冬暖かく、夏涼しくするために

2012.01.30

1月も明日でお終い。
外は寒いけど、太陽はきらきらと輝いている。
ダウンのコートで暖かくして外を歩くと気持ちいい。
花粉症が始まる2月末まで、僕はこの季節が一番好きだ。
自宅の枝垂れ桜の芽も日増しに膨らんでいる。
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寒さはまだまだだけど、太陽の高度はグングン上がり始めている。
冬至、12月22日ころの正午の太陽の仰角は30度くらいだが、
今日あたりは36度、2月の中頃になると41度に上がる。

太陽の高度を地図上の特定の経度緯度、特定の日時で出すソフトがある。
GoogleのsketchUpでパソコン上で建物を入力し、日射、日影を見るというもの。
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上の図は、計画している建物の9月10日、16時の西日が一番きつい頃のものだが、
どこに木を植えると窓への西日を遮ることができるか、
また、1階の庇をどのくらい伸ばせば日射を遮ることができるかをシュミレーションしたもの。
庇はパーゴラで、落葉の植物を植えることで冬は日照を得ることができる。
またどうしても日射を遮ることができない部分は、
ブラインドを用いて冬は日射を得、夏は遮るなどの検討も行う。
もちろん一年中の任意の日時の状態を見ることができる。

以前は勘でこのようなことをやっていたが、
PCを用いて科学的根拠を求めることができる。