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2015年11月の
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HANDS+EYES展
2015.11.22
新宿西口地下広場を通りかかったら、土木の展覧会、HANDS+EYESをやっていた。
土木は内部空間がないだけで建築に近しい世界。
そんなわけでフラリと橋の図面展に入ってしまった。
展示されている橋は相当に古い橋の図面や写真で、関東大震災後の復興計画で作られた橋など。
御茶ノ水駅の横を流れる神田川に誰も見たことのある橋、聖橋(ひじりばし。昭和2年に完成。設計は山田守ほか)がありますが、その建設中の写真です。
その青図面です。
橋のアーチをどのようにして作り出したかを説明した図面。
今やパソコンによるCADで設計するのが当たり前になったが、
20年前は手書きがほとんどだった。
図面はもちろん手書きで、聖橋の設計者、山田守と会話しているような気分になる。
どうも、手書きの図面を見ていると、設計者の考えが伝わってくるようだ。
「私はこう考えて設計した」とか「このように作るんですよ」と、
これから工事をする人人に話しかけるように書かれている。
おそらく、鉛筆や、烏口(からすぐち)で描くという、手間暇かかる行為がそうさせるのではないか。
いまのCAD図面にはどうも制作者への語り掛けが欠けている。