ルーマニア・ブルガリア3千Kmの旅 Ⅰ

2008.05.29

いつも旅は1~2枚の写真から始まる。

それはほとんど建築、それも古い民家や集落の写真なのだが、
招いているというか、匂ってくるというか…、
この空間を実際に体験してみたい、と思わせる写真に巡り合うことがある。

今回のルーマニア・ブルガリア3000キロもそのようにして始まった。
今回は時間がなくそうできなかったが、
いつもはそのあたりの建築に詳しい人に会ったりしてかなり調べる。
行くところはほとんど山中などの辺鄙なところ。
いい民家や集落はまだまだ世界中にたくさん残っている。

だからそのような所に行くには自分たちで車を運転したり、
運転手付きの車をチャーターするしかない。
お決まりのツァーコースではないから自由自在。

そのように自分たちで旅行するのは本当に楽しい。
しかも建築が好きな仲間ばかりだから、
ある共有感を持って美しい建築の体験、勉強ができる。
夜はもちろん仲間と食事をしながらビールにワイン。

今回は時間不足で調査があまりできなかったこともあり、
また旅行会社が入っていたこともあったが、
それでも4~5割はいい所に巡り合うことが出来た。

いつも思うのは旅行は行った者勝ち!

とりあえずは写真から。

ルーマニアの眠るようにたたずむ美しい民家。

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ブルガリアの民家。階段室とバルコニー、植物が一体となり楽しい空間を作っている。
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ルーマニアの修道院。これも静かで、可憐で気品のある美しさ。

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