今年何番目かの出来事

2011.12.28

これまで建設現場には、延1000回以上は行っているのではないかと思う。
現場は結構危険なところだが、
オッカナビックリ屋なので、まだ一度も怪我をしたことがない。

ところが、ところが・・・・。

エレベーターを付ける現場があって、その穴に足を踏み外してしまったのだ。
1階で落ち、下は地下1階分の高さしかなかったのだけど、
落ちた時、落ちるまでの記憶が全くない。

そう書くと大怪我でもしたように思われるかもしれないけど、
実は気がついたときに、穴の入口の両サイドに両肘を広げて体を支え、ブランブランになっていた。
落ちる前のことは覚えているが、
落ちた瞬間や、両サイドの部材をとっさに確かめ、両肘を広げて体が落ちるのを防いだという記憶が全くない。
それにしても70数kgの体重を両肘でよく支えたものだ。
しかも両方の肘で35kgづつでなく衝撃荷重も加わっているはず。

すぐには誰も来てくれず、ブランブランの状態が続き、段々と腕がしびれて今にも落ちそうになったが、
結局、気付いた大工の丸チャンが下で「俺の肩に足をのっけてよ」と言ってくれ、
革靴を履いたままで悪かったけど、体重を下し助け出された。

落ちるときにどこも打っていなく、肘にアザもできてなかった。
次の日の朝もどこも痛くなかった。
本当に不思議。
こんなにスムースに落ち、咄嗟に穴の入口で両肘で支えていたとは、背後霊が僕を守ってくれていたんじゃないかと思うぐらい、奇跡的で不思議なな体験だった。