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「家づくり学校」が受賞 ★★★
2014.04.18
僕が校長をやっている「家づくり学校」が日本建築学会教育賞を受賞しました。
家づくり学校には力を入れてきたので、受賞の知らせを受け取ったときは飛び上がりたいくらいにうれしいものでした。
しかしこれで家づくり学校は良し、というわけではなく、
さらなる目標に向かって努力したいと思っています。
現在新入生を募集中です。
ご希望の方は是非どうぞ。
北陸 Ⅲ 舟板
2014.04.12
北陸 Ⅱ 魯山人
2014.04.05
北大路魯山人の伝記を読んだことがある。
芸術家として成り上がるためにはどんなことでもやる、ひどい男。
こんなめちゃくちゃな男は見たことがない、と思わせるほどの男、
しかし芸術家としての才能はそんじょ其処らにはいない。
そして成り上がっていく。」
面白くて、一気に読んだことを覚えている。
魯山人は陶芸で有名だが、
ある料亭で魯山人の器で食事をしたことがある。
普通、器は料理を目立たせるために控えめにするものだが、
魯山人の器は逆、それ自体が主張している。
料理を盛る器としてこれで本当にいいのかな?と思わせるところもあるが、
しかし、食卓の上は華やぎ幸せな気分になる。
さすがである。
本を読んでいたから、成る程このような器を作るのが魯山人、と納得した。
今回の北陸の旅行で山代温泉に泊まったが、
この街に若き頃の魯山人作の看板があると聞いて、見に行った。
須田菁華窯という焼物の店の看板。
魯山人はまず篆刻看板(てんこくかんばん、木を彫った看板)で芸術家としてスタートした。
だからこの看板は彼が焼物や料理をやる前の、若いそれこそギラギラしていたころの仕事。
それにしても、やはり凄い。
ノミを垂直に叩き、欅の目の流れを生かしている。
魯山人の伝記を読みたい人は北大路魯山人(上) (ちくま文庫)
をどうぞ。
面白いですよ。
北陸 Ⅰ (椿 Ⅰ) 藪椿
2014.04.02
僕らがやっている「家づくり学校」の修学旅行で加賀・金沢へ。
旅行の途中よく目にしたのが藪椿(ヤブツバキ)。
椿の花は嫌う人がたまにいる。
理由は花がポトンと落ちるのを不吉に思えたり、虫がつくのが嫌だったりということで。
建て主さんが嫌ったら植えるわけにはいかないが、好きな人はかなり好き。
僕もそのうちの一人。
椿の種類は品種改良で相当あるようだが、
僕が好きなのは侘助(わびすけ)。
実際僕の家には侘助(わびすけ)の赤と白を植えている。
侘助は楚々として可憐。
でも最近、どういう訳か藪椿に目が移っている。
野趣が少し入っているところがいい。
藪椿は自生していて、山道を歩いていると思わず目の前にあったりする。
今度の旅行でも自生しているもの、庭木として植えているものに何度も出会った。
まだ枯れ木ばかりの北陸に真っ赤な藪椿は目につくのか、
それとも北陸にそもそも多いのかもしれない。
藪椿もよく見ると一本一本微妙に違う。
色が真っ赤というより、ちょっと黒ずんでいる赤の方が美しい。
花びらは5弁がいい。
新人募集
2014.03.23
今日もまだ熱が下がらないんだけど、
それとは関係なく、お知らせです。
泉事務所では新人を募集します。
選別の基本的条件は、
建築設計ができるようになるためには石にかじりついてでも頑張れる覚悟がある人、
です。
希望者は当事務所まで経歴とポートフォリオをお送りください。
自制しなきゃと思うんだけど
2014.03.22
ここのとこガンバリ過ぎたようだ。
おかげで風邪を引いてしまった。
東京、名古屋、大阪での連日の公演の後、
前橋工科大学での講演の後、北関東の大学の卒業制作や授業作品の審査、
次に山口県で朝10時から夕方5時まで、1時間の昼食をのぞいてぶっ通し7時間の講演。
講演の途中から既に喉が痛くなっていたけど、
東京に帰ってきたら38度5分の熱。
花粉症と相まって苦しい。
海峡の街 Ⅲ
2014.03.21
下関と言えば河豚(ふぐ)。
この大皿に盛った4人前の河豚を二人で。
建築会社の社長のおごり。
箸でゴソッとかき寄せるほどのすご〜い量。
東京じゃこんなに食べれないな。
河豚でお腹一杯になりました。
根開け
2014.03.08
而邸 ⅩⅥ 忠臣蔵
2014.02.23
大雪を見ると必ず赤穂浪士討ち入り時の場面を思い起こす。
雪国で育った人はそうでないかもしれないが、
九州で育った僕としては滅多に大雪は体験することがなかったから、
NHK大河ドラマ「赤穂浪士討ち入り」の場面が大雪の原体験。
今年の東京は大雪が2度もあった。
我が家の周りも「討ち入りの日」場面状態。
確かNHK大河ドラマでは長谷川一夫が大石内蔵助をやってたと思うが、
こんな大雪になるとその時のテーマ音楽をついつい口ずさみたくなる。
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なお作曲は芥川也寸志。
けんちく体操
2014.02.07
「けんちく体操」というのがあることは知っていた。
白い服(下着))を着て、建築の形を何人かで真似する体操。
そのけんちく体操をやっている、「けんちく体操マン1号」さんと、「けんちく体操2号ウーマン」さんが「ミセス」の今年1月号の取材に我が家にいらしたことがあり、少しは身近なものと感じていた。
