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空飛ぶ松
2013.02.24
その中庭に赤松を植えた。
庭に松というと、えらく古風な感じがしないでもないが、
それは刈り込みをするからで、自然に伸ばす予定。
大きな松で、高さ6~7m、直径(葉張りという)5~6mはあるものを、千葉の田舎から10本ほど見つけてきた。
実は江戸時代、関東平野の周辺には広大な松林が広がっていた。
というのはガスや電気がない時代のこと、燃料として赤松が使われていたから。
だから松を植えたというわけではないが、
改めて松を見直してみたら結構イケルじゃん!ということから、
中庭を松林にすることにした。
できたら松茸がでてきたらいいんだけど・・・。
(それは無理、でも椎茸くらい栽培できたらいい)
集合住宅の名はApartment惣(そう)、
オーナーの家は昔八百屋を営んでいて、
屋号が惣八山と言ったとか。
その一時をいただいてApartment惣(そう)となった次第です。
全部で38住戸の、賃貸。
興味のある人はこちらへ。
楽しい、美しい集合住宅です!
入居開始は3月の末。
宇宙戦争
2013.02.13
見てみなければわからない
2013.02.03
玄界島という名の小さな島が博多湾の入口に浮かんでいる。
その島に行ってきた。
もう8年前のことだけど、
福岡のビルの窓ガラスが地震でバラバラと落ちてきたことを覚えている人も多いと思うが、
あの時の地震で、玄界島の家屋も70%が倒壊した。
今、東北の復興がなかなか進まないことが問題になっているが、
この玄界島では地震からわずか3年で、復興事業が完了し全員帰島した。
東北とこの玄界島では復興の背景がかなり違うが、
なぜこのようにスムースに事業が進行したのか、
また復興計画が都市計画的にどうだったかを見た。
やはり実際に現地に立って見るのが一番。
さらに島の会長さん宅で美味しい刺身に酒をいただきながら、色々と話伺った。
今後の東北の復興で役に立つこと、注意しなければならないことがいくつか発見できた。
地震前の地形に沿って建つ住宅を復元した模型
復興計画の模型
これまでは各住戸に車で行く道がなかったが、
新しい計画では各住戸に車で行けるようになり便利になった。
しかし景観としてはかつての自然な佇まいは失われたのではないか。
それは大きなテーマだ。
カワユイ障子紙
2013.01.25
水のカーテン
2013.01.21
寒さ厳しいこの頃、夏の暑さの話は早いけど、
年々暑くなっている。
その暑さ対策で最近よくやっているのが緑のカーテン。
今週、出来上がるこの家は延べ面積わずか21坪の家だけど、
東南北が隣家に囲まれ、採光が西にしか取れない。
だから西側に大きい窓をとることにした。
でもこれでは夏の西日をガンガン浴びて蒸し風呂のように暑いに決まっている。
で、この家でもやったのが緑のカーテン。
緑のカーテンは結構温度が下がるんです。
植物は水分が9割、
蒸散作用もある。
緑のカーテンは、実は水のカーテンなんです。
植物は建て主さんと話して白い花の木香薔薇(もっこうばら)にした。
藤とか、葡萄、定家葛、キーウィー・・・いろいろと案があったが、
木香薔薇は伸びるのが早い。
緑のカーテンは暑さ対策だけでなく、目隠しにもいいし、
さらに何たって、室内から花を鑑賞できる。
今年中には屋根まで延びているに違いない。
東京駅
2013.01.11
而邸 Ⅹ
2013.01.03
今年一番の本
2012.12.31
本の前に、今年一番のTV、から。
最近NHKのEテレ、月曜夜11時からやっている「スーパープレゼンテーション」が面白い。
このスーパープレゼンテーションはアメリカのTEDという番組を日本向けに放送しているものだが、認識の幅を広げさせてくれ、とっても刺激的。
なんだかんだ言ってもこういう番組を作れるアメリカはまだまだ大したもんだ。
毎回違う人が出てきてプレゼンテーションを行う。
その中でも最も面白かったのが、
マット・リドレーの「アイディアがセックスするとき」
前書きが長くなったが、
今年一番の本が、
この番組をきっかけにマット・りドレーという人に興味を持ち読んだ繁栄明日を切り拓くための人類10万年史です。
リドレーは究極において僕と立場は異にするけど、「分業」「専門化」「交換」からの視点は新しい視野を広げさせてくれるものだった。
このキーワードから建築を見ると、建築の生産とデザインの関係に新しい地平が開ける。
他の分野においても何らかの示唆があるに違いない。
某巨大建築
2012.12.28
1~2年前から、軽井沢である噂が流れてた。
世界的に有名な大金持ちが、巨大な建物を作っているらしい、と。
へー、ホント、なんで軽井沢に?と思っていたが、それが本当のようだ。
その工事現場の前まで、軽井沢在住の方に連れて行ってもらったが、
見えるのは巨大な仮設のテントだけで、中を覗くことができず、
何やら秘密裏に工事をやっている感が拭えない。
一説には、テントも空から何を作っているか偵察されないためとか。
軽井沢の工事関係者によると、
何を作っているか一切、口止めとのこと。
建て主の名前も秘密らしいが、某ビル ゲイツと言ってた。
でもなんで、ビルゲイツが軽井沢に、しかも地下深い建物を????
謎は広がるばかり。
軽井沢の国道から中軽井沢方面を見た景色です。
どうってない景色ですが、山の下の方に白い巨大なテントが見えます。
それが某氏の建築現場。
仕事じゃないよね
2012.12.24
百点満点のしつらえ
2012.12.22
りぼん \(◎o◎)/!
