森伊蔵

2007.10.25

春、秋は講演会が続きます。
明日は名古屋、来月は2日続けて関西です。

で、今日は講演会の謝礼の話。

講演会の謝礼というのは話の内容、時間に関係なく、
寸志からウン十万までと千差万別。
結局、それは主催者の懐具合で決まるようだが、
でも、中にはお金ではなく現物支給というのもある。

講演の依頼は建築士会のような設計者の団体が多いが、
ある時左官屋の組合から講演の依頼が来た。
その謝礼、というかお礼が焼酎2本でどうでしょう?というものだった。
なかなか左官屋の組合らしくていいな~、と思う反面、
チョット失礼じゃないの?、との思いも。
でも、依頼に来た人は何の悪びれた様子もなく、
「どうだ、いいでしょう」といった面持ち・・・。
??????

別にお金目的で講演を引き受けているわけではないので、
一応喜んで?引き受けることにした。
公演が終わり、約束通りに一升瓶の焼酎2本を有難く?左官組合から頂き、ブラ下げて帰った。

その頃、例の鬼子母神のお祭りに参加することになっていて、
町内会に「よろしく」と、たまたま手持ちのこの焼酎1本を差し出した。
ところがである。
後日、事務所に遊びに来た人と飲もうと思って残りの1本を出したら、
「え---っ!モリイゾウ!!!」とビックリしている。
なるほど、美味しかった。

そのころ僕は幻の焼酎「森伊蔵」を知らなかった。

さすが左官組合、これは一生忘れられない講演会の謝礼となりました。(*⌒O⌒*)