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お宝、インド編
2009.02.23
今度、このブログの「お宝、がらくたミュージアム」コーナーに入れるトレーです。
買ったのは19年前に行ったインドのアグラ。
アグラには有名なタージマハールがあり、今でも石の細工が盛ん。
この旅行では、やたらと買い物をせず、1品かせいぜい2品にしようと決めていた。
アグラの店で目に留まったのが最も奥の高いところに飾ってある石のトレー。
向こうの方からこれ、これと呼んでいるように思えた。
大きさは長さが38センチの真白い大理石に、いろんな色の石で模様を象眼してあります。
インドだけでなく多くの国で定価というものがなく、
値段は交渉で決まる。
だいたい向こうが言った値段の半分か、3分の1が落とし所。
でもこのトレーはさすが店の奥の高いところに飾ってあるだけに高い。
ベリー、イクスペンシブ!!と何度も言ったが安くならない。
半分諦めはあったが、帰るそぶりをしてみた。
しかしインド人は追っ駆けてこない。
いまさら引き戻すわけにはいかない。
あー、やっぱり駄目かとあきらめてホテルに帰って、友達と酒を飲んでいたら、
先のインド人が目の前に現れ、
「ユアー コスト OK」とのことで商談成立!
しかし、あのインド人は僕の泊まっているホテルをどうやって探したのか、不思議。
それともいろんなホテルを探しまわったのだろうか?
(トレーの上に乗っている種はメキシコで拾ったもの、関係ないのですが)
おじさん殺しのチョコ
2009.02.20
プライズシステム
2009.02.19
先日草加市役所より、突然電話が来て、
「草加市まちなみ景観賞」を受賞されました、表彰式に来ていただけますか? とのこと。
む、む、む・・・・????
草加市に賞を応募した覚えはないんだけどな・・・???、
建築関係のほとんどの賞は、
賞をもらいたい人が自ら応募するシステムになっているんだから。
主催者が勝手に探して選ぶわけではない。
電話口で何だろうと思いを巡らしていたら、どうも草加に建てた建主しさんが応募していたようだ。
というわけで「草加せんべいの庭」がめでたく景観賞を受賞。
市長さんが直々に賞状を渡して下さった。
ところで公的機関が賞を出すには、これも条例でいろいろと規定しているんですね。
なるほど、市長さんも法に従って賞を渡しているのか。
賞状を貰うのは幾つになっても嬉しいもの。
最初に賞状をもらったのは小学1年生の時。
その時は有頂天だった。
紙っ切れ一枚だけど、なんなんでしょうね。
建築家の卵達
2009.02.17
枯れかかっている椿だけど
2009.02.09
何を明かそう、僕はけっこう甘党、とは以前書いたが、
もう一つ、隠れた趣味があって、
それは生け花。
悪い趣味ではないと思うが、
男が…?
と言われるような気がしてならない。
特に習ったわけではないし、我流。
たまたま花があったりすると生けたくなる。
一人住まいの、かなりお歳の先輩建築家の家を訪れた時、
なかなかいい生け花が飾ってあった。
ふ~ん、時々女の人が来てるんだ、この人いつまでも元気だな~、と勘繰った顔をしている僕を見て、
「どう?泉、うまいだろう」と自慢げに言う。
どうも女性が生けたのではなく、自分のデザインセンスを自慢しているようだ。
よく見ると、なるほど建築家らしい隙のない完璧なコンポジションだった。
そんなこともあってか、それから特に花を生けるようになった。
先日建主しさんが庭に咲いている椿をお土産に持ってきて下さった。
さっそく生けた。
花瓶は19世紀のイギリスのインク瓶です。
お勧めの本 Choga
2009.02.04
韓国の民家が好きでたびたび韓国を訪ねた頃があった。
何だかんだで10回近くは行っただろうか。
朝鮮動乱で韓国の民家は焼き尽くされたが、
それでも残った民家でさえ、日本と同じく経済的近代化とともに抹殺されてしまった。
僕が韓国を訪れていたのは20年位前だったから、
その抹殺された後のわずかに保存されたものにすぎなかった。
それでも韓国の民家に、住まいの原点を見るような感動を覚えたものだ。
10年近く前、韓国の民家「草家」という本を骨董屋で手に入れた。
それは僕が韓国をたびたび尋ねる前の、1970年代に撮影されたもので、
韓国が近代化する前の滅び去った民家を撮った写真集だった。
僕が実際に目にした民家よりさらに素晴らしい住の風景が広がっていた。
住まいが生活とともにあった幸せな時代が写真集として綴られ、
少々目頭が熱くなる素晴らしい本だ。
しかし中に書かれている文はハングル文字で、何が書いてあるかさっぱりわからなかった。
何て書いてあるのかぜひ知りたいと思っていたが、
それが最近日本語に翻訳されて出版された。
ぜひ手にしてみてください。
マティスの教会
2009.01.31
画家マティスが作った教会を知ったのは大学4年生の時だった。
友達の家で、日本の画家がニースにあるこの教会を訪ねた時のスライドを見ることができた。
このときかなり感激したのを覚えている。
にもかかわらず、その存在を忘れていて近くを通ったにもかかわらず素通りしてしまっていた。
先日「美の巨人たち」というTV番組でこの教会をやっていた。
今見てもいい!
