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かわいいアマガエル

2015.07.05

先日、茨城県の植木畑に行った時のこと。
畑を歩いていたら、小さな体長1センチくらいのアマガエルが。
植木畑の奥さんがひょいとつかむと逃げ出して、腕にペタッ。
アマガエルってかわいい、かわい過ぎ。
それに緑色がとってもキレイ。
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思わず連れて帰りたくなったけど、東京じゃかわいそうでやめにした。

中華思想

2015.06.21

ナーるほど。
地図を回転してみると、

そうか、中国の人はこのようにみてるのかもしれない、と思った。
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紫陽花

2015.06.01

家の猫、ムルが亡くなってもう10年近くなる。
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ペルシャ猫の雑種だったが、
可愛がっていたので死んだ時は本当に悲しかった。
今でも抱いた時の感触が腕に残っていて、
よその猫を抱えた時に、あーそういえばムルもこうだったな、と思い出したりする。

火葬した後、ムルの骨は庭の一角に埋めたが、
そこに三宅島の浜辺で拾ったきれいな石を一つ乗せた。

先日花屋の前を通ったら、きれいなアジサイの鉢を売っていた。
こんなきれいなアジサイを毎年見れたらいいだろうなと思い、一鉢買った。
帰りの電車の中で、狭い我が家の敷地だが、どこに植えようかと考えたが、
やはりここしかないなと思ったのが、ムルの墓のすぐ横。
毎年咲いてくれたらいい。
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新人募集

2015.05.19

泉事務所では入所希望者を募集します。
希望者は取りあえず履歴書などをお送りください。

28年前のネパール

2015.05.16

ネパールで地震があったけど、このネパールに30年近く前、行ったことがある。
首都カトマンズに夜遅く着いたが、カトマンズ空港は天井の低い木造の納屋、いや牛小屋いった方がいいくらいのもので、裸電球が所々についていて、薄暗かった。
着いたカトマンズの街は暗く、ところどころしか明かりがなくよくわからない。
それでも目を凝らしてみると、3~4階建ての建物がぎっしりと密集している。
さらに人影がうごめいているのもわかる。
それは中世の街に紛れ込んだかのような錯覚を覚えた。

次の日にカトマンズからポカラという西の街へ飛行機で飛んだが、
小さな6人乗りくらいのプロペラ飛行機で、途中操縦室に乗務員が案内してくれた。
操縦室は窓が大きく、何とヒマラヤ山脈が横にそびえたつ、一大パロラマを堪能できる大サービスだった。
それを見ただけでもネパールに来たかいがあったというもの。
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乗務員が説明するに、この山、マナスルだとのこと。
マナスルは日本人が初登頂したから、僕らにはなじみ深い。
お~~っ、と大感激。

そんな興奮状態の中、飛行機はポカラ空港へ。
外を見たらこれから降りようとする飛行場は何と草っ原。
ひやひやしたが、何のことはなくスムースに着陸。
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ポカラで2泊した後、錆だらけの今にも壊れそうな四駆で再びカトマンズへ。
道はガタガタ、胃がひっくり返るくらいに揺れる。
左は断崖絶壁の川。
途中グルカという町に寄った。
このグルカは傭兵(海外で兵隊として雇われ稼ぐ人)の村で有名だが、ネパールの王朝の故郷でもある。
このグルカ宮殿を見たいと、ひとり革靴で汗だくだくになりながら登り、峠まで来たら、
何と、飛行機から見たマナスルが目の前に突然現れた。
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ネパールの地震の震源は、この写真を撮ったグルカと、目の前のマナスルのちょうど間あたりだったようだ。

展覧会のお知らせ

2015.05.07

お世話になった先輩の遺作展です。
今週の土曜、9日までですが、
もしも銀座方面に行かれる機会がありましたら是非、是非。
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置かれた場所で咲きなさい、と言うけど

2015.05.03

道を歩いていたら、思わぬところに花が一輪、ポツンと咲いている。
道路の縁石と、アスファルト舗装の歩道の間のほんのわずかな隙間にポピーが根を張っている。
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種がたまたまこの隙間に落ちたのだろうか?
救ってあげたいような、なんとも際どい生命維持の環境。

