神戸の地震・・・

2008.02.19

から13年。
時が経つのは早いもの。

先日神戸で会合があり、その会合のプログラムに「人と未来防災センター」の見学が含まれていました。
ここのシアターで震災時の”その時”の様子を復元していました。
神戸の地震の数日後に、建築家として現地を見に行きました。

しかし当然地震の時にいたわけではなく、
地震の実際を体験したわけではありません。
防災センターでの地震の映像の衝撃はすごいもので、
それを体験させてくれました。

実はあの震災をその当日の午後、僕は上空から神戸の様子を見ました。
それはたまたま。
僕の兄が亡くなったのが地震の前日で、
飛行機で葬式のため九州に帰る途中、偶然にも神戸上空を通過することになったのです。
朝の羽田ではまだ死者十数人。
ゼットから見る神戸は火が上がっていました。
長田地域上空では火が上がっていることを上空から見て、
数十人では終わらない大変なことになっているのではないかと思いました。
そして、田舎でのお通夜のころには死者数百人に膨らんでいました。

あの十数年前が今回行った「人と防災未来センター」で蘇りました。
僕にとっての神戸の地震は兄の死とつながっています。
僕にとって地震と直接的な関係ではないが、
やはり何か重いものを思い出させてくれます。