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種を明かせば・・・・Ⅱ

2012.02.15

先日の続きですが、
次の写真は江戸東京たてもの園で見たもの。
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先日の写真のものより進化し、外れにくくなっている。
もっともこれは大工のお遊びのようなものだから、
進化と言うよりマニエリズムと言った方がいいかもしれない。

それにしても先日のも今日のも、こういう発想は知恵ですね。
他にも有名なのに四方蟻継ぎ(しほうありつぎ)と言うのがある。

種を明かせば…

2012.02.09

以前出した問題ですが、とうとう答えを書いていませんでした。
再度問題を書くと、

次の写真、何か変だと思いません?
二つの部材をどのようにしてはめ込んだか?
上下にも、前後にも、どう動かしてもはめようがない。
もちろん外すこともできない。
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上の写真だけだと、ほとんどの人が頭をひねってしまい、ギブアップ。
簡単に答えを教えてしまうのは面白くないが、
次の写真を見せてしまうと「な~ンだ」と言う。
次が外した状態。
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なるほど。
下の方に滑り落とすようにして外します。
でもこれをはめた状態でイメージできるのはなかなか難しい。

で、これを図面化すると、

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左上が上からの図、下が正面図、右が断面図。
e-f, g-h の高さは任意に選べます。
ただし重要なのは、c-e と a-g, d-f と b-h がそれぞれ平行に、
また g-c と h-f が平行になるようにすること。
だからこの理屈が分かると作るのは簡単。
木の裏と表に、正面図のように小さなハの字と大きなハの字を平行に書くことから始めればよい。

ちなみに、X面のc-d は断面図の一点鎖線のように滑り落ちます。

講演会のお知らせ @新潟

2012.02.07

3月1日(木)13時より、新潟コンベンションセンター2階「スノーホール」で講演を行います。
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バイオマス?
この言葉からは生物由来の資源やバイオ燃料などを思い出すわけで、
僕にはあまり関係の無いテーマのようだけど、
よくよく考えると、循環型社会の構築など大いに関係あり、ですね。
地元の木材を使い、地元のの工務店で作るこれからの日本の家づくりの在り方などを基調にし、
地域との関連で生まれる美しい世界の集落や住まいなど紹介したいと思っています。

新潟方面で、もしもお時間がある方がいらしたら是非どうぞ。

マメマメしく

2012.02.06

小田原の街を歩いていて目にした階段です。
おそらく崖の上の敷地の住まいに勝手口を設けたかったのだけど、
どのようにして道路まで降りるか、相当悩んだに違いない。
その結果が、写真のようにキャンチレバー(持ち出し)で作った苦肉の策の階段。
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階段は上に行くほど道路から離れるからいいけど、下の方では道路にはみ出している。
多分、違反?
でも、勝手口をどうしても作りたいという生活の気持ちが表れていてホッとする。
それに扉も崖の勾配に合わせ上に広げ、王冠のようでカワイイ。

冬暖かく、夏涼しくするために

2012.01.30

1月も明日でお終い。
外は寒いけど、太陽はきらきらと輝いている。
ダウンのコートで暖かくして外を歩くと気持ちいい。
花粉症が始まる2月末まで、僕はこの季節が一番好きだ。
自宅の枝垂れ桜の芽も日増しに膨らんでいる。
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寒さはまだまだだけど、太陽の高度はグングン上がり始めている。
冬至、12月22日ころの正午の太陽の仰角は30度くらいだが、
今日あたりは36度、2月の中頃になると41度に上がる。

太陽の高度を地図上の特定の経度緯度、特定の日時で出すソフトがある。
GoogleのsketchUpでパソコン上で建物を入力し、日射、日影を見るというもの。
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上の図は、計画している建物の9月10日、16時の西日が一番きつい頃のものだが、
どこに木を植えると窓への西日を遮ることができるか、
また、1階の庇をどのくらい伸ばせば日射を遮ることができるかをシュミレーションしたもの。
庇はパーゴラで、落葉の植物を植えることで冬は日照を得ることができる。
またどうしても日射を遮ることができない部分は、
ブラインドを用いて冬は日射を得、夏は遮るなどの検討も行う。
もちろん一年中の任意の日時の状態を見ることができる。

以前は勘でこのようなことをやっていたが、
PCを用いて科学的根拠を求めることができる。

自邸 Ⅷ

2012.01.27

新居に引っ越しして、早いもので3年と8カ月。
引っ越しはつい最近だったような気もするけど…。
庭の枝垂れ桜も三回りは大きくなった。
先日はその桜に目白が5羽も枝から枝へと飛び回っていた。
それだけで楽しくなる。
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建物で、いい感じに経年変化したのが、二階バルコニーの杉の床。
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外部の木の床材は腐りやすい。
腐りにくい南洋材もあるけど、地球環境のことを考えると、チョッと。
で、出会ったのがこのエステックウッドという国産の杉材を加工したもの。
220度で加熱処理したもので、腐りに強い。
木目が浮造りになり素足で歩くと心地よい。

