村にある修道院。
この修道院は実は古くはない。
1993年から作り始めた木造建築群です。
新しくないから世界遺産ではないが、凄い。
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次はこの修道院のゲート。
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女性修道士のための建物。
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現代でもこのような巨大な木造建築が作られている。
鉄とコンクリートだけで作らなくともいいのだ。

セミナーのお知らせ

2008.07.31

「日本住宅教室」というセミナーが秋に開かれます。
六つのコースがあり、その内の一つを僕が担当します。
10月14日から始まり、全6回です。
受講対象者は建築設計に夢を持った若手(設計事務所で修行中の人、独立して間もない人、建築学科の学生等)です。
場所は六本木の国際文化会館。
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http://www.jutakukyoshitsu.com/

よかったら是非ご参加ください。

ルーマニア・ブルガリアⅩⅢ 面白写真ー6

2008.07.28

これは面白写真ではないかもしれないが、
ブルガリアの美術館で見た殺人兵機。
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どういうわけかこんなものが美術館にあった。
たぶん旧ソ連時代のヘリコプターでしょうね。
すごい格好をしてる。
こんなもの(兵器)を間近に見たのは生まれて初めて。
満身、銃やミサイルだらけ。
殺人のための機械満載。醜悪。

身近にみると本当に怖い!

次の写真は日大の庭に飾ってある昔の自衛隊のヘリコプター。
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これは兵器?
同じヘリコプターでも、かわいいもんだ。
でも、最近の自衛隊にも結構すごいものがあるようだ。

http://www.geocities.jp/bk117ja01ta/index/index/heli/photo2/photo2.htm

救難ヘリコプターぐらいが一番いいんだけど。

ルーマニア・ブルガリア Ⅻ

2008.07.23

ブルガリアのロシア正教の教会で見たステンドグラス。
このステンドグラスは硬くない。
程よい柔らかさ。
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さらに近づいてよく見ると、
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写真をクリックして拡大して下さい。
筆で描いているのがわかります。
ステンドグラスの行書といったところか。
ステンドグラスが草書までいってしまったら・・・、どうなるか?
と、想像してみたが、いい案が浮かばなかった。
ステンドグラスは硬いものという既成概念があるためか・・・。

西日避けのブドウ

2008.07.22

10年ほど前、中野区落合で作った集合住宅Apartment傳(でん)には喫茶店があります。
その喫茶店の西側に、西日避けにブドウの木が植えてあります。
日除けのために植えたものですが、
室内からみると木漏れ日がとってもきれいです。
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その葡萄がちゃんと育っています。
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後1~2ヶ月したら食べれるようになるでしょう。
どうです?、マスカットでも、巨峰でも植えてみたら・・・。

ルーマニア・ブルガリアⅪ

2008.07.19

ルーマニア、モルドバ地方にある修道院の庭です。
いろんな植物が混じって花をつけています。
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次は民家の一種類の植物だけの庭。
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どっちも美しい。

でも多分ですが、後者は自然に形成された庭で、
前者は人工的に混植したもの、じゃないだろうか?

前者ように混じって生えている花を見たことがないのだけど。
皆さんどう思います?

ルーマニア・ブルガリアⅩ 

2008.07.17

リンゴの花がどこも真っ盛りでした。
街中でも・・・。
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リンゴの花の下でくつろぐお年寄り二人。
何を話しているんでしょう?
のんびりした、絵に描いたような老後、いいです。
カメラに向かって微笑んでくれました。
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ルーマニア・ブルガリアⅨ 面白写真ー5

2008.07.15

ヨーロッパの人には恥じらいがない?

ブルガリアの首都、ソフィアの目抜き通りのショーウィンドーにも堂々と…、
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ついには、
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アジアの街に比べヨーロッパでは広告が制御されている。
でも、どういうわけか下着の広告に関してだけは別格。
パリなんてデッカク、堂々と下着の看板が…。

別に怒っているわけではありません。
念のため。

はやぶさ君、切手に登場

2008.07.14

またまた僕の「やぶさ君」です。
はやぶさのことは何度もこのブログに書きました。

はやぶさとは、日本が打ち上げた小惑星探査機のこと。
このはやぶさで、
日本は宇宙探査技術の世界の第一線に立ちました。
宇宙での有人飛行技術さえ持ってない日本が何で世界の第一線?
そんなことはいいのです。
日本は日本らしく、外国が真似のできない独自の道を開いたからです。
その小さな宇宙船、はやぶさが切手になっていました。
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糸川英夫のペンシルロケットに始まる日本の宇宙開発は少ない予算の中で、
コツコツと継続性を持ちながら自己の哲学を持ち、
世界が認める独自の手法を開発してきました。
それがイオンエンジン、無人ロボット探査、光学航法誘導技術の開発に結び付いたのです。
小さくとも地道な努力の積み重ね、それがあるとき世界の第一線に一躍踊りだす、
素晴らしい。
建築も含め他の分野でもそうであって欲しい。

今、はやぶさは太陽の反対側の遠ーい遠ーいところ。
地球に帰ってくるのは再来年の6月。
丁度ワールドカップ、南アフリカ大会と重なっています。
再来年の6月が待ち遠しい。

ルーマニア・ブルガリアⅧ 面白写真ー4

2008.07.12

こんな家って本当にあるの?
信じられな~~~い!?
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地震が来たら絶対ひっくり返る。
風でだってひっくり返る。
何でこんなことをするのか?
よほど地震、大風がないに違いない。

それとも、ひっくり返ったら元に戻しやすい?

ルーマニア・ブルガリアⅦ 面白写真ー3

2008.07.03

さらに面白写真
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途中で枝がつながっています。
こんな木は見たことがない。
樹液はどんな流れ方をするのでしょうね。

さらにもう一つ。
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向こうの部屋に私がいる。
心霊写真?

ルーマニア・ブルガリアⅥ 面白写真ー2

2008.06.30

ジーパン屋のラインダンス?
(ブルガリアにて)
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バスの中からヘンな植物を発見。
枝の先にバケツの花が咲いている。
(ルーマニアにて)
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そこで問題。
これは、この家の何かをアピールしています。
それは何でしょう?

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