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「泉さん、チョコレートの話題とか・・・、

2008.03.01

絵文字なんてやめた方がいいですよ。泉さんのイメージが壊れる。」と、
知人に忠告を受けた。
確かにこのブログは建築に興味がある人が見ているわけで、
ここの所、くだけ過ぎ?
でも、チョコレートやサッカーの話題になると反応が多いんですよね。

今日は初心に帰り、建築の話題。
つい最近、駒込にできた住宅です。
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正面のふすま、奇麗でしょう?
和紙に綺羅が入っていて、和服の渋い生地のようです。
(写真をクリックすると大きくなります)
このような和紙に出会えた時は本当にうれしい。
日本にはいいものがまだまだ隠れた所に沢山あります。
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この写真は2階の階段から居間方向を見たもの。
建て主さんが、「泉さん、ここから写真を撮るといいですよ」と、
教えて下さって撮ったもの。
なるほど、自分では考えなかったアングルでした。

バレンタインデーは・・・Ⅱ.

2008.02.26

オジャマ虫様にGENさんが書き込みしてくれましたので、
先日の帝国ホテルのチョコレートに引き続き、
チョコレートの話題。

入手困難な焼酎「百年の孤独」のトリュフ[E:fullmoon]と言うかボンボンがあるのをご存知ですか?
これもたまりません。
確かに焼酎「百年の孤独」は美味しい。
それがさらに、何とチョコレートと合体しているのです。
ただし桐箱入りで高価だった。

さらにもう一つ、美味しいチョコレートは、
京都の料理店「和久傳」のチョコレート。
たしか「柚香」という名で、柚子味でした。
(新宿伊勢丹の地下にあり。)

この三つのチョコレートに共通なのは、
チョコレートが日本化[E:fuji]していること。
帝国ホテル、和久傳は柚子味、
「百年の孤独」は焼酎とチョコレートの合体。
楽しい~~~~~[E:heart]

バレンタインデーは・・・

2008.02.23

もう過ぎてしまいチョコレートの話題はタイムリーではないけど、
昨日頂いたチョコレートは美味しかった。
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そう、帝国ホテルのチョコレートです。
ふたを開けると・・・
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2種類入っていました。
白のほうは柚子味でこれは絶品です。
さすが帝国ホテル!

僕はどうもお酒がかなり好きと思われているようですが、
一人で飲むことはまずない。
人と話に盛り上がって飲むのが好きで、
いつも人と一緒飲むからそう思われるのでしょう。

実はチョコレートと、それに最中も大好きなのです。

神戸の地震・・・

2008.02.19

から13年。
時が経つのは早いもの。

先日神戸で会合があり、その会合のプログラムに「人と未来防災センター」の見学が含まれていました。
ここのシアターで震災時の”その時”の様子を復元していました。
神戸の地震の数日後に、建築家として現地を見に行きました。

しかし当然地震の時にいたわけではなく、
地震の実際を体験したわけではありません。
防災センターでの地震の映像の衝撃はすごいもので、
それを体験させてくれました。

実はあの震災をその当日の午後、僕は上空から神戸の様子を見ました。
それはたまたま。
僕の兄が亡くなったのが地震の前日で、
飛行機で葬式のため九州に帰る途中、偶然にも神戸上空を通過することになったのです。
朝の羽田ではまだ死者十数人。
ゼットから見る神戸は火が上がっていました。
長田地域上空では火が上がっていることを上空から見て、
数十人では終わらない大変なことになっているのではないかと思いました。
そして、田舎でのお通夜のころには死者数百人に膨らんでいました。

あの十数年前が今回行った「人と防災未来センター」で蘇りました。
僕にとっての神戸の地震は兄の死とつながっています。
僕にとって地震と直接的な関係ではないが、
やはり何か重いものを思い出させてくれます。

本の紹介

2008.02.08

このブログで何度か取り上げた森本喜久雄さんの本が出ました。
本の名前は「カンボジア絹絣の世界」NHKbooksです。
photo
http://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_ss_b?__mk_ja_JP=%83J%83%5E%83J%83i&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%90X%96%7B%8A%EC%8Bv%92j

この本はカンボジアでクメール絹の復興活動を続ける森本さんの本ですが、
別に織物だけについて書いた本ではありません。
本の中の一文に「かつて村にはすべてがあった」というのがあります。
僕は住宅や集合住宅の設計をするものとして、
そのことに魅かれています。
よかったらご一読を。

