2009年08月の
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昨日選挙

2009.08.31

やっと日本の政治が動き出したようだ。
これまで何度政治に期待し、そして裏切られてきたことか。
しかし、今度こそは、と思いたい。

民主党の建築関係の詳しいマニュフェストが、発表されています。
このマニュフェストの良い面、そうでない面があるが、
何れにしろ、どこまでこれが実現できるのか、見守りたい。
中には設計施工分離!なんていうのもある。
果たしてどこまでやれるのか?

この様なマニュフェストを発表し、それを国民が見守る、
つまり国民の政治参加、だ。
やっとここまで日本の政治も来たかと、思う。

その国の政治のレベルは、国民のレベル、といわれるが、
建築関係者もこのマニュフェストについて議論すべきではないか。
せっかくここまで来たのだから・・・・・。

明日選挙

2009.08.29

郵便受けを見たらこんなパンフレットが入っていた。

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これまで自民党は堂々としてたのに、
なりふり構わず、この様なものまでバラ撒くようになってしまった。
これでは逆効果じゃないかなー。
建設的野党になれるか?

ところで先日飲んでいた時に、
かつての僕の事務所の所員が、
民主導が勝ったらタバコをヤメル!とのこと。
これって、
どちらを勝たせたいの?

自民党が勝つ(民主党負け)→どういう理由かわからないが、たばこをヤメナイ

民主党が勝つ(自民党負け)→どういう理由かわからないが、タバコをヤメル

どっちにしろ、よくわからない論理だなー。

木の建築賞

2009.08.28

建築にはいろんな賞がありますが、
この「木の建築賞」ほどまじめでユニークな賞はありません。
今回の賞の対象地域は、九州、中国、四国、沖縄地方で、
この地域の作品や活動で何か応募できるようなものがあれば、
ぜひ応募してみて下さい。
応募期限は多少延びても大丈夫のようです。

名誉の負傷

2009.08.25

現場で高さ1メートルぐらいのコンクリートの基礎の上から、
エイヤと飛び降りた時、
腕がコンクリートの角に当たり擦り剥いてしまった。
べロット皮が剥がれ血が!
怪我をしたのは何十年振り。

といって病院に行くほどの怪我ではないのだけど、
消毒ぐらいしないと気持ちが悪い、
しかし現場なので、困ったなーと思っていたら、
建設会社の社長がマキロンやら何やら入っているバッグを車から持ってきた。
この社長、サッカーが好きで子供に教えていて、
このバッグは子供が練習で怪我をした時のためのものらしい。
現場の安全管理のためでなく、あくまでもサッカーのためのバッグであるところが、
田舎の工務店らしい。

マキロンをシュッ、シュッとやり、包帯をと思ったら、
最近は巻くのではなく、張り付ける方式のものがある。
こんな便利なものがあるなんて、知らなかったのは僕だけかもしれないけど、
最近の怪我事情も変わったんだなー。
昔はグルグルと包帯を巻いてたんだけど、すごくシンプル。
しかも防水、伸び縮み可。
あくる日、張り替えようと思ってはがしたら、
傷口にもくっついていず、スムースに剥がれた。
よくできている。
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そのうち包帯も死語になるのかも。

不思議発見 Ⅱ

2009.08.24

先日の様子を離れてみると、
本当にカッパドキアのよう、
あるいは三蔵法師が歩いた道、のようでもあります。
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で、生成の過程を考えてみると、

1.建築の現場で土を掘り返し凸凹状態になっている。
  カッパドキア状態が出現したところは周りより高く、水はけがよい。
2.掘り返した土は粘性のある粘土に、粒子が大きい水はけがよい砂、
  それに傘状にになった石が含まれていた。
3.雨は強く瞬間的だった。

ポイントは土の粒子の大きさと組み合わせ、、それに雨の勢いと時間、
というのが素人考えだけど、これは土質工学の先生に聞けばわかるかも?
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これを応用して造形作品を作れるかも…。

不思議発見

2009.08.19

那須の現場で上棟があり、
横で見ていたら、
上から、ポトリとこんなものが落ちてきた。
カワイイ♥︎

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コナラの実、つまりドングリです。
あ~、那須はもう秋の気配・・・。
それにしても、この実には葉っぱが付いている。
鳥がついばんで落としたのか?
いや、どうもそうではないらしく、
そのあたりに落ちているのも、全部葉っぱが付いている。
不思議だなー、何で葉っぱも一緒に付いているんだろう?
しかもまだ青い実。

さらに向こうのほうを見たら何か変なものが見える。
何か不思議?????。
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もっと近づくと、
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土が柱状になりその上に石が載っている。
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どうしてこんなことが?
形成のプロセスを色々と考えてみたのだが・・・。
皆さんはどう考えます?

政権交代で住宅や都市景観はどう変わるか?

2009.08.10

選挙を前に、マニフェストが発表されている。
住宅や、街の景観について、各政党のそれを比較してみることができる。
自民党の内容はこれまでの政策の延長と見ることができるが、
民主党のマニフェストはこれまでの流れを大きく変える可能性を持っている。
民主党で特に興味を引いたのは、
1.建築基準法の改正をあげ、建築基準法は単体規制に特化し、地方分権を前提に都市計画法を「町づくり法」に再編。
2.伝統工法を継承する技術者、地場の建設・建設産業の育成。
3.情報公開と市民参加を徹底し地域主権型のまちづくりのシステムを構築。

政権交代で住宅や都市景観を生みい出す基本が大きく変わるだろう。
自・民を乱暴に比較すればジェネコンやハウスメーカーに対し地場の建築産業、全国一律に対し地域主権といったところか。

ところで建築家で、自分たちに直接かかわる内容をマニュフェストで確認した人が何人いるだろうか?
建築の設計をやっている人はぜひ見て欲しい。

政治の話のついでに、
海外の建築家の団体は特定の政党を支持しているが、
日本では建築家の団体そのものがたくさんに分かれていて、まとまった主張をしていない。
さらに個々の団体においても、団体が特定の政党を支持することは会員の自由を制限することのように考えられている。
だから建築家の政治的発言力は皆無といってよい。
もう少しは建築家が政治に参加できる環境を作らなければならないのではないか。

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