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オッ、楽しい家

2016.11.23

 

現場に行く途中、柿の木坂で出くわした家。
なかなか楽しい。

よく見てみると、蔦が絡んでいたり、

蝶も舞っている。

なかなかうまい。
多分、絵描きさんが描いたんだろうな。

そう言えば、海外でこれを大々的にやっているのを見たことがある。
ドイツに行ったとき、オーストリアに近い国境の町、オーバーアマーガウとかいう町。この街にはだまし絵の建物がたくさんあって妙に楽しい街だった。
よく見ると窓回りの飾りは全部フレスコ画で書いたもの、壁は実はツルンとしている。
良く描けているので、本当はどうなのかと、絵を引き剥がして見るには努力がいる。

而邸 ⅩⅧ 家守君

2016.11.08

自宅(而邸)の障子にペタッとくっ付いていたヤモリのシルエットです。
美しい!

 

会津 Ⅲ 長床 ☆☆

2016.10.30

長床(ながとこ)は前々から見たいと思っていた建物だが、やっと目にすることができた。何度もこの近くを通っていたのだけど…。

なるほど、水平に広がる姿が美しい。

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会津は幕末で有名。それだけでなく長い歴史があることは前回書いたが、この長床は会津盆地の北寄りのラーメンで有名な喜多方にあって、平安末期から鎌倉初めに建てられたといわれる建物。神社の拝殿です。

そんなに古い建物だから何度も何度も改修を繰り返し、柱は根継(ねつぎ)だらけ。かつて床はもっと高く持ち上げられていたそうだが、段々と短くなり現在のように基壇からわずかしか上がってない状態になったそうだ。

柱をよく見ると木目が洗われ、年月を経たものだけが持つ深みのある美しさ。

 

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この建物には壁がない。それどころか貫(ぬき)もない。一度だけ江戸初期に地震で倒壊したそうだが、それでも頻繁にある地震によく耐えてきたものだ。貫が使われるようになり建物の強度は格段に向上したが、それは鎌倉以降。

それまでの耐震技術は長押(なげし)によったが、なるほど長床も大きな長押で固めてあるのがわかる。

 

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長床のように壁のない建物を韓国でも見たことがある。屏山書院(ピョンサンソウォン)という建物で、これも美しい。近く世界遺産になるとか。

同じく吹き曝しだが、長床とは微妙に違う。やはり韓国の建物だ。

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会津 Ⅱ 左下り観音堂☆☆☆

2016.10.20

会津と言えば、戊辰戦争や会津戦争に代表されるように幕末の物語が印象深く、その前はどうだったかあまり考えることもなかったが、奥州最大の都市だったこともあったらしい。そのようなことから古い建物があるのは当然のこと。

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この建物を見て、正直言ってびっくり!

人知れず、会津にこんなに素晴らしい建物があったとは。

もちろん地元の人はこの建物の存在を知っているはずだが、当地以外の人でここににこのような建物があることを知らないのではないか。

いわゆる掛け作りで、何時の創建かははっきりしないらしいが、造りからするっと鎌倉初期。

最上階です。

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最上階だけでなく、その下にも2層の床があるが、この空間もいい。

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かなり古びて木目が浮き立っているが、それが心地よい。

最近、やっと県の指定文化財になったらしいが、地元の人の憩いの場所として飲み食いが今でもなされ、地元の人に大事に保存されてきたようだ。

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柱も根継だらけ。

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国の文化財になってもいい建物だと思うが、そうなると地域の人に手の届かないものになってしまい、建物本来のものでなくなってしまう。

 

 

 

會津 Ⅰ

2016.10.11

例年出ている「木の建築賞」の選考で福島県会津へ。

 

木の建築賞は今年で第12回。日本を4つの地域に分け、毎年順繰りに回って、各地域の優れた木造建築に賞を差し上げるというもの。

今年度は東北の各県に新潟、北海道が審査の対象地域になっている。

近年、建築関係の賞は沢山あるがいい加減な賞が多い。そのような中で木の建築賞は1次選考、2次選考、3次選考が現地審査と丁寧な内容のある討論を経て賞が決定されている。

