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沖縄紀行 Ⅶ 備瀬

2019.05.12

沖縄美ら海水族館の近くに備瀬(びぜ)という、まことに美しい集落がある。

福木(ふくぎ)という沖縄独特の木が道の両側に植えられ、台風から村を守っている。

福木の葉っぱは厚く、台風の風は遮るが、そよ風は通すらしい。

道はサンゴ礁の砂なのだろう、白く、掃き清められている。

また、道は福木で覆われていて、そこにフクギから小木漏れ日が落ち、何とも言えない幸せな気持ちにさせてくれる。

道幅は細くなったり広くなったり、道路と敷地の境界は直線でなく多少曲がっている。

それらが堅苦しさをなくし、これぞ人間が住むところだよねー、と思わせる。

福木で囲まれた中にある屋敷の屋根は、セメント瓦だったが、起伏が大きいので、陰影が強く、がっしりとした存在感がある。

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