紹興酒+豚肉+貝灰

2012.01.08

暮にエレベーターのピットから落ちそうになったことを書いたけど、
その時に足を肩の上に乗っけさせてくれたのが丸チャン。
丸チャン、こと丸山さんと正月は新年会をやろうよと約束していたら、
先日、僕の事務所に大きな甕を持ってやって来た。
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紹興酒が9リットル入っている甕です。
石灰でふたを固めてあるので、丸チャンは道具まで用意して開けてくれた。
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この丸チャン、大工の技能オリンピックの金メダリスト、石灰を切るのも手つきがよい。
何たって姿勢がよく、無駄な動きがまるでない。

この紹興酒に、養豚工場をやっている建て主さんから暮れに頂いた特選の豚肉を肴に新年会。
紹興酒に、豚肉も美味しく、かなりお酒がすすみ飲み過ぎたよう。

ところで紹興酒の甕だが、石灰で固めてあるが、この石灰がなかなかいい色。
貝灰(かいばい、貝を焼いて作った石灰)のようだが、何とも言えない深みのある白。
(パソコンでは色がよく出ないかもしれないけど)。
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次の日に確認したら、皆でだけどこの9リットルの紹興酒の2/3を飲んでいた。

大トロの杉

2012.01.06

切った木でこんなにデッカイ切り口は見たことがない。
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長蔵杉という名前までつけてあるくらいで、
スケール代わりに写真に入ってもらった友人の背丈から考えると、直径3メートル以上はあるな。
樹齢500年らしい。

銘木館と言うのが東西線南砂町にあって、
寿司ネタで言えば大トロクラスの盤木などが陳列されている。

久し振りに而邸 Ⅷ

2012.01.02

昨年の正月に引き続き生け花を飾った。
花屋に行きイメージに合った花を一本一本選んで買ってきた。
ブルーの花も欲しかったのだけど、花屋になく残念だったが、
正月らしく華やかになった。
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生け花は女性のもののような感じだけど、設計の仕事に似ていて楽しい。

今年何番目かの出来事

2011.12.28

これまで建設現場には、延1000回以上は行っているのではないかと思う。
現場は結構危険なところだが、
オッカナビックリ屋なので、まだ一度も怪我をしたことがない。

ところが、ところが・・・・。

エレベーターを付ける現場があって、その穴に足を踏み外してしまったのだ。
1階で落ち、下は地下1階分の高さしかなかったのだけど、
落ちた時、落ちるまでの記憶が全くない。

そう書くと大怪我でもしたように思われるかもしれないけど、
実は気がついたときに、穴の入口の両サイドに両肘を広げて体を支え、ブランブランになっていた。
落ちる前のことは覚えているが、
落ちた瞬間や、両サイドの部材をとっさに確かめ、両肘を広げて体が落ちるのを防いだという記憶が全くない。
それにしても70数kgの体重を両肘でよく支えたものだ。
しかも両方の肘で35kgづつでなく衝撃荷重も加わっているはず。

すぐには誰も来てくれず、ブランブランの状態が続き、段々と腕がしびれて今にも落ちそうになったが、
結局、気付いた大工の丸チャンが下で「俺の肩に足をのっけてよ」と言ってくれ、
革靴を履いたままで悪かったけど、体重を下し助け出された。

落ちるときにどこも打っていなく、肘にアザもできてなかった。
次の日の朝もどこも痛くなかった。
本当に不思議。
こんなにスムースに落ち、咄嗟に穴の入口で両肘で支えていたとは、背後霊が僕を守ってくれていたんじゃないかと思うぐらい、奇跡的で不思議なな体験だった。

洋梨

2011.12.24

白菜に引き続き今度は果物。
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洋梨はいろんな画家が書いているけど、
描きたい気持ちが分かるような気がする。
セザンヌにゴッホ、ブラック・・・・・、
日本だったらリンゴのように身近にあるからかもしれないけど、
単にゴツゴツと言うのでもなく、
梨という形を維持しながらも、
中から湧き出すような形の力強さに魅かれたんじゃないかな。

でも切ってみるとそのような力の動きはちっとも見えない。
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外側の微妙な単線のカーブの動きが見えるだけ。

白菜

2011.12.22

野菜の詰め合わせセットを頂いた。
開けた途端、立派な白菜が目に飛び込んできた。
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箱に入っていると、姿かたちが際立って見える。
白菜って何と綺麗で、立派、そしてこんな形をしていたのかと感心。

生野菜より中華のように煮込んだ野菜が好きだけど、
寒くなると白菜の入った鍋は最高。

メキシコのマリア

2011.12.16

メキシコに行ったときに買ってきた人形です。
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先日、表参道を通ったけど、今年の年末の飾りつけは地味。
我が家も地味にクリスマスの飾りつけをした。
聖母子を中心に羊や東方の三博士などを並べた。

