修学旅行Ⅲ

2012.03.29

ゴジカラ村の吉田一平さんは敷地の「木を切っちゃいかん」と厳命。
でも大工は仕事をやりやすくするため、どうしても木を切りたくなる。
そこで一平さんは一本一本の木に大工の奥さんの名前の名札をくくり付け、
「それでも木を切るのか!」と。
そういう茶目っ気もある策士家のようだ。

そのようにしてできたから村だから起伏があって楽しく、全体には木が覆い茂っている。
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また「建築基準法と人間はどっちが大事だ」ともいう。
僕らが聞くと涙が出そうになるくらいうれしい言葉だ。

また木製のバルコニーを見て見学者は腐りませんかとの質問があるようだ。
しかし一平さんは「将来腐ってもいいじゃないか、そうしないと大工の仕事がなくなる」と言うらしい。

一平さんのエピソードはいろいろと聞いたが、
ユーモアに富みながら人の共感を得るものだった。
現在は長久手市の市長さんもやっているらしい。