とことが思わぬところで、このけんちく体操に出会った。
僕たちがやっている「家づくり学校」の生徒の結婚式に出席した時のこと、
この「けんちく体操」の余興があった。
新郎新婦も設計事務所勤務で同僚たちがやったようだ。
北京オリンピックのスタジアム。
東京ツリータワー。
この体操、
外観だけでなく、構造や用途、個人的に抱いた第一印象などを身体で表現するもので、
身体能力以上に、建築を見る、知る、愛する情熱が問われる体操、
やればやるほど「けんちく体質」を身につけられる、
そうだ。
もう一つ、講演会のお知らせ
2014.02.02
海峡の町 Ⅱ 海底のジョギングコース
2014.02.01
現在、関門海峡には関門橋がかかっている。
しかし、橋が架かるまでは海底トンネルで海峡を渡っていた。
実は、関門海峡トンネルは第二次大戦争中に貫通していたらしいが、
開通は戦後しばらくしてからで、僕が小学校2~3年生の頃になってから。
ちょうどその頃、切手の収集が流行っていて、トンネル開通の記念切手も発行され、
今でも僕の切手アルバムの中に納まっている。
関門トンネルは上は車道、下は歩道の上下二段に分かれている。
だから下の歩道を歩くと、上には車が通り、さらにその上は源平合戦の海ということになる。
この下の歩道を2回通り抜けたことがある。
最初は小学6年生の北九州修学旅行の時だった。
旅行の前、海の下のトンネルというものがなかなか想像できず、子供らしい妄想が広がったものだが、
行ってみたら、ただのトンネルだった。
でも皆で、海の下だー、海の下だーと、はしゃぎながら歩いたことを覚えている。
2回目は19歳の夏、
東京から田舎の熊本へ、ドロップハンドルの自転車で帰京した。
その時は(多分)颯爽とトンネルを通り抜けたに違いない。
今、しばしば行っている下関へは北九州から関門橋を渡って行っているが、
一度だけ車で関門トンネルを抜けて行った。
50年近く前通った下の歩道はそれっきり歩いていないが、
今ジョギングコースとしてにぎわっているらしい。
日焼けしないし、雨の日でも濡れないから、だとか。
海峡の町 Ⅰ
2014.01.24
而邸 ⅩⅤ 桜にメジロ
2014.01.03
鬼が笑うお知らせ
2013.12.31
今年も今日で最後ですね。
来年の 講演会のお知らせです。
日本建築仕上材工業会主催の講演会、メインテーマ「建築物の仕上げを考える」があります。
僕は「自然素材との付き合い方」というタイトルで話します。
東京、名古屋、大阪で開かれます。
東京 2月19日(水) 建築会館ホール
名古屋 2月20日(木) アイリス愛知 2Fコスモス
大阪 2月21日(金) 国民会館住友生命ビル12F 国民会館武藤記念ホール
いずれも13:30からです。
簡単な案内と申し込みはこちらから。
湖西地方
2013.12.27
琵琶湖の東側には米原、彦根、近江八幡、草津などの大きな町があり、
また新幹線も通っているし、これらの町にも行ったことがある。
しかし琵琶湖の西となると、どんな町があるのかさえ思い浮かばない。
「木の建築賞」の審査で琵琶湖の西にある、安曇川という町に行った。
この安曇川をなんと読んでいいのか、
JRの自動切符売場で入力に困った。
「あうんがわ」と読むのかなーと思ったが、雲じゃないしなー、
琵琶湖の西がますます未知の場所に思えた。
これ、「あどがわ」と読むのだそうだ。
京都から湖西線に乗り換えしばらくしたら、
右側の車窓に琵琶湖が見えてきた。
静かーな琵琶湖だ。
昔の絵や読み物に琵琶湖が出てくるが、
成る程、これが琵琶湖ね、と納得。
安曇川の先はもっといいらしい。
もっと先に行ってみたくなった。
ネット時代の上棟式
2013.12.22
上棟式のテーブルの上にこのような料理が出てきた。
これはほんの一皿で、他のも美しい。
上棟の料理というと大体がお決まりの味の濃いものが多いが、
この料理は化学調味料も使ってなくヘルシー。
建て主さんがネットで探し、注文して現場に届けてもらったとのこと。
稲垣晴代さんという方がやっているケータイリング屋さんで、ネットで注文を取っているとのこと。
上棟の料理も変わるのかと、
本当にインターネットってすごいなー、と感心。
インターネットにも功罪はあるけど、
一女性が自分の得意とするもので起業し、それを個と個の関係で広められるのだからすごい。
我が事務所の忘年会はお店を予約してしまったけど、
来年はこのケータリングで事務所で、時間制限なしでやりたい。
三宝柑ゼリー
2013.12.20
先日に引き続き長野県上田の話。
上田の尋ねたお宅でごちそうになった食べ物です。
美しいだけでなく、これがメチャ美味しい。
三宝柑(さんぼうかん)というデコポンに似たミカンをくり抜き、
中に三宝柑のゼリーを詰めたもの。
話の内容からどうもこれは上田市内で売っているらしく、
思わず、これどこで売っているんですかと尋ね、
帰りにその店に寄ってみた。
長野行新幹線に乗ると車両の一番前に、
「みすず飴」という味のある、いい字で書いた広告があり、気になっていたが、
そのみすず飴を作って売っている店だった。
老舗らしい風格のある店で、
ジャム、あんこなども売っていて試食してみたが、これもとっても美味しかった。
三宝柑は冬の間だけ売っていて、
出始めは緑色で、春近くなると黄色くなるらしい。
僕はこの店の回し者でも何でもないのだが、
あまりにも美味しかったもんで……ついつい。