2018年05月の
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今、出ている雑誌

2018.05.25

泉幸甫建築研究所で設計した建物「八雲」が
新建築社「住宅特集」6月号に出ています。

カクレキリシタン

2018.05.22

京都に有斐斎弘道館(ゆうひさい こうどうかん)という建物がある。
江戸中期に皆川淇園(みながわきえん)という儒学者の屋敷。
現在の弘道館は、江戸から大正にかけて作られた和風の建物で、今や少なくなりつつある京屋敷を保存し、その景観や文化を守る活動をしている。
この建物を訪ねる機会があった。
まず驚いたのは、日本文化を守り広める活動の場所にもかかわらず、案内して頂いたのがチェコ出身の美人のクリスティーナさんで、日本語が達者で、日本文化もよく理解しておられる。
しかも展示というか、設えが、面白い。
仏壇があるんだけど何か変。

仏像でなく、マリア様が置いてある。
クリスチーヌさんが、「カ・ク・レ・キ・リ・シ・タ・ン」だって。

さらに掛け軸が床の間に飾ってある。

よく見ると、これ、藤田嗣治ジャン!
フジタを掛け軸か、面白い!

自由自在。 😛

家づくり学校第10期

2018.05.03

泉が校長をやっている家づくり学校、第10期の案内です。
大学を卒業し、多少の建築の経験のある人がもう一度学びたいということで、
多くの人が入学し卒業していきました。

おおむね1か月に1回ほど、4年間、座学もあれば見学もたくさん、それに修学旅行まであるという、楽しく、それでいて住宅設計の実践の本質を学ぶ学校です。
興味のある方は是非、是非。
家づくり学校

滋賀へ Ⅴ 角大師

2018.05.02

京都に行くと民家の玄関の上にこんなお札がよく貼ってある。

普通のお札とは違って、角が生えてるし、人を迎える玄関に貼るのはどうかなー、と思う一方、この鬼、ちょっと可愛くて、印象に残るものがある。
このお札はどのお寺で売っているのだろうと思っていた。
そうしたら、比叡山の横川(よかわ)の元三大師堂(がんざんだいしどう)に行ったら、突然目の前に例の”鬼”の石碑が。
気になっていたものがあった、ここだったのか!

良源というたいへん偉いお坊さんがかつて比叡山にいて、根本中堂を再建したりし、延暦寺中興の祖と呼ばれる人らしい。
その良源が疫病が流行った時に、鬼の姿に化して疫病神を追い払ったが、その時の姿がこのお札の元になったらしい。
良源は「角(つの)大師」とも呼ばれ、この魔除けのお札の名前の由来になった。
何となくお札の由来とそれを売っているお寺がわかって、一つ課題が終わった感じ。
ところでこの角大師のお札にはもう一枚、悪魔降伏というお札とセットにして売っていて、こちらは家の中に貼るものとか。

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