このデッカイ石は…

2008.01.31

建て主さんが既に持っていたもので、
これを敷地のどこかに使ってほしいとのこと。
うーん、どうしようか?
正直扱いに困っていた。
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建て主さんとは話しながら、
庭の真ん中に子供も登れる、「遊べるデッカイ石」、
として据え付けることにした。
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重さ15トン!
石の向こう側にいる人と比べればその大きさがわかります。
クレーンで持ち上げ、穴を掘って地面に半分埋めた。
程よいぐらいに頭を出し、
バランス良く敷地に上手くおさまった。

ところで、
敷地にゴロンと置いてあったものが、
半分埋めてチャンと設置したら、
魂をもった生き物のように周りにオーラを発し始めた。
何か太古のアニミズムを思わせる力だ。

果たして子供はそのオーラに負けずによじ登ることができるか?
バチがあたりそうな雰囲気がある。
石って不思議だ。

この建物は今年の5月、草加に「煎餅の里」としてオープンします。
ついでに、この石も見に来てください。

今日の一番・・・

2008.01.28

今日の相撲すごかった!!!
千秋楽の横綱対決、朝青龍対白鵬の一戦は名勝負だった。
久しぶりにいい試合を見た。
こんな試合があれば相撲もまた復活するに違いない。

「はやぶさ」応援カッテレン。

2008.01.17

「はやぶさ」とは鳥でもなく、ブルートレインでもありません。
日本が打ち上げた宇宙探査機のこと。
僕の愛しい「ハヤブサ君」が今地球に向かって秒速何十キロの猛スピードで帰還中です。
何度か「はやぶさ」のことは書きましたが、
太陽の反対側にある小惑星「イトカワ」に行き、
「イトカワ」の地表面のサンプルを地球に持って帰るという、
往復20億キロの壮大なミッションです。
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しかも惑星間飛行としては極めて小さなロケットで打ち上げ、
しかも小さな探査機でそれを行うものです。
しかし、「はやぶさ」のミッションはそうそう簡単なものではありませんでした。
今までにも幾度のトラブルに巻き込まれながらも、
満身創痍それを乗り越え現在地球に向かって帰還中です。
うまくいくと2010年6月に地球に戻ってきます。
そのミッションを平易に解説した「はやぶさ物語」を見ることができます。
「はやぶさ」はあまり知られてないが、
落ち目の日本に他の国には真似できない夢を与えてくれるプロジェクトです。
是非ご覧を。
http://www.isas.jaxa.jp/j/enterp/missions/hayabusa/adv/index.shtml
http://spaceinfo.jaxa.jp/inori/index.html

今日(成人の日)、昨日(日曜)、一昨日(土休)と・・・

2008.01.14

休み。
ここのところ休日ばかり。
昨年の暮12月は23日(天皇誕生日)、24日が振替休日。
もちろん正月も、12月30日から1月6日まで休み。
16日中、何と11日休み。

ちょっと前までは正月休みに向かって頑張ったものだし、
正月ゆっくり休んだら、さ~今年もヤルゾ~と、
気持ちを引き締めたものだ。

それが暮の押し詰まった頃に連休、初月が明けてまた連休…。
なにも正月を中心に考える必要もないだろうが、
一年のリズムがブッ壊しになったようだ。
仕事にはリズムがあったほうがいい。
仕事好きの僕にはナットクがいかん。(>_<)
皆さんどう思います?

まぁ、アラタメテ、今年もよろしくお願いします。
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頭の体操…

2008.01.09

にいいサイトです。
現在仕事をやっている建て主さんから教えてもらったのですが、
中学生、高校生を対象にした「数学コンクール」というのがあります。

http://www10.plala.or.jp/mathcontest/index.html

そのコンクールの全カコモンをダウンロードしました。
いやいや難しい。
考えさせられる問題ばかりです。
しかも解き方はいろいろあって、どうしなければならないと決まった型はない。
いわゆる受験数学とは違って、本当に考える力が必要です。

やっていると頭がカッカしてきます。
中高生対象の問題だぞ、と思うとますますカッカしてきます。
でもこういう問題は年齢には関係ないのかも。

しかも答えが書いてない。
わからないとすぐ答えを見てしまいがちだが、
これだと自分で粘って考えるしかない。

コンクールの案内に「思考の冒険」と書いてありますが、
解くのではなく、まさしく冒険。

一度試してみてはいかがでしょう。

あけまして・・・

2008.01.04

おめでとうございます。
今年もブログ、よろしくお願いします。

正月は先ずはめでたい富士山から。
昨年10月に静岡へ行った時に、
バスの中からふと眼をあげると真正面に巨大な富士山。
富士市の中心部を通る道が富士山に向かって一直線に伸びていた。
「富士見通り」と言うらしい。
富士見通りはいたる所にあるが、これぞ富士見通り。
このランドスケープ、凄いですね。

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昨日は90歳になる母親を囲んでお祝い。
その席で母親の先祖の話が出た。
先祖はかつて瀬戸内海を治めた河野水軍(母の旧姓は河野)。
元寇の役の時活躍した河野通有は有名。
またその末裔に司馬遼太郎の「坂の上の雲」で有名になった秋山真之、好古それに正岡子規もいる。
へ~っ、じゃ秋山兄弟も正岡子規も親類?
凄~~い!

