山口・島根の旅 Ⅴ 石州瓦

2014.11.20

先週書いた赤い瓦は石州瓦と言います。
今回の旅の目的の一つはこの石州瓦を焼いている、
島根県の浜田市にある亀谷窯業を訪ねること。
今の時代は何でもカタログを見て製品を判断するが、
物の本当の美しさは現物を見ないとわからないし、
製造元を訪ねると思わぬ発見がある。

亀谷窯業の赤い瓦の釉(うわぐすり)は、松江あたりで採れる来待石(きまちいし)という石から作ったものとか。
しかし、今やこの来待石から作った釉で瓦を焼いているのは亀谷窯業だけになったそうだ。
来待石から作る釉は昔ながらの製法で手間がかかる。しかし美しい。
亀谷さんはやせ我慢をして、この来待石の釉にこだわっているそうだ。
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こういうモノ作りの覚悟って、いい!

また、この釉で焼いた敷瓦(しきがわら、瓦のタイル)もいい。
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赤い瓦はそうそう使えるものではないが、このタイルは使えそう。
実は、この敷瓦を見るために行ったのだが、行ったかいがあった。

さらに面白いものを工場でいろいろと発見。
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やっぱり犬も歩けば棒に当たる、だな。