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紹興酒+豚肉+貝灰

2012.01.08

暮にエレベーターのピットから落ちそうになったことを書いたけど、
その時に足を肩の上に乗っけさせてくれたのが丸チャン。
丸チャン、こと丸山さんと正月は新年会をやろうよと約束していたら、
先日、僕の事務所に大きな甕を持ってやって来た。
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紹興酒が9リットル入っている甕です。
石灰でふたを固めてあるので、丸チャンは道具まで用意して開けてくれた。
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この丸チャン、大工の技能オリンピックの金メダリスト、石灰を切るのも手つきがよい。
何たって姿勢がよく、無駄な動きがまるでない。

この紹興酒に、養豚工場をやっている建て主さんから暮れに頂いた特選の豚肉を肴に新年会。
紹興酒に、豚肉も美味しく、かなりお酒がすすみ飲み過ぎたよう。

ところで紹興酒の甕だが、石灰で固めてあるが、この石灰がなかなかいい色。
貝灰(かいばい、貝を焼いて作った石灰)のようだが、何とも言えない深みのある白。
(パソコンでは色がよく出ないかもしれないけど)。
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次の日に確認したら、皆でだけどこの9リットルの紹興酒の2/3を飲んでいた。

大トロの杉

2012.01.06

切った木でこんなにデッカイ切り口は見たことがない。
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長蔵杉という名前までつけてあるくらいで、
スケール代わりに写真に入ってもらった友人の背丈から考えると、直径3メートル以上はあるな。
樹齢500年らしい。

銘木館と言うのが東西線南砂町にあって、
寿司ネタで言えば大トロクラスの盤木などが陳列されている。

久し振りに而邸 Ⅷ

2012.01.02

昨年の正月に引き続き生け花を飾った。
花屋に行きイメージに合った花を一本一本選んで買ってきた。
ブルーの花も欲しかったのだけど、花屋になく残念だったが、
正月らしく華やかになった。
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生け花は女性のもののような感じだけど、設計の仕事に似ていて楽しい。

今年何番目かの出来事

2011.12.28

これまで建設現場には、延1000回以上は行っているのではないかと思う。
現場は結構危険なところだが、
オッカナビックリ屋なので、まだ一度も怪我をしたことがない。

ところが、ところが・・・・。

エレベーターを付ける現場があって、その穴に足を踏み外してしまったのだ。
1階で落ち、下は地下1階分の高さしかなかったのだけど、
落ちた時、落ちるまでの記憶が全くない。

そう書くと大怪我でもしたように思われるかもしれないけど、
実は気がついたときに、穴の入口の両サイドに両肘を広げて体を支え、ブランブランになっていた。
落ちる前のことは覚えているが、
落ちた瞬間や、両サイドの部材をとっさに確かめ、両肘を広げて体が落ちるのを防いだという記憶が全くない。
それにしても70数kgの体重を両肘でよく支えたものだ。
しかも両方の肘で35kgづつでなく衝撃荷重も加わっているはず。

すぐには誰も来てくれず、ブランブランの状態が続き、段々と腕がしびれて今にも落ちそうになったが、
結局、気付いた大工の丸チャンが下で「俺の肩に足をのっけてよ」と言ってくれ、
革靴を履いたままで悪かったけど、体重を下し助け出された。

落ちるときにどこも打っていなく、肘にアザもできてなかった。
次の日の朝もどこも痛くなかった。
本当に不思議。
こんなにスムースに落ち、咄嗟に穴の入口で両肘で支えていたとは、背後霊が僕を守ってくれていたんじゃないかと思うぐらい、奇跡的で不思議なな体験だった。

洋梨

2011.12.24

白菜に引き続き今度は果物。
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洋梨はいろんな画家が書いているけど、
描きたい気持ちが分かるような気がする。
セザンヌにゴッホ、ブラック・・・・・、
日本だったらリンゴのように身近にあるからかもしれないけど、
単にゴツゴツと言うのでもなく、
梨という形を維持しながらも、
中から湧き出すような形の力強さに魅かれたんじゃないかな。

でも切ってみるとそのような力の動きはちっとも見えない。
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外側の微妙な単線のカーブの動きが見えるだけ。

白菜

2011.12.22

野菜の詰め合わせセットを頂いた。
開けた途端、立派な白菜が目に飛び込んできた。
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箱に入っていると、姿かたちが際立って見える。
白菜って何と綺麗で、立派、そしてこんな形をしていたのかと感心。

生野菜より中華のように煮込んだ野菜が好きだけど、
寒くなると白菜の入った鍋は最高。

メキシコのマリア

2011.12.16

メキシコに行ったときに買ってきた人形です。
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先日、表参道を通ったけど、今年の年末の飾りつけは地味。
我が家も地味にクリスマスの飾りつけをした。
聖母子を中心に羊や東方の三博士などを並べた。