とは言っても「河野水軍」は大昔のこと。
鎌倉時代ぐらいまで遡ると日本人、皆兄弟になってしまう筈。

でも正月らしい楽しい話題だった。

今年の初めに…

2007.12.24

カンボジアに行きました。
目的はアンコールの遺跡群を見ることもあったのですが、
もう一つの大きな目的は、
カンボジア内戦で崩壊してしまったクメールのシルクの復元をやっておられる森本喜久雄さんに会うため。

森本さんを最初に知ったのは、
たまたま聞いた明け方のラジオ番組でした。
凄い日本人がいる!是非会ってみたい、と思い数ヵ月後、カンボジアに尋ねてみました。

森本さんの何が凄いって?
それは、最近カンボジアから送られて来た森本さんからのメールに、
森本さんの活動についてアメリカのサイトの紹介がありました。
是非見てみてください。

http://www.pbs.org/frontlineworld/rough/2007/06/flwrc51.html

僕がどうこう言うより、これを見るのが一番。
一つ加えておくとすれば、文化はリアルなことから、
ということです。

軽井沢に…、

2007.12.19

最近ちょくちょく行っています。
遊びでなく、仕事で・・・です。
もう一年ほど通っているので、
季節ごとに変化する軽井沢の景色を楽しんでいます。

下の写真は高速道路を下りるといつも見る、
夏の妙義山です。
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先日見た浅間山です。
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車の外は0度。
もうすっかり冬です。

左官は多様性…Ⅱ

2007.12.17

超ドキュウの左官壁です。
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この壁は京都大徳寺の中にある玉林寺の茶室、蓑庵(さあん)の壁です。
この茶室は3畳ほどの大きさで、
光が抑制され、かろうじて天窓で部屋全体に光が行き渡っています。
そんな薄暗い中でよく見ると魂が叫んでいるような、
珠玉の土壁です。
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この壁とともに建築を構成するさまざまな部位が統合し、
一つの空間が出現しています。

左官は多様性

2007.12.14

前回に引き続き「左官」です。
同じ左官屋が塗った壁です。
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近くから見ると均一ではありません。
いろんなモノが、いろんな形をして混じっています。
他のモノと絡み合っています。
見る距離によって違ったテクスチャーに見えます。

土の色も産地によってさまざま。
混ぜる藁や砂もさまざま。
塗る人によって表情が変わります。
塗った場所により経年変化もさまざま。

左官仕事は、まず環境を受け入れることによって成立します。
そして左官壁は、環境を受容します。
だから個性的です。

これだから・・・、

2007.12.11

左官壁はやめられない。

つい最近、妻沼に小住宅が完成しました。
左官屋がなかなかの腕前でした。
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美しい!深い!
これだから左官の壁はやめられない。

現在「チルチンびと」で・・・

2007.12.09

連載中の「作り手からの提言」は今月お休みです。
載ってないので、終わったの?
と問い合わせがありましたが、
出版社の紙面構成の都合で、
今月はおやすみ、ということになりました。
次号からまた読んでください。
でも、住宅の作品は載っています。

ところで先月出来上がった国分寺の住宅にジャンボ座卓を入れました。
長さ2.7m、幅1.2~1.4m。
部屋が広いのでそう大きく見えませんが、
広間にドカンと鎮座しています。
この座卓の周りでは日々の様々なことが繰り広げられるでしょう。
いわばこの家の中心。
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作ってくれたのは甲府で家具作りをやっている古市さん。
古市さんとの対比で大きさがわかるでしょう?
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こんな家具を作るのは大変。
板を一人では持ち上げられない。
普通の大きさの家具とは違った問題が出てきます。
板をひっくり返すだけでも大変。
だから無事収めることができ、放心状態のよう。

作った古市さん、満足そうです。
純真な気持ちを持ってモノを作っている人はいいですね。

落葉ではありませんが・・・

2007.12.06

この枯れ葉も美しかった。
ドイツで見た蔦の紅葉です。
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緞帳のようです。

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