昨年はどこで買ったのか忘れたけど(多分モロッコだったか?いや違う)を飾った。

この二つはよく見ると似ている。
型をパクッて
世界中で同じようなものが作られいるのかも。

杉の木の日蝕

2011.12.11

「家づくり学校」の学生諸君と秩父へ。
秩父の山で杉の伐採現場や製材所などの見学のため。
秩父はもう冬だった。
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この山、段々畑があるように見える。
それも頂上まで。
頂上まで段々畑がある山なんて、このあたりでは見たことがない。
と、不思議だなーと思っていたら、
あっ、そうかこの山は武甲山?じゃないかと思いだした。
確か石灰石を採ってたんじゃないかな?
だから段々になったのかも?
間違っていたら何方か教えて欲しいのですが。

杉の伐採現場では日本の樵(きこり)100人に選ばれている上林(かんばやし)の話を聞きながらの見学。
この上林さんの話が抜群に面白かった。
樵という仕事は木を切るだけかと思っていたら、
山全体の総体に係わっている人なんだと思った。
山の生態、生活、山とのかかわり方、山での仕事、山全体にかかわっている人なんですね。
その上林さんが伐採したスギの木をチェンソーで1cm厚に切ってもらった。
切ったばかりの瑞々しい木を太陽にかざしてみたら、輝いていた。
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夜は月蝕、太陽が真反対に回ってたわけだ。

ゲージュツとドクショの秋 Ⅸ

2011.12.03

先日のイタリアのようにヨーロッパには装飾した玄関扉がよくあるが、日本には少ない。
日本の扉は木製で、外部だと風雨にやられるからか。

でも室内に目を移すと絵を描くことはよくある。
その中でも面白かったのは京都、修学院離宮の杉の板戸の絵。
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最初は板戸に鯉の親子だけが描かれていたものらしい。
鯉の作者は不明だが、
後年、その上から円山応挙が網をかぶせたとのことで、なんともユーモラス。
よく見ると網に破れ目まで描いてあったりする。

さらに面白い逸話があって、
夜な夜な離宮から抜け出す女性がいて、外に子供まで設けたらしい。
そんなことから網をかけることになったというが、
だから鯉は雌なのだろう。
破れ目はそれでも抜け出していたことを表わしているのかも。

ゲージュツとドクショの秋

2011.11.25

前回の続きですが、
教会の玄関ドアで素晴らしかったのは、
ローマの近く、列車で1時間ほどのオルヴィエートOrvietoのドゥオーモ(大聖堂)の扉です。
オルヴィエートは山の頂上にある山岳都市(hilltoptown)で、
中世に栄えた小さな美しい街。

建物自体は14世紀の初めの建造で、ロマネスクからゴシックへの移行期の建物。
僕が行った時は残念ながら修復中だったが、堂々として美しい。
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玄関扉は20世紀の彫刻家エミリオ・グレコの手になるもの。
ヨーロッパの建物は建ててそのままというものは少なく、
次々と手を加えていく。
でも、それまでの建物をリスペクトし調和させながら、さらにすばらしい建物に作り上げていく。
14世紀にできたオルヴィエートのドゥオーモもにも、20世紀の作家の玄関扉が何の違和感なく付いている。
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ゲージュツとドクショの秋 Ⅶ

2011.11.14

「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」
今の僕らには狐に騙されるなんてー、ありえない、それ迷信と思うから、
タイトルからして、うん?と思わせる本。
それも、騙されなくなったのは1965年から、と言うから面白い。
でも内容はまじめ、哲学的ともいえる内容を平易に誰にもわかるように書いてある。
著者の内山節さんは哲学者だけど、建築や風景論とも通じるところがある。
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で、この本がとっても面白かったので、
今建てている住宅の建て主さんに、「これ面白いですよ」と教えてあげたら、
今度は建て主さんの方から「これ面白いよ」とお返しに次の本を紹介して頂いた。
「人は感情によって進化した」
進化って、感情と関係あり?って一瞬思いがちだが、
読んで見ると、それが目から鱗なんですね。
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2冊ともお勧めです。

ゲージュツの秋 Ⅵ

2011.11.07

そうそう、先日大事なことを書くのを忘れていました。
東京造形大学の付属美術館にはジャコモ・マンズーの彫刻があります。
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背の高い作品だけど近くで見ると、
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日々このような彫刻を見て育つ学生は何と幸せなことか。
建築学科の学生にだって、こんな彫刻を日々見せたいもんだ。

ところでマンズーの作品でとくに有名なのは、
ローマ、バチカンにあるカトリックの大本山、サンピエトロ大聖堂の玄関の扉。
ホントにデッカイ扉です。
サンピエトロ大聖堂に行ったことがある人は多いと思うが、そこは美術品の宝の山。
その最初に出くわすのがこのマンズーの扉。
でも皆さん、以外と見てないよう。
もったいないです。
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詳細です。
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