若い芽が Ⅱ

2012.09.25

3.11から1年半経ち、津波の記憶が風化しつつあるようだ。
しかし、東北の復興はまだまだ。

今日紹介する本は、南三陸が出身地の山内明美さんの本。
山内さんは現在郷里の南三陸に帰り、宮城大学の特任調査員として現地調査に取り組み、
また、研究者という立場から、地元、南三陸の復興支援、新たな街づくりのための活動を続けている。

そのような山内さんが書いた子供向けの本だけど、大人も十分読める。
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僕は研究者の端くれみたいなこともやってるが、
現実と対峙し、思考する研究はあまりお目にかかれない。
山内さんはすごい現実と関わっているだけに、
根本に世界をどのように変えていったらいいか、とのリアリティーが感じられる。

以前紹介した本もそうだが、
若い人の中からそのようなリアリティーを感じさせる本が出ている。
日本はこれから。