弾丸ツアー Ⅱ

2013.10.25

シンガポールは36時間滞在だったけど、
もっと遠いベルリンにやはり同じくらいの滞在時間、という旅行もあった。
ベルリンの壁が壊されて間もない頃、
ある企業の社長が、
「泉さん、旧東ベルリンにある貴族の館を購入したいんだけど、本当にいい建物かどうか見てよ」とのことで見に行った。
この時も短時間だったけど、目的の建物以外にもたくさんの建物を見ることができた。
もっともその時印象深かったのは、第2次世界大戦の弾痕の跡がまだそこらじゅうに残っていて、
戦争の生々しさを見たこと。
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次の弾丸ツアーはワールドカップドイツ大会。
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このツアーはまさしく「弾丸ツアー」と銘打ったものだったけど、
この時も会場近くの街の建物をたくさん見ることができた。
ケルンの大聖堂もこの時始めてみた。
もっとも試合のほうはオーストラリアにボロ負けだったけど。
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意外と短時間の海外旅行でも結構建物を見ることができる。
建築家って、本当に貧乏性。

それにしても地球は本当に小さくなった。
僕らが子供の頃、海外旅行は夢のまた夢だった。
今や、日常的に海外を行ったり来たりしている人はザラ。
何十時間、いや何時間滞在なんて当たり前になってきている。
でも僕らにとって、海外はやり新鮮な体験。