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5尺7寸5分 Ⅱ

2010.07.22

江戸東京たてもの園」の第2回です。
堀口捨己(すてみ)さんという建築家が設計した建物、「小出邸」があります。
その応接間です。
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大正14年に出来た建物です。
大正15年ですぞ、凄い[E:sign03]
当時日本の建築家は西洋建築をどのように取り入れるか試行錯誤した。
この応接間にも表れています。

この建物で僕が気に入っている個所はもう一つ。
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向こう側がお風呂、手前が脱衣室。
脱衣室が畳。
こんなに暑い日は、
風呂上がりに外の景色を見ながら、
畳に座ってビールを一杯

誰かこんなお風呂を作りたい人はいませんか。

5尺7寸5分

2010.07.13

「泉幸甫住宅デザイン学校」の人達と「江戸東京たてもの園」へ。

かつて世田谷の多摩川を望む岡本に建ってた「綱島家」。
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深い庇、庇の先端は住まいの畳面からだと1.4メートくらい。
立ったときの目線より低い。
光は畳面に反射して入ってくる。
落ち付くな~。

外から見ると深く帽子をかぶっているよう。
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でもでも、もっと深い庇もある。
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これは兵庫県にあるんだけど、
今に残る日本最古の民家といわれる「箱木家」住宅。
室町時代に建てられて、現在は国の重要文化財。

庇の先端に立つと頭がつかえる。
若かりし頃の僕の身長と同じくらい。

半分夏

2010.07.03

自宅の近くの道端で見つけた植物です。
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泰山木や山帽子のように白い花は珍しくないけど、
白い葉っぱの植物もあるのですね。
青と白の対比が美しい。
思わずデジカメでパチリ。

植物図鑑で調べてみたら半夏生(ハンゲシヨウ)という野草で、
夏至から11日目を半夏生といい、その頃に白い葉をつけることから、そういう名前になったとか。
この写真を撮ったのが3~4日前で確かに半夏生の頃。

多分、花に昆虫を引き寄せるために白くなっているに違いない。
それにしても半夏生とはなかなかいい名前を付けるもんだ。

オシムの目のように

2010.06.28

一昨日の朝日新聞に載っていた「オシムの目」。
さすがオシムさんです。

「本田のFKは大したキックではない。
プレーをほめるとすれば自分の任務をこなしたところだ。
守備の一番手としてよく走ったから、後の選手たちがいいプレーをすることができた。
3番目のアシストは美しかった。
日本では彼の髪形がはやるだろうね。
けど、ちやほやするのはやめた方がいい。
若者は直ぐ付け上がる。
相手のPKになってもおかしくない場面が2回以上もあったことを忘れてはいけない。
審判に助けられた試合だった。
大久保のワンマンプレーや長友の単調なプレーも気になった。
組織的にやればあと2,3点は奪える可能性があった。
日本人は耳に痛い事を聞かない傾向があるが、それでは進歩がない。
小言は期待の裏返しなのだから。
……今、あまりお祝いし過ぎないように。大会が終わってからも十分だ。」

岡田JAPANが思いの外、健闘しているのは結構なこと。
でもワールドカップ前に岡田支持率が30%だったのが、
デンマークに勝って80%になったのは、な~に?
メディアに踊らされている結果としか思えない。
メディアの、特にコメンターのあの馬鹿さ加減にはあきれ果てるのは僕一人ではあるまい。
オシムのような怜悧さが日本サッカーを強くする基本的だと思うんだけど。
サッカーに関することだけでなく、最近の新聞、週刊誌、TVみんなどこかオカシイ。

メディアは第4の権力と言われるが、今や第1の権力のようにワガママ放題振舞っている。
あたかも正義の味方のように興味を引くような悪口を書いて、
そして人を引きずり下ろす。
それは自社の記事を売るため?
もっともこのような体たらくのメディアを容認しているのも国民なんだけど。

泰山木 Ⅱ

2010.06.28

木に咲く白い花、泰山木もそう。
木に咲く白い花の白はマットな白。
でも全艶消しでなく、シルクのような光沢がわずかにある白。
だから楚々として、可憐で瑞々しいのか。

最近見た山帽子の花です。
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泰山木 Ⅰ

2010.06.19

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我流、泰山木の生け花です。

最近池袋に住宅を作った。
池袋とはいえ、この住宅の敷地は樹木が覆い茂り鬱蒼としていて、
雀のお宿状態だった。
それは建主しさんが木が大好き、
とにかく生えている木を少しでも切るのが嫌だったから。
当然、新築するにあたっても出来るだけを木を残すことになった。

