八勝館

2013.12.15

名古屋に八勝館という料亭があります。
料亭に出入りするような身分ではないのだが、
八勝館には建築家・堀口捨巳(ほりぐちすてみ1895-1984)が設計した「御幸の間」という将来国宝になること間違いなし、の名建築があります。
堀口捨巳は僕が最も尊敬する建築家の一人だが、
八勝館からは学ぶことが多く、高い昼飯代を奮発して何度か見学に行ったことがあります。

最近またこの八勝館に行ったのだが、今回は違った目的で、
今作っている建物の庭師に、この八勝館の庭を参考にしてもらうため。
八勝館の作庭は誰かわからないが、それなりの人の手によるものに違いない。
その庭です。
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基本は苔と楓。

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せせらぎです。

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何種類もの苔が混じり合っている。

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桂離宮のような路地

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このような庭になるには時間がかかるだろうが、
今、作っている建物の庭がこのようになることを夢見てます。