清白寺(せいはくじ)

2016.02.07

「家づくり学校」の3年生はいろんなところに出かけます。
先日山梨にある国宝の清白寺、大善寺の見学に行った。
清白寺は建築史の中で禅宗様と言われる様式。
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僕はどうもこのスタイルが昔からピンと来ない。
鎌倉にも円覚寺舎利殿という禅宗様があるが、世の中の評価ほどには好きになれない。

ただ、この青白磁の内部空間はよかった。
汚れているけど空間の骨格は整然とした秩序があって美しい。
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垂木2本を1単位としてみると2と3のリズムで出来上がっている。
この秩序がこの建物を整然とした内部空間にしている。

清白寺の庫裏にもお邪魔したが、、
そこにあったものが珍しく、かつ美しかった。
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両方とも琉球のもので、丸いのは泡盛の甕。
で、ミニチュアの家の方はひょっとして遺骨を入れるものかな?と思ったが、
お寺の人に聞いたら、やはりそうなんだそうな。

なかなかの焼き物だったので、帰ってから調べたら
遺骨を納める納骨器、厨子甕(ジーシガーミ)というものだった。

空気穴のような小さな穴は、魂が自由に外に遊びにいけるようにしたものだとか。
民芸運動の柳宗悦もやはり、注目していたようだ。