先週の土曜日に會津で2次選考会が開かれたのだが、いい作品がかなりあったが、その内容については3次の最終選考の後で。

毎年土曜に行われる2次選考の翌日の日曜日には選考会場のある地域の木造建築の見学会が開かれる。

というわけで今年度は会津地方の建築を見ることができた。

會津と言えば有名な栄螺堂(さざえどう)がある。

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DNAと同じように2重らせんになっていて、登り下りが別々のルートになっていて、登りが1.5回転し、また降りるのに1.5回るので、計3回転することになる。なぜこのような建物を作ったか、諸説あるようだが、面白いのはレオナルド・ダ・ビンチもこのような2重螺旋の建物を作っていて、その図画が新潟辺りに辿り着き、それに触発されて作ったというのがある。

それは置いておいて、実際に見る栄螺堂はグロテスクというかバロックというか…、こんな濃い建物はそう日本にない。

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それにしてもどのようなプロセスを経て作ったのだろうか。

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江戸になると今の時代に近い精密な図面も描かれていたから、そのようにして作ったのだろうか? いやいやこの建物を図面にするのは相当に難儀なこと。平面は6角形で。そして人間が立てる階高の4倍の高さの中央と外側に6本の柱を先ず立て、それを元に順次作っていったのではないか・・・など、建築をやっている人間ならではの興味が湧いてきた。

 

ホームページを作り変えました

2016.10.02

ホームページを作り変えました。

まだ完成形には至っていず、手直しが必要なところがたくさんありますが、できるだけ見て読んで、面白い、楽しい、役に立つことをたくさん書き込みたいと思っています。

ブログでは建築のことはもちろん、世相や読んだ本のことなどなど、日々考えたことを記していきたいと思います。

新しい投稿スタイルに慣れるのにしばらくは時間がかかりそうですが頑張ります。

引き続きのご贔屓を!

座布団一枚の階段

2016.08.26

新宿から歩いて行けるところに木造3階建ての集合住宅が完成。
Apartment芳という集合住宅。
その建て替え前の住宅の写真です。

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建て替え前もアパートで、何度も増改築を繰り返し、その結果、上記のような斜に切れた階段が生まれたようだ。
恐らく、手前が増築で、奥が古くからあった建物。
手前の増築部分の部屋には、まともに出入りできるが、これまであった部屋には急な階段にしない限り、入ることができない。
その結果このような三角の部分を作って入れるようにしたに違いない。
そしてさらに面白いのは手すり。
入り口のところも高くすると、入りにくい。
しかも上手いことに、手前の部分は低くていいが、奥の方では3段落ちていて怖い。だから手すりも高くすべく床から斜めに立ち上げたたわけだ。
必要に迫られて生まれた増改築ならではのデザイン。

都営新宿線、阪急電車のシート

2016.08.14

新宿始発の都営新宿線の車両がホームに入り、
ドアが開いたら緑色のきれいなシートが目に飛び込んできた。

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新しい型式の電車のようで、
きれいで、座り心地も良く、肌触りもマーマー。

でも、これまで経験した電車で、もっとよかったのが関西の阪急電車。
(どういうわけ大阪の人は阪急線と言わずに、阪急電車という)
関西の山の手地域を走る電車とあって、品がある。
外観は落ち着きのあるワインレッドに、
座席は深い緑色、布地はモケット。
材質はわからないがひょっとしてウールかも?