身動きできないのは植物の宿命だが、
可憐な花をつけているのがいじらしい。

三春の瀧桜

2015.05.02

桜前線はどんどん北に行き、
東京じゃもう花見なんてもうずいぶん昔ような気分になっていた頃、
福島県、郡山の方から「仕事を頼みたいんだけど、桜見にお出でよ」との誘いがあった。
仕事の話が終わり、夜は懇親会。
花見は冗談だと思っていたが、本当に翌日、花見のお誘いを受けた。
まだこちらは桜が咲いてたんだ。

郡山の近くに「桜と梅と桃の花が同時に咲くから三春」という地名がある。
三春には有名な「三春の瀧桜」があり連れて行ってもらった。

もう三春の滝桜も見納めの頃になっていたが、マイカーが渋滞。
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車を途中で乗り捨て、歩いて瀧桜まで。

目の前に現れた瀧桜は、成る程凄い。
観光客の数も凄い。
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遠くから見た瀧桜は女性的なしおらしさを見せていたが、
間近で見る幹は、不気味な迫力がある。
あえて例えるならば、
文化勲章を受章した老いてますます盛んな日本画家?といったところか。
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荒々しい幹に優しい花の対比が想像を刺激する。

家づくり学校第7期募集

2015.04.27

僕が校長をやっている「家づくり」学校の募集案内です。
家づくり学校は昨年、日本建築学会教育賞を受賞し、
今年より工学院と共催です、
1年、3年は工学院の新宿校舎で授業を行います。
住宅設計を目指す方が対象で、興味のある方は是非の参加を。
募集は締め切りましたが、もう少しは受け入れることができます。
http://npo-iezukurinokai.jp/about/gakkou/

講演会のお知らせ

2015.04.17

4月27日に静岡で講演会を行います。
テーマは、
「手作りと工業化の狭間で建築を考える」
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工業化、記号化する現代の中にあって、建築の個別性をどのように獲得することができるか、について考えてみます。

主催:JIA静岡 建築家講演会
日時:2015年4月27日(月曜日) 16時~17時30分  受付15時30分
場所:ホテルシティオ静岡5階桜の間 静岡市葵区伝馬町1-2 tel 054-253-1105
受講料:無料  (CPD2単位申請中)
定員:80名(先着順)

問い合わせ先:(JIA静岡事務局)
TEL 054-221-8855(PM1:00-PM5:00)
FAX  054-221-8865
E-mail jia-shizuoka@hyper.ocn.ne.jp

最近読んだ本「森と日本人の1500年」☆☆☆

2015.04.04

森と日本人の1500年」平凡社田辺淳夫著
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現在、日本列島の2/3が森林。
しかしその姿は時代と共に変化してきたことは意外と知られていない。
日本の森は99%人間の手が加えられていて、もとからそこにあったものではない。
その変化を古代から戦後の拡大造林期まで扱い、日本における森と文明の関係史ともいえる本。
戦国時代と明治期はもっとも森林破壊が進んだ時代で、
明治初期には45%にまで落ち込んでいたらしい。
また、1950年GHQは 山林局長を法学部出身の素人でなく、
林学の専門家である「技官」をトップに置くことを勧告したが、
GHQ がいなくなると、官僚が地位を取り戻し、骨抜にしたことのことなど、
森を通して日本という国が見える幅広い視野に立った本。
さらに、森づくりには「美しい風景」という概念が必要、と言い切るところは大いに共感。
そんな概念が通用するときがいつか来て欲しい。

枝垂れ桜のような枝垂れ梅

2015.03.29

桜が咲き始め、梅の話題は時機を逸した感もあるが、
今年の梅は少し遅かったようだ。
十数年ほど前に設計したApartmennt 鶉(じゅん)の枝垂れ梅がつい最近まできれいだった。
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この梅、ほんとに桜のよう。

而邸  ⅩⅦ 侘助は誰のよう?

2015.03.12

我が家、「而邸」には、ほんの1m位の侘助(椿の一種の茶花)の生け垣がある。
3本並んでいて、3本とも侘助で、花の色は赤と白とピンク。

白の侘助を一輪切って事務所の玄関に飾った
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花瓶はとっておいた日本酒剣菱の小さな瓶。

白の侘助って堀北真希?あるいは仁科明子?のよう?
と来客に言ったら話が盛り上がった。
誰のようだと思います?

