2021年10月の
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内田光子

2021.10.20

内田光子さんはロンドン在住の日本が世界に誇るピアニスト。
昨日、彼女のサントリーホールでのコンサートがあった。

最初に内田さんのCDを聞いたのは、30歳半ばの頃か。
その頃からずっとファンで、日本での演奏会も何度も聞いている。
一度は、 上皇后 ・美智子さまもいらしていたことがあった。
内田さんのCDでよく聞いていたのは、モーツァルトのピアノ協奏曲。
仕事をしながらよく聞いていた。
どこか異界に誘ってくれるようなところがあり、こちらも仕事に乗せられる。
ピアノ協奏曲全集 内田光子(p) テイト&イギリス室内管(8CD)

EPSON MFP image

昨日サントリーホールで聴いた内田さんは 僕と同世代だけど、 元気そのもの。
僕も元気ですね、とよく言われるけど、僕なんて比ではない。
ステージでのおじきは頭が床につくのではないかと思われるほどに深々とし、それからさっと頭を持ち上げる。
アスリートといってもおかしくないくらい。
音楽家は特にそうだけど建築家も、体力は必須。

ちなみに昨日聞いたのはベートーヴェンのディアベッリ変奏曲。
1時間にも及ぶ曲を緊張感を維持し続け、感情と力にみなぎる演奏だった。
そして、またまた異界に連れて行ってもらった。

コロナ明け?

2021.10.14

ここ1年、店で飲むことができなかった。
やっと、10月1日から縛りがなくなり、
早速、堂々と皆で飲む。
カンパーイ!

家づくりの会でやっている「家づくり学校」の授業も一年以上ZOOMでやってきたが、
ZOOMだと、学生にどんな人がいるのか、なかなか頭に入らない。
昨年コロナ禍にになり、仕方なくZOOMでの授業を始めたが、本当にZOOMでの授業っていやだなー、と思っていた。
まずもって、学生の反応がまるで分らない。
一級建築士の受験勉強のようなものは、ZOOMでもありかと思うが、建築の設計はお互いに多様で雑多な内容を発信し、受け取ることで成立するものだ。
もっとも、ZOOMでも整理された情報など、例えば、細かい図面みたいなもはZOOMだと「画面共有」というやつで、よく伝えることができる。
しかし、人間が受け取る情報は、相手が整理した内容だけでなく、多方面の自発的な受け取り方があるもので、ZOOMだといろんなものが捨象されてしまう。
写真は「家づくり学校」の授業が終わって、学生諸君との飲み会の後。
何だか生き生きとした対話ができた。
ZOOMでは会っているのだが、一人々 々 がベールに隠れているようだった。
しかし、一発で、どんな人か、もちろん顔も頭に入った。

屋根のような壁

2021.10.02

最近よく行く現場への途中に、白い屋根の建物がある。
この屋根、どう見ても屋根の上部の左側が手前に、右側が奥に見える。
つまり、ねじれた ハイパボリック・パラボロイド曲面 (H・Pシェル)ではないか。
それにしてもよく作ったな~、きれいな曲面で、防水はどうしたんだろうと思いめぐらす。
それにしても、何でこんなに難しい屋根にしなければならなかったのか?

もうちょっと進み、建物の裏側から見たら…、

なーんだ、真っ平な壁じゃないかー。

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