敷地に1本泰山木があったのだけど、どうしても枝が庇にあたる。
それに僕も泰山木が好きだから、
その部分だけ庇をえぐることにした。

めでたく、今年も泰山木は花を一杯つけてくれた。
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建主しさんから頂いた泰山木だけど、
やはり泰山木はいいですね。

Apartmentふう Ⅱ

2010.06.18

昨日のApartmentふう(楓)に行ったのは入居者がすべて決まりミニお祝いのため。
集合住宅の建設は戸建て住宅と違って経営的側面が求められます。
つまり入居者がすべて決まって完成みたいなものです。

立地などいろんな条件もありますが、建築の持っている力が試されます。
入居状況は成績通知表をもらっているようなもの。

そんなわけでApartmentふう(楓)も無事満室になり、
葡萄棚の下でのミニお祝いとなったわけです。

参加者はオーナーと不動産屋のリネアの方達と泉事務所。
美味しい焼酎をリネアの方が持ってきてくれました。
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この焼酎は15年物でウィスキーのような絶品の麦焼酎。
シングルモルトのようなケースに入っていてカッコもいい。
名前はO. Henry
でもアメリカ産ではなく広島産。
飲みやすくスイスイ行きそうな焼酎です。

おかげで週末の昼下がり、入居者も満杯になり、
いい気分になってしまいました。

Apartmentふう Ⅰ

2010.06.17

今年の3月に出来た集合住宅です。
場所は京王線八幡山駅から歩いて2分。
この建物について昨年書き込みをしましたが、その建物です。
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敷地内には生り物(なりもの)のレモンの木、ジュンベリ、ブドウなどの植物が植えてあります。
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葡萄はぶどう棚がありますがまだ伸びていません。
2~3年したら収穫できるでしょう。

でもジュンベリは今年植えたにもかかわらず豊作。
ジュンベリを摘んだものです。
美味しい!
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敷地内に植わっている果物を採って食べるなんて楽しいではありませんか。

本懐を遂げる

2010.06.14

昨日の夜はパソコンとにらめっこ。
何がって?もちろん「はやぶさ」です。
ニコニコ動画で見ていたんだけど、画面が悪く最後はあっけなかった。
7年間も興味を持ち続けていただけに、
それはなおさら。
でも後でNHKのTVで見たらバッチリ。
頑張り続けたはやぶさの最後にふさわしく、
粉々になって燃えるように落ちて行った。

人類はこれまでにも様々なプロジェクトを行ってきたが、
僕が思い浮かべるプロジェクトはアメリカによる月面着陸。
そのような科学技術のプロジェクトもあるけど、
人間臭いプロジェクトで思い当たるのは、
赤穂四十七士の討ち入りプロジェクト。
あれは大石内蔵助がすごい(物語化されているが)。
日本の明治維新以後では、バルチック艦隊の撃破。
それらにはそれぞれ運もあったのだろうが、
人間の捨て身の知力の、その凄さを感じさせられる。
結局人間が問題、今回のはやぶさもそう、そして建築もそう。

皆さんはどんなプロジェクトを思い浮かべますか?

はやぶさ帰還実況放送予定

2010.06.10

いよいよ、今週日曜13日夜11時ごろから「はやぶさ」帰還です。
インターネットTVで見ることができます。

ニコニコ動画生放送では、  http://live.nicovideo.jp/gate/lv18265557
世界が注目!なんとNASAもやってくれます、 http://airborne.seti.org/hayabusa/
日本宇宙少年団でも、 http://www.yac-j.or.jp/tv/post-3.html
JAXA(宇宙科学研究本部)の公式ブログ、ツウィッターは、http://hayabusa.jaxa.jp/index.html

日本カメルーン戦の前日なので、サッカー話題に打ち消されているかもしれませんが、
サッカーに興味がない人も、ある人も是非是非!!

黄門さまの庭

2010.06.07

田圃のための溜池。
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常陸太田市に「西山荘」というのがあります。
西山荘は徳川光圀、黄門さまの隠居所。
隠居所と言っても、彼はここで「大日本史」編纂の偉業を行う。。
また嘘か本当か、「水戸黄門様」はここから全国の悪事征伐に出かけたのかもしれない。
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この西山荘を見たのは30数年前。
京都にあるような数寄屋の瀟洒な建物ではなく、農家風。
この建物もいいけど、外回りがいい。
枯山水のように作りすぎた庭園でもなく、と言って自然のあるがままにまかせたというのでもない。
アプローチはアプローチとして、田圃は田圃として、山の傾斜は傾斜として、
必要に応じてきれいに整えている、とでも言えばいいのか。
華美に走らない、でも学徳を持った人の厳しい庭。
(かつて見た時より現在は観光地として手を入れ過ぎて小奇麗になっていた。住まいの前庭などは最悪。もう少し自然よりだった。)
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桂離宮のような完璧なまでにコントロールされた唯美主義的庭もあるが、
西山荘のように日常の生活の場としてコントロールされた庭もある。
今はその面影を少ししか残していないが、僕が理想とする庭だ。

