滋賀へ Ⅱ

2018.04.11

泊ったのは延暦寺根本中堂のすぐそばにある宿坊。
朝起きたら眼下に琵琶湖がわっと迫ってくる。
信長が比叡山を焼き払ったのは、叡山にはかなりの軍事力があり、見下ろす琵琶湖の水上交通を抑えてたらしい。
琵琶湖とその周辺の陸路は当時、交通の要所。

比叡山の山の上から見ると、なるほどね、とわかる。
信長叡山焼き討ちは、天下平定の野望の戦略上、そうせざるを得なかったのだろう。
凄いやつだった、と感心。

起きたら根本中堂に行く予定になっていて、
座禅でもさせられるのかと思ったが、
簡単な説教のようなものがあったのみ。
根本中堂は改修中。
確か中学の修学旅行できたはずだが、まるっきり記憶にない。
始めてきたようなもんだ。
この建物の断面計画が面白い。
信者が拝むところから、一旦3メートルぐらい下がった石畳になっていて、本尊はその上に、参詣者と同じ高さになるように安置してある。
こんなの見たことない。
でも、よく考えれば、お釈迦様の教えにはちょっとだけでも近いのかもしれない。

根本中堂が修復中だったことが、延暦寺は西塔がよかった。