一か八かで・・・Ⅰ

2007.08.30

山林の買付けなどの仕事をやる人のことを山師と言うらしいです。
今回の僕はまさしく、言葉通りの山師でした。

ムクの板のテーブルや床板はなかなかいいものです。
現在ほとんど合板、べニアでできています。
床の間の板などほとんどです。

しかしそのような板を突然手に入れるとなると簡単には手に入らないし、
足元を見られて高くなってしまいます。
そこで、たまたま良い丸太が出た時に買い、
5~6㎝の厚さの板に挽いてストックしておき、必要な時にチビチビと使い続ける、
といったことをしています。
なんたってこんな板が1枚でも家の中にあると、
建物全体の雰囲気も変わります。

「買いませんか」と、たまたま出てきた材木が直径1m、長さ2.5mのウォールナット2本。
ユダレが出るほど欲しい、品のある木です!
しかもウォールナットは大好きな木。
しかし、ウン百万円!
しかも製材してみないと、その材がいいかどうかは分からない。
中に洞(うろ)や、汚い節があるかどうかは、外から見ても分からないのです。
それは本当にバクチ。

しかしウォールナット好きとしては、とうとう手を出してしまいました。
大損をするかもしれないのに、です。

製材所ではドキドキ。
製材機の上にウォールナットの丸太が乗った時は、
ギロチン台に乗せられたような気分、でした。
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製材をしてどうなったか、
大損か、大儲けか?
次回のお楽しみ。