2013年01月の
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カワユイ障子紙

2013.01.25

埼玉県小川町で和紙を漉いているところがある。
久保昌太郎さんという方の工房に「家造り学校」の学生諸君とお邪魔した。
和紙には洋紙にない深い味わいがある。
建築では和紙というと襖(ふすま)や障子に使われるが、
それ以外にもいろんな使い方があり、
それを知ってもらうための一環として久保さんのアトリエにおじゃました。
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見学の最後に和紙漉きの体験をさせてもらった。
僕は工房の庭に生えている雑草を摘んで漉き込んだ。

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カワユイでしょう?
どこかの住宅に使ってみたい。

水のカーテン

2013.01.21

寒さ厳しいこの頃、夏の暑さの話は早いけど、
年々暑くなっている。
その暑さ対策で最近よくやっているのが緑のカーテン。

今週、出来上がるこの家は延べ面積わずか21坪の家だけど、
東南北が隣家に囲まれ、採光が西にしか取れない。
だから西側に大きい窓をとることにした。
でもこれでは夏の西日をガンガン浴びて蒸し風呂のように暑いに決まっている。
で、この家でもやったのが緑のカーテン。
緑のカーテンは結構温度が下がるんです。
植物は水分が9割、
蒸散作用もある。
緑のカーテンは、実は水のカーテンなんです。
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植物は建て主さんと話して白い花の木香薔薇(もっこうばら)にした。
藤とか、葡萄、定家葛、キーウィー・・・いろいろと案があったが、
木香薔薇は伸びるのが早い。

緑のカーテンは暑さ対策だけでなく、目隠しにもいいし、
さらに何たって、室内から花を鑑賞できる。
今年中には屋根まで延びているに違いない。

東京駅

2013.01.11

新装なった東京駅を見た人は多いと思う。
僕も暮れに見たが、インパクトがあった。
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東京の日常で様式建築を目にすることはほとんどない。
もうとスッキリしたモダニズム以降の建物ばかりだ。
東京駅をぐるりと囲う丸の内の建物もそれがほとんどだが、
その中心に様式建築が居座った凄さは、異様と言ってもいいくらいの圧巻だ。

僕らは、もともとモダニズム建築の流れの中で仕事をやらざるを得ないところがあるが、
どこかに違和感をもっている人は多いと思う。
モダニズム建築とは異なった、忘れ去らえそうな様式・装飾のもつ力を、
あれほど新たに見せ付けるのに快感さえ覚える。

而邸 Ⅹ

2013.01.03

毎年、正月には居間に花を飾るのが習慣になった。
昨年一昨年と同じ壷に活けているが今年は何の花にしようかな?と、悩みながらも楽しんでいる。
で、花屋に暮れに行って、これ、昔懐かしいグラジオラスにした。
ちょっと甘っチョロい感じがしなくもないグラジオラス。
でも、この花があるだけで部屋がパッと明るくなり、正月らしい部屋になった。
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