而邸 ⅩⅣ

2013.11.26

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長谷川等伯ほどではないが、
朝起きたら一幅の絵が。

この絵を描いたのは建築家に建具屋、和紙漉き職人、秋田の林業家、大工・・・・、
それに枝垂桜の手入れをしてくれている植木屋、高度の低い朝の太陽、日本の伝統も入れなければなるまい、
この一幅の絵の成立を考えると無限に広がっていく。

一片のテクストが生まれるまでに無数のファクターがある。
無数のファクターが絡み合って織り上げられたテクスチャー(texture)。
建物は生成的なもの。
誰のものというわけではない。
しかし、美しく織り上げられたテキスタイルとそうでないものはある。