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2012年09月の
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四国村
2012.09.29
四国村、正式には四国民家博物館というらしいけど、
香川県高松市屋島にある、四国の民家を集めた村。
関東では川崎の民家園が有名だけど、
この四国村はなかなかのもの。
ただ民家を集めて展示しているだけではなく、
敷地全体のランドスケープをデザインしてある。
流政之さんの自然に溶け込んだ彫刻があったり、安藤忠雄さん設計の小さな美術館もあったりもする。
いいでしょう?
行ったことのない人は是非。
四国村に行くときに忘れてならないことは、
四国村の入口横に、
讃岐うどん「わら家」という店があって、そこの釜あげうどんは絶品。
若い芽が Ⅱ
2012.09.25
3.11から1年半経ち、津波の記憶が風化しつつあるようだ。
しかし、東北の復興はまだまだ。
今日紹介する本は、南三陸が出身地の山内明美さんの本。
山内さんは現在郷里の南三陸に帰り、宮城大学の特任調査員として現地調査に取り組み、
また、研究者という立場から、地元、南三陸の復興支援、新たな街づくりのための活動を続けている。
そのような山内さんが書いた子供向けの本だけど、大人も十分読める。
僕は研究者の端くれみたいなこともやってるが、
現実と対峙し、思考する研究はあまりお目にかかれない。
山内さんはすごい現実と関わっているだけに、
根本に世界をどのように変えていったらいいか、とのリアリティーが感じられる。
以前紹介した本もそうだが、
若い人の中からそのようなリアリティーを感じさせる本が出ている。
日本はこれから。
あまりにもズル
2012.09.16
政府が「2030年代に原発稼働ゼロ」を目指す政策を発表した。
しかしこれは注意深く読むと、あくまでも「目指す」であって「にする」ではない。
30年代にゼロを目指すといっても、
内容をよく読むと、「あまりにも確定的なことを決めてしまうのは無責任な姿勢だ」とか、
「不断に見直していく」といった言葉が出てくる。
野田さんは30年代にゼロを本気にとらえているのか、
本当に問題に向き合おうとしているのか、
あるいは政権としての覚悟は本当にあるのかと思いたくなる。
一見30年後には原発ゼロと思わせながらも、
裏には原発を残すための言葉がズルく隠されているようではうんざりする。
よく政治には妥協が必要といわれるが、これは妥協でも何でもなく、
なにも政策として決めたことにはなっていない。
後になって骨抜きにできるような可能性を持った政策では政策にはならない。
しかも、現在自民党総裁選の5人の候補全員が「2030年代に原発稼働ゼロ」の方針に反対。
政権に自民党が復帰したら方針を転換する可能性が高い。
言葉の力
2012.09.01
作家の浅田次郎さんが原発について、
ニュースステーションで話していた。
今僕らが原発について思っていることを、
何とうまくしゃべることができるのだろうかと感心した。
言葉数はそんなに多くないんだけど、
適切な単語で微妙なニュアンスを伝えていた。
さすがと、作家の言葉を使う能力に感心。
見てない人がいたらもったいない、と思い、
YouTubeに誰か載っけてないかと探したら、やっぱりあった!
見たい方はこちらを。