2010年01月の
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美しいタワーになれるか?

2010.01.31

東京在住の人は結構目にしていることだろうが、
東京スカイツリーが日増しに延びている。
大学に行く途中、総武線の窓からついつい見てしまう。
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先日仕事で浅草に行ったが、近くで見る東京ツリーはすでに結構な高さ。
現在200メートルぐらいらしいけど、最終的には600メートル以上になるらしい。

ところで、「東京タワー」は僕が小学生の時に建った。
父が東京土産に「紙で組み立てる東京タワー」を買ってきてくれたことを覚えている。
東京タワーの建設はその当時、一大イベントだった・・・。

実際に見たのは高校の修学旅行の時だったが、
ふーん、といった感じで何の感激もしなかった。
こう言ってしまうと東京タワーがかわいそうだが、
デザインされているというものでもないし、単なる電波塔。

大学の建築学科に入った時、
「君たちは東京タワーと、エッフェル塔ではどちらが美しいと思うかね?」と僕らに問うた先生(近江栄先生)がいたが、
今、思うとナカナカいい問だった。
建築の学生に「建築」とは何かを考えさせる問だ。

果たしてスカイツリーが後世にまで愛されるような東京のシンボルとなれるか?
立ち上がるのを興味深く見ている。

お宝ガラクタミュージアム グラマラス猫

2010.01.24

2002年にメキシコに行った時のお土産です。

なぜメキシコに行ったかと言えばバラガンという建築家の作品を見るため。
建築に門外漢の方にバラガンのことを説明すると、
彼の自邸は世界遺産にもなっていて(もちろん彼の作)、
幾何学的でモダンではあるが、
メキシコの民家にあるような色を使ったカラフルな、
地方主義とが調和した建築を作った人。

バラガンだけでなく、
メキシコの芸術家には生命力にあふれ、豊かな色彩を使った人が多い。
シケイロス、ディエゴ・リベラやその奥さんで日本でも最近話題になったフリーダ・カーロなど、
たくさんの画家を輩出している。

そのような国の土産だからか、
お土産もカラフル。
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木を彫り、着色したものだが、
メキシコの伝統工芸でアレブリヘスと言って、
お土産品から作家ものまでいろいろ。
この猫は有名なアレブリス作家のものらしいが、名前は忘れた。

片足を垂らし、台に乗っけるように作ってあるのがいい。
この猫、以前いたトイレから移動し、
現在、階段の正面から、
上がって来る人間を見下ろしている。

近日公開!

2010.01.20

京王線の杉並区、八幡山で現在建設中の集合住宅が3月に完成します。
4月から入居可能です。
今までに作ってきた一連のApartment○○シリーズの最新版です。

八幡山の駅から歩いて2~3分の駅近。
日当たり抜群! 南側は公園。

敷地は東西に長く55メートル、
でも南北方向は広いところでも15メートルくらいの細長い敷地です。
そのような敷地でも中庭があります。
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中庭にはバーベーキュウコーナーもあります。
もちろん植栽を施し、緑一杯のアパートです。
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入居に関心がある方はリネアのホームページへ。
「上高井戸1丁目プロジェクト」で出ています。

文化学院

2010.01.18

先日、お茶の水のマロニエ通りを歩いていたら、
向こうから声をかけてくるような建物があった。
自然と呼ばれるままに近づいてみたら文化学院の建物。
たたずまいが良く、かわいい。
この良さは写真では伝わらないと思うけど、
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ところで、この道は何度も通っていたはずだが、
あれっ、こんな建物あったっけ?
確か古い建物はあったけど、何か変わってしまっている。

チョットだけ敷地に無断侵入してみたら、
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通路は曲がって視線が変化し(建築的にはシーケンスの変化というんだけど)、ますますいい。
事務所に帰って調べてみたら、
最近建物の一部を残して新しくしたらしい。
僕を呼んでいたのはその残した部分だった。

文化学院は1921年に 西村伊作という人によって創立されたらしいが、
彼は建築家でもあった。
文化学院には与謝野晶子、 菊池寛、芥川龍之介 、川端康成 、小林秀雄 といった蒼蒼たる先生もいたが、
現在はビッグカメラの子会社が経営しているらしい。

御茶ノ水方面に入ったら一寸のぞいてみてください。
僕は好きだな~。

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