昨年はどこで買ったのか忘れたけど(多分モロッコだったか?いや違う)を飾った。

この二つはよく見ると似ている。
型をパクッて
世界中で同じようなものが作られいるのかも。

杉の木の日蝕

2011.12.11

「家づくり学校」の学生諸君と秩父へ。
秩父の山で杉の伐採現場や製材所などの見学のため。
秩父はもう冬だった。
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この山、段々畑があるように見える。
それも頂上まで。
頂上まで段々畑がある山なんて、このあたりでは見たことがない。
と、不思議だなーと思っていたら、
あっ、そうかこの山は武甲山?じゃないかと思いだした。
確か石灰石を採ってたんじゃないかな?
だから段々になったのかも?
間違っていたら何方か教えて欲しいのですが。

杉の伐採現場では日本の樵(きこり)100人に選ばれている上林(かんばやし)の話を聞きながらの見学。
この上林さんの話が抜群に面白かった。
樵という仕事は木を切るだけかと思っていたら、
山全体の総体に係わっている人なんだと思った。
山の生態、生活、山とのかかわり方、山での仕事、山全体にかかわっている人なんですね。
その上林さんが伐採したスギの木をチェンソーで1cm厚に切ってもらった。
切ったばかりの瑞々しい木を太陽にかざしてみたら、輝いていた。
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夜は月蝕、太陽が真反対に回ってたわけだ。

ゲージュツとドクショの秋 Ⅸ

2011.12.03

先日のイタリアのようにヨーロッパには装飾した玄関扉がよくあるが、日本には少ない。
日本の扉は木製で、外部だと風雨にやられるからか。

でも室内に目を移すと絵を描くことはよくある。
その中でも面白かったのは京都、修学院離宮の杉の板戸の絵。
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最初は板戸に鯉の親子だけが描かれていたものらしい。
鯉の作者は不明だが、
後年、その上から円山応挙が網をかぶせたとのことで、なんともユーモラス。
よく見ると網に破れ目まで描いてあったりする。

さらに面白い逸話があって、
夜な夜な離宮から抜け出す女性がいて、外に子供まで設けたらしい。
そんなことから網をかけることになったというが、
だから鯉は雌なのだろう。
破れ目はそれでも抜け出していたことを表わしているのかも。

ゲージュツとドクショの秋

2011.11.25

前回の続きですが、
教会の玄関ドアで素晴らしかったのは、
ローマの近く、列車で1時間ほどのオルヴィエートOrvietoのドゥオーモ(大聖堂)の扉です。
オルヴィエートは山の頂上にある山岳都市(hilltoptown)で、
中世に栄えた小さな美しい街。

建物自体は14世紀の初めの建造で、ロマネスクからゴシックへの移行期の建物。
僕が行った時は残念ながら修復中だったが、堂々として美しい。
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玄関扉は20世紀の彫刻家エミリオ・グレコの手になるもの。
ヨーロッパの建物は建ててそのままというものは少なく、
次々と手を加えていく。
でも、それまでの建物をリスペクトし調和させながら、さらにすばらしい建物に作り上げていく。
14世紀にできたオルヴィエートのドゥオーモもにも、20世紀の作家の玄関扉が何の違和感なく付いている。
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ゲージュツとドクショの秋 Ⅶ

2011.11.14

「日本人はなぜキツネにだまされなくなったのか」
今の僕らには狐に騙されるなんてー、ありえない、それ迷信と思うから、
タイトルからして、うん?と思わせる本。
それも、騙されなくなったのは1965年から、と言うから面白い。
でも内容はまじめ、哲学的ともいえる内容を平易に誰にもわかるように書いてある。
著者の内山節さんは哲学者だけど、建築や風景論とも通じるところがある。
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で、この本がとっても面白かったので、
今建てている住宅の建て主さんに、「これ面白いですよ」と教えてあげたら、
今度は建て主さんの方から「これ面白いよ」とお返しに次の本を紹介して頂いた。
「人は感情によって進化した」
進化って、感情と関係あり?って一瞬思いがちだが、
読んで見ると、それが目から鱗なんですね。
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2冊ともお勧めです。

ゲージュツの秋 Ⅵ

2011.11.07

そうそう、先日大事なことを書くのを忘れていました。
東京造形大学の付属美術館にはジャコモ・マンズーの彫刻があります。
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背の高い作品だけど近くで見ると、
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日々このような彫刻を見て育つ学生は何と幸せなことか。
建築学科の学生にだって、こんな彫刻を日々見せたいもんだ。

ところでマンズーの作品でとくに有名なのは、
ローマ、バチカンにあるカトリックの大本山、サンピエトロ大聖堂の玄関の扉。
ホントにデッカイ扉です。
サンピエトロ大聖堂に行ったことがある人は多いと思うが、そこは美術品の宝の山。
その最初に出くわすのがこのマンズーの扉。
でも皆さん、以外と見てないよう。
もったいないです。
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詳細です。
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ゲージュツの秋 Ⅴ

