葉々
住宅
Detail
遥か向こうに富士を望む、葉山の海に面した住宅である。
敷地に対し、建物をL字に配置した。
そのことで、道路に対し建物が目一杯に広がり、そして道路側の建物の奥にはL字の建物に囲まれた静かな庭がある。
また中庭を介して、建物の一部が離れのような感じになる。敷地と道路は1.5mの段差があり、玄関へは階段で上がり、道路から見ると写真のようなファサードとなった。
実は10年ほど前、建て主さんの別荘をつくったことがあり、この度は2度目の設計依頼だった。
だからお互いの趣味嗜好を大よそ理解しあって設計にあたることができた。
しかし以前の設計と違うことは、施主も設計者も多少歳を取り、落ち着きのある大人の家を目指していたようにも思えるが、一方その間に3人の子どもが生まれ、子どもがすくすくと育つ、活動的な面もある楽しい家にしたいと思った。
また設計中、植物のことがいつも頭の中にあった。ダイニングの前には藤棚を付け、数年後にはダイニングテーブルに座ると、藤の花がずらりと下がっているのが見えるはずだ。
その上の高窓には日除けも兼ねた植物の葉っぱを模した、設計者がデザインしたスクリーンを貼り付けた。
和室の襖には植物の柄の入った壁紙を貼った。
建物に付けた「葉々」は禅語の「葉々起清風」(ようようせいふうをおこす)からとったもので、清々しい味わいのある家になって欲しいと願った。
敷地に対し、建物をL字に配置した。
そのことで、道路に対し建物が目一杯に広がり、そして道路側の建物の奥にはL字の建物に囲まれた静かな庭がある。
また中庭を介して、建物の一部が離れのような感じになる。敷地と道路は1.5mの段差があり、玄関へは階段で上がり、道路から見ると写真のようなファサードとなった。
実は10年ほど前、建て主さんの別荘をつくったことがあり、この度は2度目の設計依頼だった。
だからお互いの趣味嗜好を大よそ理解しあって設計にあたることができた。
しかし以前の設計と違うことは、施主も設計者も多少歳を取り、落ち着きのある大人の家を目指していたようにも思えるが、一方その間に3人の子どもが生まれ、子どもがすくすくと育つ、活動的な面もある楽しい家にしたいと思った。
また設計中、植物のことがいつも頭の中にあった。ダイニングの前には藤棚を付け、数年後にはダイニングテーブルに座ると、藤の花がずらりと下がっているのが見えるはずだ。
その上の高窓には日除けも兼ねた植物の葉っぱを模した、設計者がデザインしたスクリーンを貼り付けた。
和室の襖には植物の柄の入った壁紙を貼った。
建物に付けた「葉々」は禅語の「葉々起清風」(ようようせいふうをおこす)からとったもので、清々しい味わいのある家になって欲しいと願った。