香節

仙台へ。
まだ桜はちらほら。
でも、辛夷（こぶし）の花がきれいだった。
こぶしの蕾です。

つぼみに葉が一枚付いているんですね。
桜が咲く前だから、空気はヒンヤリ。
澄み切った青空に咲くこぶしを見ると気持がピシっとなる。

このこぶしの木は建材にも使われます。
表皮はグレーで、床柱になる。

最も建材になると「香節」と書く。
確かに、こぶしの花はほのかな匂がある。

僕はこの香節の床柱が好きで、よく使っている。

詫びた床柱を見て、あの小さくて白い可憐な花を思い浮かべます。