まつけん?左官屋
2009.06.30
下の道具は何に使うと思います?
刀のように先がピカピカ!
これも左官の鏝(こて)で、引き鏝といいます。
先は手が切れそうなくら鋭利。
この刃物のような鏝を使って左官の壁を仕上げます。
この壁の仕上げ方は「大津壁」という伝統的な左官手法です。
写真では伝わらないと思いますが、
実際に見ると何とも艶やかな壁です。
現代建築ではめったに見ることのできない質感があります。
塗ってくれたのは三重県、四日市のマツケンさんこと、松木憲司さん。
この方の鏝は布の入れ物に行っています。
水は木の桶を使っています。
桶をもった姿はいなせなお兄さんのよう、かっこいい。
上手い人は仕事を、道具を大事にしている。
仕上がった壁です。