2018年08月の
ブログ
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今掲載されている雑誌

2018.08.26

「日本美邸」という雑誌が創刊され、その記念すべき創刊1号の表紙に長野県で建てた「森の中の森の家」が掲載されています。

「和風住宅」という雑誌に軽井沢で建てた「佇々浅間ちょちょせんげん」という住宅が載っています。
自分では和風とは思ってないのですが・・・。

鳥足のテーブル

2018.08.18

テーブルをデザインするときに気を遣うことの一つは、テーブルの脚が邪魔にならないようにすること。
そのために長方形のテーブルであれば脚を天板の最も四隅に寄せると、脚が邪魔にならず、座ったときに最も広く使える。
しかし座るまでに脚に足が引っ掛かり、じゃまになりやすい。
そこでよく使われるのが中華料理屋の丸テーブルのように、中央にスチールの一本足を立てたテーブル。
しかしそれは天板が厚くて重かったり、また細長かったりすると倒れやすい。
そこで考えたのが写真のようなテーブル。
これだと座るときに気兼ねせずに足を入れることができ、また沢山の人が座ることができる。


テーブルを作るときにいつもお願いしている古市さんと相談しながらデザインをしたものです。
写真のテーブルを支えてくれているのが古市さん。

次期アパートメントシリーズ Ⅱ

2018.08.12

先日紹介した集合住宅の階段室の模型の補足です。
実はこの模型は貼ったり、継ぎ足したり、削ったりと何度も手を加えてきた。
毎日、模型をパカッと開け眺めているが、なかなか納得できない日が続いた。

でもやっとこれでいいかなと思えるところまできた。
下から眺めた写真です。

光が上から零れ落ち、真っ白い陰影のある階段室になる。
この集合住宅の玄関ホールに入ってきた人は絶対感動するはず。
これで、良し!と思えたら、早く作りたい。

セミナー「木の建築賞受賞者が語る 私の木造設計術」のお知らせ

2018.08.09

「木の建築賞」という賞があります。
その審査員を賞の創設以来、11年勤めています。
この木の建築賞の面白いところは、木の文化に貢献することならどのようなことでも応募が可能ということです。木を使った建築のデザインはもちろん、国産材の活用、防耐火、構造、川下と川上の関係の構築等々、多様な分野にわたります。
この賞にかかわって思ったことは、現代に偉人とも思えるような立派な人がたくさんいることです。。
建築を業務と捉えている人が多い中で、受賞者が仕事をミッションとして捉えているということです。
彼らの話を聞くと、建築にかかわることの素晴らしさ、喜びを知ることができます。
8月下旬スタートで、これまでの受賞者の皆さんが4回にわたって話をしてくれます。
第1回は2018年8月25日(土)13:30~16:30
文京区民センターで開かれます。
泉も受賞者への聞き役として出ます。
よろしかったら是非ご参加を。

次期アパートメントシリーズ

2018.08.03

今設計している集合住宅には、建物のど真ん中に上下階をつなぐ吹き抜けの階段室があります。

この階段室は直径約5mのシリンダーで、真ん中が吹き抜けになっていて、最上部には直径2.5mのトップライトがあり、光が落ちてきます。

この集合住宅の見せ場と言ってもいいところで、入居者は一度この階段室を経て自分の部屋に入ります。
真っ白な幻想的な空間を目指しています。

ただこの空間をイメージするのは難しい。
30分の1の模型を作って、あーでもない、こーでもないと試行錯誤。

シリンダー部分を外から見た模型です。

この模型は二つに割って開くことができます。

完成は来年7月。
リキ入ってます!

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