ワールドカップは見ないで、オシムの本を読もう

2010.05.27

いよいよサッカーの話題。
と言っても、もう一つ盛り上がらない。
先日の韓国戦はどうしようもなかった。
カメルーンを油断させるために寝た振り?
でもそんなことはないな。
ボールが前に行かない。
横どころか後ろに回していたんでは勝つはずがない。
オシムの時はそうでもなかった。

いまさらオシムと言ってもどうにもならないことは分かっているんだけど、
でも、でもオシムの本の紹介。

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おそらくオシムが直接書いたのではないと思うが、
誰かがヒヤリングしてまとめたものだろう。
だが、オシム節全開の本。

僕が面白かったのはサッカーを建築と読み替えるかとができること。
オシムはかつて数学者か物理学者を目指していたそうだから、
言うことに広がり、普遍性がある。

もう一つオシムの本。
このブログによく書き込みをしていただいている「お邪魔虫さん」の紹介による本。

オシム通訳をしていた千田善さんの『オシムの伝言』(みすず書房)、
これも面白かった。
近くにずっといた人の言葉だけあって読んで行くうちにドンドンひきつけられる。
アーーー、オシムさん、何で倒れてしまったの!

5月は黄木蓮

2010.05.18

木蓮の花って白か紫と思っていたら黄色いのもあるんですね。
しかもこの黄色い木蓮は5月に咲く。
先日栃木方面に行ったときに発見。
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友人に聞いたのだが、普通桜は4月に咲くものと思っていたら、
1月に咲く桜、2月に咲く桜、3月に咲く桜、もちろん4月に咲く桜、・・・・・10月に、11月に、12月に咲く桜と、
それぞれの月に咲くように12種類あるとか。

でも桜は4月、モクレンは春先がやはりいいと思うんだけど。
無理して季節をずらさなくていいのではないかな~。
春はあけぼの、夏は夜、秋は夕暮れ、冬はつとめて、と我が民族は言うではないか。

一年中咲く桜はどうかと思うが、
でも、この黄木蓮はよくよく眺めていると5月らしい、とも思える。

ないのが当たり前になっていく・・・。

2010.05.11

大江戸線、新江古田駅の前に白井晟一邸、虚白庵(こはくあん)がある。
正確には、あった。虚白庵が壊されたのだ。
建築家、白井晟一は僕らの世代にとって教祖的存在だった。
当時、この虚白庵の門の前で弟子になりたくて毎日座り込んだ者もいたくらいだった。
僕の友人で、白井晟一が亡くなった時、三日間も泣き続けたのもいた。
そのくらい白井晟一は僕らの世代の建築家に影響を与えた建築家だ。

だから虚白庵は僕らにとって聖地みたいな存在だった。
虚白庵に一度は入って見てみたい、と多くの建築家の卵たちは思ったものだ。
入れないならと、隣のマンションの屋上から覗き込んだり…。
入ったことのある者は、それは自慢げだった。
僕が見せて頂いたのは白井晟一の息子さんの代になってからだったが、
やっと念願叶い、大層うれしかった。

その虚白庵が壊されてしまったのだ。
壊されるという噂は聞いていたが、
ある日、当然あるはずと思っていた建物が、
パッツ!となくなっている。
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新しい建物、マンションでも建つのか、
テントを張り、地鎮祭をやるようだ。

なくなった風景を見た時はショックだったが、
その前を、その後も時々通るが、段々「ない風景」に慣れてしまっていく。
そんなものなのかな・・・。
なんだか人の死に似ている。

そこで問題

2010.05.07

先日岐阜に行ったときに見た木組み。
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なんだか変だと思いません?

普通の人は何かヘン?、とまず思う。
ヘンと思はない人は、天才か、ノー天気な人。

ノー天気な人に言うと、
これ、どうやって入れたの?
これは木で出来ています。
ゴムなんかで出来ているわけではない。
ちゃんと木で出来ていているにもかかわらず、スポット入っているんです。

こんなことがいとも簡単に、
分かる人もいるんですね。

さてあなたは普通、天才、ノー天気?

