ファクターX

2020.05.23

ノーベル賞受賞者の山中伸弥さんがファクターXという仮説をたてておられる。
日本のコロナ対策にはいろいろと批判があるが、どういうわけか死亡者が少ない。
海外からは、「日本の新型コロナウイルス感染対策はことごとく見当違いに見えるが、結果的には世界で最も死亡率を低く抑えた国の一つであり(対応は)奇妙にもうまくいっているようだ」といった声がある。
日本人でもそう思っている人は多いと思う。
山中先生は、「日本の感染拡大が欧米に比べて緩やかなのは、絶対に何か理由があるはず」そしてそれを、その理由をファクターXと呼んでいる 。
理由を探すだけでなく、その先が科学者が研究者たるゆえんで、
ファクターXを明らかにできれば、今後のコロナ対策戦略に活かすことが出来るはず、としていくつか仮説を紹介している。

ファクターXの候補
・感染拡大の徹底的なクラスター対応の効果
・マスク着用や毎日の入浴などの高い衛生意識
・ハグや握手、大声での会話などが少ない生活文化
・日本人の遺伝的要因
・BCG接種など、何らかの公衆衛生政策の影響
・2020年1月までの、何らかのウイルス感染の影響
・ウイルスの遺伝子変異の影響
それから最近発売の文芸春秋では「新型コロナウィルスには、軽症で済むS型と、そこから変異したL型の2種類が存在するという説があります。この比較的、弱いS型が、L型よりも早く中国から日本へ伝搬したことで、日本人の一部はすでにウィルスに対する免疫を持っている、…」という上西保さんという方の説を紹介している。
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