芸術の秋 Ⅱ

2011.10.03

不忍池の蓮を見ていて、ふと思い出したこととは、
大昔、高校生の時に見た日本画家、徳岡神泉の画集の中にあった「蓮」。

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超写実だが、
写実を通り抜け、超現実的な幽玄の世界に引き込まれる。
蓮の上の水滴が今にも転がり落ちそう、
それどころか、水滴が落ちる時の音さえ聞こえてきそうな感じがする。
徳岡神泉26歳、1922年の作。

久しぶりに古くなった画集を開いてみたが、やはり凄い。