ソファーを設計することがあるから気になる。
写真を撮っておけばよかったが、今度乗った時は撮っておこう。
何時も乗っている当地の人は見慣れて何とも思ってないかもしれないが、
たまに行くものには、ヘェーと思わせられる。

最近面白かった本

2016.08.04

日系のアメリカ人が描いた歴史の終わり〈上〉歴史の「終点」に立つ最後の人間
以前かなり話題になっていて、そのうち読みたいと思っていたが、上・下2冊の分厚い上に、パラパラとページをめくるとプラトンやニーチェ、ヘーゲルなどの名前が散りばめられていて、なかなか大変そうで読みだせないでいた。
ところが読み始めたら意外や意外、すぐに夢中になってしまっていた。
丁寧に読めばちゃんと理解できる本で、それにサーッと読むにはもったいと思ったから読み終わるのに3~4か月かかってしまったが。
読み終わったころ、イギリスのUEからの離脱国民投票があったが、フクヤマの本を読んでいたので今までとは違った視点で見ることができたと思う。歴史の終わり〈上〉歴史の「終点」に立つ最後の人間

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次は建築の本です。

マリオ・カルボ「アルファベット そして アルゴリズム: 表記法による建築――ルネサンスからデジタル革命へ」鹿島出版
僕たちが日ごろ書いている図面って、いつ頃から書かれるようになったか、大変興味があった。
日本では図面の代わりに雛形(ひながた、今でいう建築模型)を制作し検討したとか、それを施主に見せてOKをもらったとか、図面の出現は意外と新しいとか、いろいろと面白い話があるが、西洋ではどうだったのかあまり考えたことがなかった。
この本では、その始まりをルネッサンスの建築家、アルベルティ―としている。
建物とは建築家によるデザインと全く同一なものをコピーするために、
あるいは原作者性に起因するものと同一なものを制作する手段、として図面はあったのだが、
デジタル革命により、アルゴリズムと連動したCAD/CAMは全く新しい世界を切り開きつつあり、
単一の原作者性のコピーから製作の各段階で他者の参加性が可能となり原作者性が多重な層をなす、
という予言。
この予言は現に実現しつつある。
さらに、それは前近代の手仕事に替わる可能性を持つものとしても期待されているが、
僕が最も興味を持つその部分に関しては異論がある。
しかし、問題を提起させる書として大変面白かった。

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これも建築の本です。

藤森照信の「藤森照信の茶室学―日本の極小空間の謎」六耀社
こんなにメッチャ面白い茶室に関する本を読んだことがない。
茶道そのものが型、型で息苦しい面もあるが、茶に関する本も息苦しく型にはまったものが多い。
しかしこの本は何と茶室について伸び伸びと考察を加えていることか。
さすが、である。

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第12回木の建築賞

2016.07.20

「木の建築賞」が今年も開かれます。
木の建築賞はとってもユニークでな賞です。
日本を4つの地区に分け、4年に一度、賞の対象地区が回ってくるという、あたかもオリンピックのようです。
詳しいことは下記のホームページを見て頂ければよくわかると思いますが、
年々評価が高まっている賞です。
木の建築賞

建築関係の賞は幾多、数多ありますが、1次審査は書類選考、
2次選考は公開で応募者も選考の過程の議論に参加できることや、
3次選考は現地審査など、しっかりした議論、見分を経て決まる賞です。
今年の対象地域は北海道・東北・新潟地区、
第2次選考会場は素晴らしい木造建築の会津坂下町立坂下東幼稚園です。
当該地区北海道・東北・新潟地区で設計・活動をした経験のある方は是非、応募ください。

なお、泉が審査委員長をやっています。

いいとこ見っけ!!

2016.07.17

大手町での用事が終わり、
そういえば大手町にAMANができたなーと思い出した。
AMANはアジア一帯で高級リゾートを展開しているホテル会社。
大手町のビルの谷間をテクテクと歩き、AMANを探し出す。
しばらくしたら、えっ!ここが大手町?と思わせる森に出くわす。
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ここがAMAへのアプローチ。
しばらく行くとAMANが経営するカフェが一階にある。
そこそこの金額でお茶がもできる。
東京のど真ん中と思えないほどの緑と落ち着き。
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上階にあるホテルロビーにエレベーターで上がると、
4~5階分はぶち抜いた吹き抜け空間。
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眼下には皇居の森に宮殿も。
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AMANにはスリランカで泊ったことがあるが、
たまにはこんなリッチさもあっていいかっ。