ヴェスプロⅡ 建物は楽器

2010.05.01

先日の演奏会があった東京カテドラルの残響は、7秒。
普通の音楽ホールで2秒くらいだから、
東京カテドラルの残響がいかに長いかがわかる。

かつて南フランスにあるル・トロネ修道院を訪ねた時のこと。
この修道院はロマネスクのシトー派の教会として有名。
教会はほとんどそうだけど、
石造で開口が少なく、かなり音が響く聖堂だった。
訪れていたのは僕らだけだったから、
思わず、大きな声でド、ミ、ソと音程を付けて順々に音を重ねて出してみたら、
ワーンとハモった。
何とも気持ちが良い、一人でハモれるわけだ。

それで、アーこれかと思った。
西洋音楽の和声は残響の長い石造の建物から生まれたんだと、実感できた。
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次に体験したのはウィーンで。
「岸辺のマリア教会」という素敵な名前の教会。
重たいドアーを開けたら、なんの楽器かは分からないけど、
分厚い音を出す笛?のような楽器の音が聞こえてきた。
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しばらく楽器は何だろうと思いあぐねていたが、
もっと中に行って見たら、何とフルートの演奏だった。
若かりし頃、自分でもかじったことのある楽器だったのに、
分からなかったことに驚いた。
フルートは柔らかく、どちらかと言うと細い音。
ところが、もっと響きが強く、聖堂全体が音を出している感じだった。
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建物と共鳴し、僕らが知っている楽器とは別の楽器になっていたのだ。
本来、フルートはそういうものとして西洋では生まれたのかもしれない。
あけっぴろげな日本建築では違った、細い音の楽器になっている。

ところでこの岸辺のマリア教会は外観が美しい。
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ロマネスクとゴシックのはざまに出来た教会。

ダブルブッキング

2010.04.24

ついに!、やっと!、よくぞ!、すごい!、何でもいいんだけど、
小惑星探査機「はやぶさ」が6月13日に再突入というところまでこぎ着けた。
まだまだ課題は多いようだけど。

到着予定場所はオーストラリアの砂漠。
カプセルがパラシュートで降りてくる。
打ち上げたのが2003年5月だから7年間宇宙を旅して帰還することになる。
これまでのはやぶさに関するブログです。

何でこのはやぶさに興味を持ったかと言うと、
小学生のころソ連が初めて人工衛星スプートニクを打ち上げ、その影響で宇宙少年だったことの延長。
それにはやぶさは想像できないぐらの難局を乗り越えての帰還だからだ。
日本の宇宙開発はずっと他国の後塵を拝しきたが、
その理由は宇宙開発は軍事技術に直結することから日本ではできなかったことや、
日本の科学技術への予算は目先の効果を狙ったもので、「夢」に対しては向けなかったことによるのだろう。

しかし限られた予算で打ち上げられた「はやぶさ」で、一気に日本らしい技術で世界からリスペクトされることになるに違いない。
新政権による「仕分け」は評価に値するものだが、次の「はやぶさ計画」もあるようで、その予算だけは削ってほしくない。科学は「夢」の実現でもあってほしい。

地球に再突入は夜の11時ころで、地上に降りるまで1時間くらいかかるから14日の0時ころ。
ところで、その14日はワールドカップ第1戦、日本―カメルーン戦、の日。
「はやぶさ帰還」ニュースは南アフリカで聞くことになるか。

ヴェスプロ

2010.04.22

事務所からそう遠くないところに「東京カテドラル聖マリア大聖堂」があります。
設計は丹下健三。

2~3年前作った住宅の建主しさんから、
今度、東京カテドラルで歌いますから聞きに来ません?とのお誘いがあった。
建主しさんは大学の先生でお医者さん。
音楽室も作ったぐらいだからピアノがうまいことは知っていたが、歌もとは知らなかった。
僕の妹は声楽をやっているから、その影響で若い時に何回か歌をやってみたいと思ったことがあるけど、
とうとうやらなかった。
ちゃんと歌える人、楽器をやれる人がうらやましい。

東京カテドラルでの曲目は教会音楽で、
モンテヴェルディーの「聖母マリアの夕べの祈り」(通はヴェスプロという)。どんな曲かYou Tubeで聴けます
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東京カテドラルの床は大理石、壁(天井)はコンクリート打放しの建物、残響が長い。
かつてここでベートーヴェンの第9を聞いた時は音が重なって分かりにくかったけど、
宗教音楽にはいい。
(先生は残響で歌い難いと言ってたけど)

モンテヴェルディーは日本でいえば江戸初期の人。
バロック時代ベネチアのサンマルコ大聖堂の音楽長だった。
当然サンマルコでも演奏されたことだろう。

20年近く前に行ったサンマルコの写真です。
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それにしても同じ教会とは言え、
東京カテドラルとサンマルコではなんという違い。
ヴェスプロにはやはりサンマルコ、と思うのだが、
貴方はどちらがお好き?[E:note]