最近読んだ本 Ⅱ

2018.07.11

読んだというより「見た」本。
NHKの日曜美術館で聞いたことのない名前の画家をやっていた。
不染 鉄(ふせん てつ)という日本画家。
一目見て、スゴイじゃん、こと人!、一瞬にして虜になった。
画集がないかと探したら、そんなに知られていないのか、あるのはこの一冊位。
不染鉄之画集
この人の絵、文人画の流れにあるようで、生き方がいい。
「有名になれずこんな画をかくようになっちゃったけどいヽよねえ」
と書いたりしている。
でも、この人、これから結構有名になるような気がする。
お顔もいい。
どんな絵かは本を見てください。

もう一冊は「近代日本一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻」 著者は山本義隆。
僕らの世代だと、あの山本さんかとピンとくるが、元東大全共闘の委員長、日大の秋田明大と並んで1968を引っ張ったカリスマ的リーダーだった。
山本さんは予備校の講師をしながら科学史を研究していて磁力と重力の発見〈1-3〉 全3巻セットという大部の著作などがある。
その山本さんの科学技術から見た近現代史。
近代日本一五〇年――科学技術総力戦体制の破綻 (岩波新書)
同世代だから読みたくなったというのでなく、世代を超えたて読まれるべき本。。