肥後六花撰

2016.06.12

幸いなことに僕の実家には被害がなかったが、大地震のあった熊本は僕の田舎。
その熊本だが、一般には豪快なイメージがあるようだが、意外に細川家の影響か武士には素養として茶道や能の他、園芸などにたしなむ風習があり、美を求める風土が育ったようだ。
園芸では六種類の草花の椿、芍薬、花菖蒲、朝顔、菊、山茶花が盛んに育てられ「肥後六花撰」と言われる。

そんな熊本生まれだが、樹木に咲く花は別として、草に咲く花には案外興味がなかった。
ところが最近、時々草花にも心を惹かれることがあり、駅の花屋で衝動買いをすることがある。
先日かったのは肥後六花撰の一つ、芍薬。
肥後の芍薬はこんなに派手ではなかっただろうが、やはり芍薬は艶やか。
飾った途端に部屋がぱっと息づく。
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名古屋の住宅展示場

2016.05.21

名古屋でモデルハウスを設計しました。

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住宅展示場の建設会社は阿部建設という、名古屋ではよく知られたいい住宅を作る会社。

個人の住宅の内部はなかなか見ることができませんが、こちらでは泉の住宅を体験することができます。
展示場の場所は、名古屋市守山区今尻町1803
詳しくはこちら

岡山兵庫建築の旅 Ⅲのその1 

2016.05.08

日本で最も古い建築と言えば法隆寺。
住宅ではと言うと、この「箱木家住宅」です。
できたのは室町という人もいるし、鎌倉という人もいる。
日本の木造建築は真壁作りが多いが、箱木家では外部が大壁になっている。
それがあたかも大地から生えてきたキノコのように思わせる。
次の写真は髪も髭も真っ黒の、若かりし僕が初めて箱木家住宅を訪れた時のもの。
保存改修をしたばかりで、まだピカピカの日本最古の民家だった。
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次の写真は今回家づくり学校の学生諸君と言った時のもの。
ずいぶん、傷んできたなー。
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この建物に行ってすぐに感じることは軒の高さがほんとに低いということ。
僕の頭が当たるくらいだから地面からは1.7mもない。
床に上がるとさらに1.2~1.3mくらいしかなく、目線より下に庇が来る。
この低い庇が家の中をかなり薄暗くしているが、一方建物に守られたような安心感を与える。
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庇の低さを上手に利用した料亭の一室を見たことがある。
名古屋、八勝館の離れの一室で今頃の初夏だったら美味しい冷酒に肴、冬だったら熱燗に鍋があったらどんなにいいだろうと思わせる一室です。
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現代は明るい部屋ばかりになってしまったけど、暗い部屋も捨てたもんではない。

岡山兵庫建築の旅 Ⅱ 弁柄の街吹屋

2016.05.05

この何ともオドロオドロシイ雰囲気を持った建物を見てください。
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この建物は岡山県の山の中、吹屋(ふきや)という村にあります。
ひょっとして記憶がいい人は見たことがある!、と思われるかもしれません。
映画「八つ墓村」のロケ地として使われた場所です。

こういう感じの建物は韓国でも体験したことがあります。
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僕が物心つくかつかない頃の微かな記憶には、周りにこのような建物がかなりあったようだ。
木と土でできた薄暗く朽ちた、そして何かが今にも出てきそうなオドロオドロシイ家がたくさんあった。
アジアならずとも古い建物、環境には生き物のような何かを感じさせられるものがあった。
今はすべてが明るくなってしまったから、若者は明暗の幅、その深さを知ることができないかもしれない。

ところでこの吹屋は江戸から明治にかけて弁柄(ベンガラ、赤い酸化鉄の顔料)を作っていた村。
吹屋の街は赤、赤、赤。
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吹屋の街は国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。

岡山兵庫建築の旅 Ⅰ 閑谷學校の塀の丸い断面は?

