ゲージュツの秋 Ⅴ

2011.11.03

大学の研究室時代の先輩の小野行雄さん、
現在東京造形大学の教授をやっているんだけど、
来年3月で退職。
東京造形大は退職の時にその先生の作品展をやるようだが、
現在、小野行雄さんの展覧会「日時計に魅せられて」が開かれている。
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小野先輩が日時計の制作をやっていることは展覧会の度に見て知っていたが、
その作品も素晴らしいだけでなく、
日時計をめぐる文化全体への興味には驚かされた。

展覧会は小野さんの作った日時計だけでなく、
世界の日時計を収集したものも展示してある。
江戸時代の日時計や諸外国の新旧のもの、
さらには日時計が図案化された切手や、学術本など多岐にわたっていた。

小野さんとは30年近く前、同じ研究室で過ごしたが、
その後の人生の足取りを見る思いがした。

なお展覧会が開かれているのは、
東京造形大学のキャンパスの中にある、
白井晟一設計の美術館。

日祭日は休館で11月7日までだから4,5,7日しかないが、
興味のある方は是非。