2008年08月の
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August 25, 2008

2008.08.25

先週、創建60年目の大改修工事のことを書いたら、
「泉さん、どこか体が悪いんですか?お大事に」とのメールを頂いた。

悪いと言えば確かに悪いんだけど、
開口部とは口、杭はインプラント、柱は歯、工事は治療のことです。
たぶん読んだら直ぐ「歯の治療」のこととわかると思ってたのだけど・・・。
小さい時に甘いものをたくさん食べたので、とっても歯が悪いのです。
入れ歯だけはしたくないし、リンゴをガブリとかじりたい。

半年後はキラリン!の白い歯。
痛いのは我慢するしかない。

創建60年目の大改修工事

2008.08.20

創建60年、
これまで大きな事故もなく、別段どこも傷んだところはなかったが、
60年もすると、メンテナンスも必要です。
そして100年住宅を目指します。
これから半年かけ、開口部について大改修工事」を行います。
まず見えないところはX線で調査し、その結果必要なところに杭を5~6本打ちます。
その後、杭の上に柱を立てます。
また杭工事が必要がない柱でも、手入れを必要とするものもあります。

でもこの改修工事は痛い!

このようなことを書いても何のコッチャ?と思いでしょうが、
分かるかな~~~~?

徳酒屋

2008.08.11

埼玉県川口市、上青木で今作っている酒屋さんの建物です。
店の名前は「徳酒屋」と言って、古い酒屋さんです。
酒屋は税制が変わって、どこもバッタリ。
でも「徳酒屋」は元気です。
お酒のほか、全国から集めたナチュラルフーズを扱っています。
店に寄る度に、「これおいしそうー!」とツイツイいろんな物を買ってしまいます。

そんな店にふさわしい内装です。
店の真ん中に樹木のような柱が立っています。
一本の柱の周りに4本の角材が取り囲み、そこから方杖(ほうづえ)が伸びています。
木の上からは太陽光線が降り注ぎます。
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もう少し近づくと、
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9月に完成です。
完成したら詳しく、案内します。
お近くの方はどうぞ。

月刊「さかん」

2008.08.06

最近、月刊「さかん」という雑誌が創刊しました。
さかん、とは建築の職種の一つである「左官」です。

2~3年前まで「左官教室」という雑誌がありましたが、
大変惜しまれて廃刊になりました。

「左官教室」は昭和30年頃から50年間ほど続いた雑誌です。
初期は左官職人が読んでいたらしいのですが、
近年は建築家、学生などにも購読者が広がり、、
左官仕事の現代的な復興に大いに寄与しました。
編集長は小林澄夫さんといって、左官を技術的側面からだけではなく、
広い視野で見る文化的な批評精神を持った方でした。
その「左官教室」の廃刊は、「左官復興」の砦がなくなったようなものでした。

ぜひ小林編集長で「左官教室」に代わる雑誌がないかと、
いろんな方の後押しで再出発したのが「さかん」です。
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かなりマニアックな世界の雑誌です。
でも左官を通して、このマニアックさに現代文明の状況が批評的に映し出されています。
ほんとうに面白い雑誌です。

購読申し込みは、
株式会社コーパス(TEL3499-8180  e-mail : sakan@bu.iij4u.or.jp)
年間、12冊でたったの8400円です。

ルーマニア・ブルガリア ⅩⅣ

2008.08.01

ルーマニア北方マラムレッス地方、ブルサナという村にある修道院。
この修道院は実は古くはない。
1993年から作り始めた木造建築群です。
新しくないから世界遺産ではないが、凄い。
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次はこの修道院のゲート。
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女性修道士のための建物。
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現代でもこのような巨大な木造建築が作られている。
鉄とコンクリートだけで作らなくともいいのだ。

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