2016.04.04

家づくり学校では毎年、年度末に修学旅行を行っている。
建築が好きな人間ばかりが集まっての旅行は本当に楽しい。
今年は岡山県の建築見学で、例年通りの大盛り上がりだった。

何回かに分けてのその報告です。
第一回は閑谷(しずたに)學校。
閑谷學校とは備前藩、今の岡山県の殿様池田光政が1670年に創設した学校。
この学校はなかなか面白いところがあって、
・侍も百姓の子も学ぶことができた。
・藩の会計と独立した学田を所有した。(国替えや絶家のが起こっても学校だけは存続できるようにするため)

この閑谷學校、一般にはそう知られてないが、建築家で好きな人は多い。
日本の好きな建築は何?という質問で、その一つに閑谷學校と答える建築家が結構いるほどだ。
全体的印象としては静謐でピリッとした雰囲気が漂っている。
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仕事は丁寧で何度かの修理もあったと思うが、狂いや隙が少なく相当に気合が入った、いい仕事をしている。
現代の経済至上主義から生まれる建築とは真逆のものだ。
それはかつての日本人の矜持、またこの学校が儒教を教学としていたことによるのかもしれない。

閑谷學校で特徴的なのは備前焼の赤い屋根瓦と、丸まった石の塀。
中国地方には赤い瓦屋根が多いから、
赤い屋根の方はアリかなと思えるが、この丸い石塀は他で見たことがない特徴的なもの。
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この石の塀が何故丸いのか、今回案内して頂いた方の説明で初めて分かった。
それは、江戸幕府は一国一城(一つの藩には一つの城しか作ってはならないというお達し)を定めたが、
幕府に 対し、この石塀は城の塀など建築物をのせるためのものではない、と説明できるように丸くしたものだとか。
今まで何となく不思議に思っていたが、そういうことだったのかと、納得。

それにしてもこの石塀は3~400年たっているのだが狂いがほとんどない。
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それでも近年近くにバイパスが通り、振動で少し狂いが出てきたが、案内してくれた人の子供の頃はもっと ピッタリとした石組だったとか。
内部は割石が入っているとのことで、植物の種が入っても育たないように一個一個洗って入れたらしい。
この塀が何百年経っても狂いが少ないのを見て、相当に基礎をしっかり作っているはず、というのは建築家の直感だったが、最近の発掘調査の写真を見せてもらったら、やはりその通り。
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すごい基礎で、むしろ地中の方が高さがある。
かつての人は何百年も持たそうと本気で、建築を作っていたことがひしひしと伝わる建物だった。
こういう精神性は時代が変わっても大事だ。

家づくり学校 第8期のご案内

2016.04.02

泉が校長を務めている「家づくり学校」も早いもので、今年で第8期になります。
だんだんと充実してきています。
家づくり学校は将来設計者として独立を考えている人、設計事務所を開いたばかりの人など、住宅の設計を目指す若手設計者を育てる学校です。
興味のある方はこちらをどうぞ。
結構楽しい学校ですよ。

鯛焼き

2016.03.22

何時の頃からか、アンコが好きになった。
あまり甘くない最中、饅頭、大福でもいい。
宿店伊勢丹新地下の仙太郎 はいつも行列ができているが、ほんとにおいしい。

でも、アンコが好きと言っても鯛焼きで美味しいと思ったものはこれまでなかった。
ところだ先日の来客が鯛焼きのお土産を持ってきてくれた。
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かわいいケースに5個入っていた。

これまでどうも、と思っていた鯛焼きだったが、これは別格!
鳴門鯛焼き本舗というところの鯛焼きで、「天然たいやき」と謳っている。
どこがどう天然なのかわからないが、皮がパリッとしていて、冷えていても食べられるシロモノ。

この店から何ももらっているわけではないが美味しかったので、アシカラズ。

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