ステンドグラスや壁画が建築と一体となって素晴らしい。
建築と一体となってというより、建築そのものになっている。
しかし現在、建築界ではこのような装飾的なものはあまり評価されない。
この装飾の排除は建築を狭い範囲に押し込めてしまい、
建築家と一般の人々とのあいだに溝を生み出してしまっているのではないか。
多分いつか装飾、それにテクスチャーなど、
目の前にあるモノへの関心が建築界にも必ずよみがえるに違いない。
http://www.musee-matisse-nice.org/expositions/chapelle_2001.html
ヒロカマ先生
2009.01.28
広瀬鎌二とは建築家なら誰でも知っている人。
知らない人がいたらモグリ?
通称ヒロカマさん。
今年で84歳になられる。
そのヒロカマ先生のご自邸に、先生の愛弟子の山本成一郎さんにつれられて正月早々お邪魔した。
ヒロカマ先生は武蔵工大の先生(古建築の研究)もやっておられたプロフェッサー・アーキテクト。
だから建物にも歴史を概観した人ならではの、一つ筋の通った思想がある。
30年ほど前、先生の講演会を聴き感銘を受けたことがあり、
ぜひ一度お会いしておきたい方だった。
久しぶりにお会いした先生は体が不自由になっておられたようだが、
研究への情熱はまだまだ。
若い時に何かをやった人は年をとっても仕事への情熱は冷めないもののようだ。
逆もそうだろう。
先生のご自宅の名は「肆木(しもく)の家」。
武蔵工大の学生の実習も兼ねて作った伝統工法による住宅。
体が不自由で片付けもままならないのだろうが、
よく見ると随所で勉強させられる。
名作だった。
2ヶ月に一回大掃除
2009.01.23
泉事務所はMacではないが・・・。
2009.01.13
最近Macの創始者、スティーヴ・ジョブスのことを知った。
大学の卒業式に呼ばれたときのスピーチ。
感動するな・・・・・(;ω;)
日本の若者にもぜひ聞かせたいスピーチだ。
真面目な大人の火遊び Ⅰ
2009.01.09
ほとんどの住宅の窓はアルミサッシになってしまいました。
アルミサッシは機能性、耐久性に優れていることから、
木製の建具(木建 もくたて)を住宅から駆逐してしまいました。
しかも、都市部の多くの地域は準防火地域に指定されていて、
木建は防火の点から禁止、使うことさえできなくなっています。
そのようなことから、現在仲間で国交省の補助金を得て、
木製建具の防火性能の向上のための研究・実験を行っています。
木製の建具を作り、そこに800度の温度をかけ、20分間持ちこたえさせるのが目標です。
でもなかなかうまくいきません。
簡単に行ったら研究にならない、のは当然。
何が問題かを探り漸次改良していきます。
木は意外と燃えないもの。
多分近いうちに研究の成果は出ると思います。
再び美しい木建が住宅に甦ることを夢見ています。
正月の朝
2009.01.05
「フェルマーの最終定理」 「ある日の村野藤吾」
2008.12.28
正月は何やってたんだろうと、終わってしまえばそんな感じだが、
来る正月は「フェルマーの最終定理」なんて本はいかがでしょう。
フェルマーの最終定理とは数学の難問中の難問で、
最近アンドリュー・ワイズという人によって360年ぶりに解かれた。
数学の本だから面白くない、と思われるかもしれないが、
読み物として、またその理解としても(理解できないところもあったが)平易で面白い。
御屠蘇気分でも読める?本。
建築家向けのお勧め本ですが、「ある日の村野藤吾」。
村野藤吾自身が書いた文を集めたものです。
村野さんはほとんど文を発表してなく、
作品でしか村野さんを知るよりほかない。
文がないだけに、また会ったこともない人だけに、
生の村野はどんな人だったのか想像しにくい。
ところが、遺族によって日記や手紙が公表された。
そこに書かれたものは、これまで村野によせていたイメージとは遠いもの。
本に発表できない内容のものが他にたくさんあると思えるが、
これだけでもかなり村野の真実を知ることができる。
晩年の文中の「最後の日まで鉛筆を離さないでいたいものです」は、
実際に93歳にしてそうなったわけで、
建築にかける意思がそれを現実のものにしたのだろう。
伊勢、熊野へ Ⅴ
2008.12.25
引き続き「木の建築賞」の審査で尾鷲へ。
審査対象の建物を見た後、海岸沿いの道を歩いていたら、
ム、ム、ム・・・・。
何で車に鳥の置物を・・・・?
もの好きな人もいるもんだ、
(アメリカにはこんな変な事をする人が時々いるけど)
それにしても何で鳥を付けて走っているのだろう?
と、考えていたら、
突然首が動いた、
い・き・て・い・る!!
こんな立派な鳥、東京じゃ見たことない。
しかもトラックの上にとまっている。
尾鷲まで来ると自然がある、すごいな~。
なんて感激していたら、さらに何羽も。
ここは漁港なのだ。
水揚げする魚を狙って鳥がとまっているのだ。
真っ青な空にカモメも飛んでいた。
だれ一人いない駅のホーム、鳥と人間の近さ、
久々、脳味噌がクリーンになった感じがした。
伊勢、熊野へ Ⅳ
2008.12.24
伊勢、熊野へ Ⅲ
2008.12.16
伊勢、熊野へ Ⅱ
2008.12.13
伊勢、熊野へ Ⅰ
2008.12.10