2011.11.03

大学の研究室時代の先輩の小野行雄さん、
現在東京造形大学の教授をやっているんだけど、
来年3月で退職。
東京造形大は退職の時にその先生の作品展をやるようだが、
現在、小野行雄さんの展覧会「日時計に魅せられて」が開かれている。
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小野先輩が日時計の制作をやっていることは展覧会の度に見て知っていたが、
その作品も素晴らしいだけでなく、
日時計をめぐる文化全体への興味には驚かされた。

展覧会は小野さんの作った日時計だけでなく、
世界の日時計を収集したものも展示してある。
江戸時代の日時計や諸外国の新旧のもの、
さらには日時計が図案化された切手や、学術本など多岐にわたっていた。

小野さんとは30年近く前、同じ研究室で過ごしたが、
その後の人生の足取りを見る思いがした。

なお展覧会が開かれているのは、
東京造形大学のキャンパスの中にある、
白井晟一設計の美術館。

日祭日は休館で11月7日までだから4,5,7日しかないが、
興味のある方は是非。

ゲージュツの秋 Ⅳ

2011.11.01

池袋のデパートのブランドの店の前に何か気になる絵が飾ってあった。

バックが金箔で、琳派(りんぱ)のような絵だが何か変。
古い絵ではないようだし、
よく見たら、馬が十数頭にスーツを着た男たちが乗っている。
アッ、下の方にサッカーボール。
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長谷部に、本田、遠藤、長友、香川、吉田、真ん中にザッケローニ……といるではありませんか。
しゃがみ込んでシゲシゲと見ていたら、お店の人がこの絵のカードをくれた。

お店はDunhill、
店の中は見るだけでにしたけど。

青森ヒバで作った教材

2011.10.27

本を読んだり、聞いたりするより実際に体験することで何倍もの実感が得られる。

女性だけのクラス(宮脇壇さんが創設したクラス)で、
彼女らに伝統工法の木組みのことを知ってもらいたく、
昔から付き合っている大工の嶋崎(株式会社 住み家)さんに教材となる材料を作ってもらった。
嶋崎さんとは30年以上の付き合い。
腕のいい大工に何人も会って来たが、その中でも3本の指に入る尊敬する人。
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彼女たちは民家園などで民家の見学をしたことがあるようだが、
ただ格好を見て来ただけで、
大工技術の難しさ、凄さなどは本当に感じ取ることはできなかったに違いない。

伝統工法は組み方の順序があり,間違えると組み上げられない。
彼女たちが組み上げている間,僕は黙って見ていて何も教えてあげなかったから、
試行錯誤、頭をひねりひねり1時間かけてやっと組み上げることができた。
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出来上がってVサイン。

加工技術の精度を出す技術、伝統工法の強度を出す仕組み、施工手順を考える能力など、
ちょっとした体験を通してだったけど、
感じてくれたかな?
少しでも感じてくれたら万、万歳( ^ω^ )

掲載雑誌の紹介

2011.10.21

新建築社「住宅特集」11月号で、
長野県で作った住宅が掲載されています。

よろしかったらご一読を。

芸術の秋 Ⅲ

2011.10.14

間違って上野に行き、あせって六本木の国立新美術館へ。

僕の知り合いがスペースデザイン部門に沢山出していた。
かなり身近な、しかも何十年かの付き合いの人たちで、作風の変化が読めて面白い。

彫刻部門には今年、98歳で亡くなった佐藤忠良さんの「帽子・夏」が飾られていた。
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佐藤さんのアトリエを訪ねたことがある。
寒い日だったが、ストーブの前で若造相手に目をきらりと輝かせながら、少しも威張ることなく、
いろんな話を聞かせて頂いた。
その時の話で最も印象に残っているのは、
佐藤さんは厳寒のシベリヤ抑留の体験者だが、

「シベリアから西へ行くと、陸続きでパリに歩いて行ける、
日本に帰るよりも、本当にパリの方へ行きたかった」

パリは芸術の都、そちらへ行きたかった。
極限状態の中でも芸術への思いを持ち続けておられたのだろう。

芸術の秋 Ⅱ

2011.10.03

不忍池の蓮を見ていて、ふと思い出したこととは、
大昔、高校生の時に見た日本画家、徳岡神泉の画集の中にあった「蓮」。

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超写実だが、
写実を通り抜け、超現実的な幽玄の世界に引き込まれる。
蓮の上の水滴が今にも転がり落ちそう、
それどころか、水滴が落ちる時の音さえ聞こえてきそうな感じがする。
徳岡神泉26歳、1922年の作。

久しぶりに古くなった画集を開いてみたが、やはり凄い。

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