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2006年07月の
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今出ている本、雑誌・・・
2006.07.25
どちらかというと専門化向けかもしれませんが、
1.「庭からの視線」 著者、伊藤公文 出版、AXIS
デザイン誌AXISに4年間に渡って連載された人気シリーズの単行本化で、Apartment鶉(じゅん)が紹介されています。
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4900450774/250-0022856-6419461?v=glance&n=465392
2.季刊「すまいろん」2006年夏号 住宅総合研究財団発行に「設計・生産の近代的手法から身体感覚へ回帰する」と言う僕の小論が載っています。
http://www.jusoken.or.jp/index.htm
1は伊藤公文さんの鋭く深い内容の本です。2は建築の専門家でも知っている人は少ないかもしれませんが、毎号内容の濃い本です。よかったら見てみてください。
コラムばっかりで・・・
2006.07.21
他のページを更新しませんでしたが、「作品」ページに新作を載せました。
建物の名は「庸(よう)」です。この名前は建主しさんがつけました。
最近は建主しさんが名前をつけることがあります。
それもなかなか洒落た名前で、今回の「庸」や、以前の「しだりお」など、結構上手いと思いませんか。
「しだりお」は、足引きの 山鳥の尾の しだりおの ながながし夜を ひとりかもねん (柿本人丸) から取ったもので、建物の形がしだりおを思わせる、とのこと。
建主しさんが「建築家は建物を作ると名前をつけますよね。私はこの家はしだりお、というのがいいと思うんですが、どうでしょう?」と遠慮がちにおっしゃる。
建主しさんも建物への思いが一杯なんでしょう。うれしいことです。しかもいい名前だとさらにうれしいものです。
たまっている「作品」のページをこれから更新します。時々見てください。
先週の土日は・・・
2006.07.03
和歌山の材木屋、山長商店へ行ってきた。
山長は有名な材木屋で広大な山林、山手線の内側ぐらいの広さの山林を持ち、材木の生産、製材から販売までを一貫してやっている。
現在日本の山林の多くは荒れているが、山長の山は珍しく手入れが行き届いている。
山長は江戸時代からの家系で、現在の息子で11代目。どういうわけか哲学科出身でドイツ哲学を修めたとのこと。専門はカント。
カントに材木、面白いが何の関係もなさそうな組み合わせで、カントを材木に生かして欲しいなんて、変な期待はしないが、どんな職業にしろ知性は必要。将来が楽しみだ。
で、何故わざわざ和歌山の材木屋まで行ったかと言えば、現在工事が始まったばかりの川口市のY邸の材木を検分する為だ。
杉の梁が何本も天井に飛んでいて、この杉の梁が重要な見せ場だ。
最初の写真はその梁の一部で、樹齢80年ぐらいの、節がほとんどないスパッとしたもの。
次の写真は木の裏側を見るためにフォークリフトで上げてもらったところ。
今年の暮れには完成します。