自分らしい人生を
2015.08.13
僕の事務所に7年前までいたK君と久しぶりに一緒に設計をすることになり、
その完成した住宅です。
この仕事が終わり、彼は海外で仕事をするために旅立った。
K君は外国語が堪能で、
そんなことから、現在、海外にある日本の大使館で仕事をやっている。
建築の仕事とは関係ないけど。
彼が僕の事務所に来たのは十数年前。
まさか今頃、海外で生活するようになるとは、その時想像だにしなかった。
人生は将来どうなるか、どうしているか誰にもわからない。
しかし、どうであれ、前向きに生きているかどうかが大事。
その点、彼は大丈夫だろう。
大学で学生に向き合っているが、
就職を控えた学生を見ていつも思うことは、
もう少し人生を自由に考えてもいいんじゃないか、ということ。
最近若者の安定志向が強まり、
どこかの企業に就職し、そこに埋没する人生しかないように思っているようだ。
卒業時の就職のときだけでなく、自分の可能性を広める努力を続けてもらいたものだ。