スリランカ紀行 Ⅳ 建築の一部としての芸術品

2010.11.23

バワの建築は外構と芸術品が一体となっていると書いたが、
絵画や彫刻、陶芸作品、あるいは骨董品がいろんなところに散りばめられている。

近代建築でも広場にポイントとして置かれるようなことはあるが、
それは他の作品にもおきかえられるようなもので、
それでなければならないものではない。
芸術作品を無視しているわけではないが、
建築と芸術作品が一体となって空間を作り上げることはほとんどない。

しかしバワにおいてはそれが一体となって考えられている。

バワの別荘の一部です。
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バワの別荘の二つの庭をつなぐ建築に書かれた絵です。
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次はバワの自邸。
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このように見ていくとバワにとって建築と芸術品が別々なものとか、
あるいは建築を引き立たせるものとかでなく、
建築とその他の芸術が連続して存在している。