2018年03月の
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滋賀へ Ⅰ

2018.03.31

「家づくり学校」には修学旅行があります。
毎年3月に行われ今年で7回目。
とっても楽しい旅行で、大体二泊三日。
建築が好きなもの同士の旅行は本当に楽しいもの。
1年目が愛知、三重。
2年目が秋田、青森。
3年目が石川、金沢。
4年目が京都。
5年目が岡山、兵庫。
6年目が高知、愛媛。
そして今年は滋賀県と、日本中を回る予定で、何時かは海外にも遠征したいと思っている。

まずは近江八幡の古い街並みを。

いろんなところに行っては昔の看板の写真を撮っていて、いつかまとめて発表できたらと思っています。
醤油屋の看板ですね。

おおー、何とも面白い破風。

そのほか、近江八幡はメンソレータムも製造販売していた、建築家ヴォーリーズの根拠地で、彼の家、かわらミュージアムなども見学。
夜は比叡山、延暦寺の宿坊に宿泊。
夜は遠くに夜景の灯がチラチラと見え、京都?かと思っていたが、朝起きたら眼下に琵琶湖が。

比叡山というと京都というイメージがあったけど、どちらかというと琵琶湖に面しているんですね。
琵琶湖の日本の歴史に及ぼした影響が、この旅行で段々と実感できた。

ロマネスクを訪ねてⅨ バルセロナへ横道2

2018.03.02

バルセロナで感銘を受けたのはサクラダ・ファミリアもあったが、もう一つ、古い建物のリノベーションがうまい!と感心したこと。
この旅行から25年たち、いまや日本でもリノベ流行り。
石造は寿命が長いからヨーロッパではリノベして使い続けることはわかっていたが、それは単に傷んだところを修繕して使い続けるだけでなく、既存を素材として扱い、さらに良くなるようにしていること。
創作とも言っていいくらいの関わり方を建築家はしている。





ここでまた本の紹介。
最近のリノベ流行りは、新築がなくなって建築家がリノベに仕方なくはしらざるを得なくなったきらいがないでもない。もちろんそれはそれとして、既存の建築をスタート地点と考えることで、さらにより豊かな建築を作れる可能性がある。
そんなことを書いたいい本が出た。
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歴史家がリノベについて書くとどういうことになるか、まずはそれに興味があったが、歴史家が書くことでよりリノベの意義があらわになったのではないか。
建築家の仕事の新しい位置づけの可能性。

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