オシムの目のように

2010.06.28

一昨日の朝日新聞に載っていた「オシムの目」。
さすがオシムさんです。

「本田のFKは大したキックではない。
プレーをほめるとすれば自分の任務をこなしたところだ。
守備の一番手としてよく走ったから、後の選手たちがいいプレーをすることができた。
3番目のアシストは美しかった。
日本では彼の髪形がはやるだろうね。
けど、ちやほやするのはやめた方がいい。
若者は直ぐ付け上がる。
相手のPKになってもおかしくない場面が2回以上もあったことを忘れてはいけない。
審判に助けられた試合だった。
大久保のワンマンプレーや長友の単調なプレーも気になった。
組織的にやればあと2,3点は奪える可能性があった。
日本人は耳に痛い事を聞かない傾向があるが、それでは進歩がない。
小言は期待の裏返しなのだから。
……今、あまりお祝いし過ぎないように。大会が終わってからも十分だ。」

岡田JAPANが思いの外、健闘しているのは結構なこと。
でもワールドカップ前に岡田支持率が30%だったのが、
デンマークに勝って80%になったのは、な~に?
メディアに踊らされている結果としか思えない。
メディアの、特にコメンターのあの馬鹿さ加減にはあきれ果てるのは僕一人ではあるまい。
オシムのような怜悧さが日本サッカーを強くする基本的だと思うんだけど。
サッカーに関することだけでなく、最近の新聞、週刊誌、TVみんなどこかオカシイ。

メディアは第4の権力と言われるが、今や第1の権力のようにワガママ放題振舞っている。
あたかも正義の味方のように興味を引くような悪口を書いて、
そして人を引きずり下ろす。
それは自社の記事を売るため?
もっともこのような体たらくのメディアを容認しているのも国民なんだけど。