完成祝い

2015.02.22

昨年完成した住宅の完成祝いにお呼ばれした。
工務店に職人さん、それに設計事務所の僕たち。
出張サービスによるシェフの料理、
それに頂いたお土産です。
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設計した中庭のある住宅の絵が煎餅に印刷されている。
へー、煎餅にも印刷できるんだ!。

それに、
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泣かせるなー。

杉の山

2015.02.18

先日和歌山に材木の検品に行ったのは山長商店という材木屋さん。
山長商店は日本でも有数の山持ち(確か5000ha?)で、製材からプレカットまでやっている。
山長の手入れが行き届いた杉の森です。
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手入れが行き届いた森は、間伐(間引き)をやっているので木の下が明るい。
(逆に手入れしてない森は薄暗い)
実は日本の山は荒れに荒れていて、こんなにきれいな明るい森は少ない。

森の途中に切り株があった。
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杉は元々、中心部が赤く周辺が白い。
中心部を赤身、周辺部を白太(しらた)という。
赤みの部分は腐りにくいといわれるが、切り株では黒くなっているが、その通りにきれいに残っている。
白太の部分はボロボロ。

本物のような、偽物のような、本物のような・・・

2015.02.10

ここどこ?
どう見ても日本の建物じゃないよね。
天井には金箔をはってあるし。
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床を見ると、
本物のモザイクタイルをびっしりと貼ってある。
イタリアの建物かも?
でもちょっと違うなー。
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この建物、れっきとした日本のホテル!なんです。
和歌山県白浜にあるホテル川久

バブルのころ300億円かけて作り、
倒産して30億円で人手に渡っとか。
できた当初は会員しか泊まれなくて、会員券はウン千万。
でも今は2~3万で泊まれるらしい。

バブルって想像を絶するものだったんですね。
バブルのころ、僕もすでに建築家としてやってたけど、
僕には全然その恩恵はなかったな。

和歌山に材木の検品に行ったついでに見た建物です。

延べ床面積1坪の家

2015.01.30

この建物、な~に?
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建物の間口は1間、奥行き1間の1坪(2畳)の小さな、小さな建物です。
入り口の障子は引き分けで、建物の外側にはみ出すようになっています。

横から見ると、
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中をのぞき込むと、
囲炉裏の両側にベンチ、奥に畳が1枚敷いてあります。
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中に解説書もありました。
かつて多摩川に橋がなかった頃、
渡しの船頭さんが客を待つ小屋だったとか。
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冬は寒いので、焚火をしながら待っていたのでしょう。
さらに読んでいくと、多摩川が増水するときは、担いで移動したとのこと。
モバイル建築だったんですね。

川崎市立日本民家園にあります。

而邸 ⅩⅥ 暖かいのが一番

2015.01.24

大寒は過ぎたけど寒さはまだまだ。

でも、我が家(而邸)は東南向きで朝日がよく入って暖かい。
午前8時ころは太陽高度が低く、家の奥まで日の光が入ってくる。
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以前、日当たりの悪いマンションに住んでたからか、
日の光のありがたさが身にしみてわかる。
寒い冬の朝でも、暖かな陽光に包まれた部屋にいると幸せな気分になる。

そのような体験をしているから、窓の取り方は以前よりさらに気になるようになった。

ところで、
家の向きや窓の位置をどうしたら、どのように日の光が室内に入るかをシュミレーションするいいソフトがあります。
グーグルでダウンロードできる無料ソフトSketchUp で、
建設場所をグーグルの地図から導き、建物をパソコン上で3Dで立ち上げ、
各日時時刻でどのように日が入るかを検討できる。
下の図はかつて建てた建物の9月の夕方の日光の当たり方を示したものです。
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7,8月はもちろん暑いが、9月の夕方は太陽高度が真夏より低くなり、残暑がきつい。
その夕方の太陽の光を遮るために、どの位置にどのくらいの高さの木を植えたらいいかを検討したもの。
また逆に真冬には、できるだけ陽光を入れるにはどのような窓の取り方がいいかを検討することもでき、庇やブラインドの効果的な設置方法を、各季節の各時刻で検討することができる。
ある程度設計の経験を積んでくると、SketchUp を使わなくとも勘で大よそのことはつかめるが、
正確には分からないもの。
入力が手間だけど、結構使える。

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