2011年07月の
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この木かわいそうな木

2011.07.22

自宅からだと西武線の東長崎駅をよく使う。
その駅前広場に何とも哀れな木が一本立っています。
以前はもう少し枝が張ってたのに…。
しかもカンカン照りの夏の太陽の下で。
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いつの間にか、誰かが切ったらしい。
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近くに寄ったらこんな看板が。
この木も情けなくなってしまったが、
このようなセリフの看板を立てなければならないことに、
笑うしかない情けなさを感じてしまった。

建物を建てて、植栽を施すときに気を使うことは、
隣家の敷地に枝がはり出さないようにすること。
僕の家だったら隣の枝が張り出してきても、余ほどでない限りうれしくなると思う。
多少は木々が隣家と連なってたほうが街並みは美しくなる。
でも、人によっては隣の木が越境することに頭に来るらしい。

木をミダリニ切ってしまう人、木が越境すると怒る人、
人さまざまなのは当然としても、
こういうさまざまってあり?

作品集Ⅴ

2011.07.11

作品集を作っている時、出来上あがったら何人かの方には是非お送りしたいものだ、と思いながら原稿を書いていた。
その中の一人が中学1年生の時の担任のM先生。

今までにお世話になった方々が沢山いる。
例えば幼稚園から沢山の先生に教わってきたように。
でも先生のうち半数以上が他界されたのではないだろうか。
しかし、中学1年生の時の担任の先生は、大学を卒業されたばかりで赴任されたピカピカの新米の先生だった。
だから僕より10歳上で、多分ご健在のはずだと思い、
田舎の教育委員会に電話して聞いてみたらご健在ということが分かり、
現住所を教えてもらった。

M先生には是非本を送りたいと思ったのは、私たち生徒に純粋に真摯に向かい合って下さっていたからだ。
とても真面目ではあるが、かたぐるしい真面目さとは違って、
何事にも一生懸命に立ち向かわれることが子供心に伝わってきていた。
だが、その後年賀状一つも出さずに失礼していたが、心の中には印象深く残っていた。

でも、本をお送りしたが、なかなか返事が来なかった。
本が届かなかったのではないか、届いても僕のことは忘れてしまわれたのだろうか、
それともあまりいい印象の子ではなかったのではないか、
などと思いめぐらしていた。

ところが、先日分厚い長文のお手紙を頂いた。
本をお送りし、大変喜んで頂いたのがわかり、本当にうれしかった。
本を全部読んで頂いたから、なかなか返事が来なかったのであろう。

僕が中学一年生の時、新米だった先生はもう退職されて10年になっていた。
50年振り、半世紀後の音信だった。

主婦力

2011.07.07

先日送って頂いた南三陸のトマトで作ったパスタ。
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冷やしたトマトとタコ入りで、
サッパリして、夏にはぴったりの味。

そのパスタ7人分が事務所の昼食のテーブルに上がった。
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この7人分をあっという間に作ったのは泉事務所に20年近くいるⅠさん。
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彼女は建築模型作りの達人で、
事務所の模型のほとんどを作っているが、
実は双子のお母さんでもある。

双子を育てているお母さんとあって、
さすがに料理の手際がいい。
アッ、と言う間に作ってくれた。

皆で美味しい、美味しい、
外で食べたら1.100円だよねー、と言いながら食べた。

地震・津波・原発 Ⅷ  おとなにとっての日常は、働くこと

2011.07.04

一昨年建てた建て主さんから真っ赤なトマトが送られて来た。
トマトは津波で大きな被害を受けた南三陸、小野さんのトマト

建て主さんがこのトマトを応援していることはブログで知っていたが、このブログの一文がいいんですね。

募金や物資、ボランティアも必要かもしれない。
でも、一番必要なのは、「日常」です。

おとなにとっての日常は、働くこと。
働いて、自分でお金を稼いで、それで生活すること。

働く場があれば、先が見えてくる。

小野さんの働きが、地元の人の働きを生む。

それを支えてください。

で、このトマトを使って作った美味しいパスタを、お昼に皆で食べた。
その一品がまたまた素晴らしかった。
その紹介は次回のお楽しみ。

自邸 Ⅶ   家守

2011.07.01

家に帰ると玄関先の漆喰の壁でいつも待っているのがヤモリ君。
湿度の高いこの季節になると現れる。

始めて見た時、アッ何かがいる、
とビックリしたが、よく見ると可愛い。
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手が赤ちゃんの手のようだし、
5本の指がペタッと壁にくっついている。
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目も可愛い。
腕と足の角度も何とも言えない愛きょう。

明かりに照らされた白い壁に集まる虫を待っているのかも。
ヤモリって、守宮とか、家守と書くんですよね。
こんなに可愛いヤモリ君が守っていてくれるなんて、嬉しくなってしまう。

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