この建物、な~に?

建物の間口は1間、奥行き1間の1坪(2畳)の小さな、小さな建物です。
入り口の障子は引き分けで、建物の外側にはみ出すようになっています。
横から見ると、

中をのぞき込むと、
囲炉裏の両側にベンチ、奥に畳が1枚敷いてあります。

中に解説書もありました。
かつて多摩川に橋がなかった頃、
渡しの船頭さんが客を待つ小屋だったとか。

冬は寒いので、焚火をしながら待っていたのでしょう。
さらに読んでいくと、多摩川が増水するときは、担いで移動したとのこと。
モバイル建築だったんですね。
川崎市立日本民家園にあります。