カンボジアー8 (カンボジア最終回)

2007.04.15

下の写真はカンボジアで買ってきた石像。
Rimg10150
静かに微笑んだクメールの美人。
インドから東南アジアにかけ、
ヒンズーの寺院には豊満な女性の像があふれんばかりにある。
そんな女性に飾られた建物の中央には、リンガがある。
リンガとは、このコラムの「カンボジアー3」で紹介したが、
韓国のおばさんが撫で撫でしていた、男性のシンボル。
そんな「男性、女性」そのものだが、インドにいくとそれはもっと過激だ。
カジュラホーという遺跡があるがそこのはポルノとしか言いようがないものだった。
何でこんなものが宗教になるのか、僕らには馴染みにくいが、
宗教にも詳しい、大学の先生をやっておられる現在設計中の建主しさんに聞いたら、
「豊饒」を期待してのことらしい。
そして現地の男たちも、このような像をやはりニヤニヤしてみているらしい。
宗教とは言え、やっぱりそんなものかと、納得。

しかし同じヒンズーでもカンボジアの石造の女性の方は静謐で美しい。
現在この石造は事務所に飾っているが、
事務所の男たちは、みんな喜んでいるようだ。