2012.12.18
何で、りぼん\(◎o◎)/!?
確か昔、昔僕の妹もこの漫画を読んでたような気がするけど、
またなんで突然!
実は僕の事務所の所員の子供が、
集英社のリぼんが主催する「まんが家賞(大賞)」を受賞し、
上の写真の号に全編掲載されたのです。
僕にも贈呈してくれた。
親は本当に嬉しそうで、僕まで嬉しくなった。
親がとっても器用、子供もその血を受け継いだのかも。
(日向りよ、のペンネームで載っています)
是非、選挙に
2012.12.15
明日、選挙。
でも出張で選挙に行けないので、今日のうちに期日前投票を済ませてきた。
投票所の係りの人に聞いたら、不在者投票に来る人が多いとのこと。
少し安心した。
今度の選挙は、これからの日本のあり方に大きく影響を及ぼしそうで、
ある意味、恐ろしい選挙になりそうだ。
TPP、原発、国際関係・・・、大問題山積の選挙。
ところで、テーマが多いだけに、自分の考える意見と全項目が一致する政党、人はなかなか見当たらない。
そのような場合にどうしたらいいのだろう?
困った。
インターネットを使えば、このような問題はいとも簡単に解決しそうだが、
では誰が政治を行うのかなど、難しい問題が出てきそう。
そのようなことを考えながら自転車で投票所に向かった。
税金の無駄使い Ⅱ
2012.12.09
税金の無駄遣い
2012.11.29
健康のため自転車で仕事場に通っている。
いつも走っている目白通りだけど、
アレッ!せっかく舗装したところが汚くなっている。
オレンジの部分はインターロッキングと言われる舗装で、
お値段も安くないのだけど、
手前のマンホールのところまで掘り返す必要があったのか、
アスファルトのブチになっている。
さらに進むと、
こりゃー、何じゃい。
もっと、ひどいのは、
もう片側にちょっと残るのみ。
せっかく税金を使って舗装したのに、
なんと言っていいのか。
また全面的にやり直すつもりなのかなー?
やり直すと舗装業者は儲かるかもしてないが、
何時までたっても日本の街は美しくならない。
こういうことに税金をバラ撒き続ける政治、
何と言っていいのやら。
お勧めの本
2012.11.26
まず建築関係の人へ。
「プロでも意外に知らない木の知識」
建築に使う木材についての入門書で。
この類の本は最近たくさん出ているが、
その中でも最もしっかりしたいい本。
「団地の空間政治学」
今、話題の「レッドアローとスターハウス」と同じ著者による本。
かつての革新政治勢力と団地は関係がありそう、とは何んとなくみんなが思っていたことだけど、
このように団地建築と政治の関係を真正面から取り上げた本はなかったのでは。
集合住宅に興味なある人はぜひ。
上記のような本を読みながら小説も。
以前話題になった本だけど、大学在学中に書いた小説が芥川賞を受賞。
読んでビックリ。
三島由紀夫の再来と思わせるような才能。
こういう才能を持った人というのはいるんだなー、凄い!
最後に仲間で作った本です。
仲間と「家づくり学校」というのをやっているけど、
その学校の教科書として作った「実践的家づくり学校」という本。
家づくり学校に来ていない人でも参考になる本です。
仰げば尊し
2012.11.23
新幹線か飛行機を使えば、
日本中たいていのところは日帰りができる時代。
つまらなくなってしまったと言えばそうだが、
飛行機で行くときは、下に見える山はどこの山だろうと詮索するくらいの楽しみはある。
ずいぶん昔、山形県、酒田に行った時に見た鳥海山です。
土門拳美術館から見る鳥海山は本当に美しかった。
先日、秋田に飛行機で行った時、この航路だと鳥海山が見えるはず、と探した。
下の写真はたぶん鳥海山。
たぶん、と言うのは空から見下ろす景色と、手元の地図とも見比べながらなので、
たぶんそうだろうな、だけど。
空から見る鳥海山は大きく裾野を広げて素晴らしかった。
秋田の一週間後に行った北海道の大雪山。
(これも地図と見比べただけだから多分大雪山のはず)
旭川の平野を抱くように聳えていた。
次はネパールのカトマンズからポカラという町への移動途中、機内から見たヒマラヤ山脈です。
(これは絶対ヒマラヤ山脈、山は多分マナスル)
横に見るヒマラヤ山脈は絶景、すごかった!
でも、飛行機から見る山は一瞬、
それに山は見下ろすより、やはり見上げるほうがいい。
民家村・集落 Ⅲ(中国編)
2012.11.15
韓国に続いて中国です。
中国は広い。
僕が知っていることなどほんのわずかに違いないが、
そんな経験の中で最も素晴らしかったのは安徽省の宏村☆☆☆。
上海からずっと西のほうへ安徽省を超えた先にある山の中にある村です。
明清代の歴史的建築が数多く残る村落で、家々をめぐる水路が完全な姿で残っています。
村へは橋を渡って入る。
村の中心部は大きな池を囲って住宅が立ち並ぶ。
次に雲南省。
昆明には民家園☆があるが、
いろんな民族の建物を立ち並べただけで工夫がもう一つ。
で、紹介する写真なし。
(行ったのは13年前だから今は良くなっているかも?)
雲南省はナシ族の村、麗江☆☆が有名。
1996年に大地震でやられたが昔のまんにま復元した。
街の中には生活用水の清流があちこち流れている。
麗江からサイクリングで行けるくらいのところにある束河村☆☆。
あまり知られていないようだが麗江よりいいかも。
こんな景観がいまだあるなんて!
まだ行ってないのだが、中国でいつか行ってみたいところに山西省の平遥古城がある。