3泊4日巡業―7

2010.09.03

先週に引き続き桂離宮です。
桂離宮にはいくつも建物がありますが、共通するデザイン手法を発見します。
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左側の床の間から右の方へトン、トン、トーンと上の方に昇っていきます。
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これも同じように左の腰壁から段々と上がって、右側の大きな下地窓に至ってドーンとした開口部に至ります。
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建物と建物のつなぎの部分ですが、段差があってこれも右に上がっていきます。
このつなぎ方はよく見ると、手すり,階段などを使い絶妙だ。
この段差がなければ桂離宮全体のプロポーションはノペーッとしたものになっていたに違いない。
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これは玄関部分ですが、ここは珍しく左の方に段々と下がっています。

このように桂離宮では窓や棚、床などのいろんな建築的な部位がリズムカルに構成されています。
玄関だけは手前から段々と上に上がっていくのは当然ですが、僕が見たところでは右上がりが多い。
それはかなり推測の範囲内ですが、庭の回遊が右回りで、
歩く過程でドンドンと右上がりにして昂揚感を出す目論見があったのかもしれません。

誰か建築学科の卒論、修士論文に桂離宮のリズムについて書くと面白いかも。