またまた、実は・・・

2007.03.23

一仕事終わり、出かけていました。
行き先はカンボジア。
目的は、以前このブログにも書いたことがある森本喜久雄さんに会うためと、
まだ見ぬアンコールワットを見るため。

カンボジアなのでまずはアンコールワットから。
ところで「アンコール遺跡群」の一つが「アンコールワット」で、
その他、アンコール・トム、
三島由紀夫の小説で有名なバイヨン、
トマノン、タ・プローム等等、
アンコール・ワットみたいな石の遺跡がたくさんある。
毎日毎日、石の遺跡を見ているともう石はいいよというぐらいある。
何であんなものを作り続けるのだろうと、不思議になる。
でもそんなことって世界中そうなわけで、エジプトやインカのピラミッドだってそうだし、
ひょっとして外人から見たら日本のお寺もそう思われるかもしれない。
それが文明と言うものか。
(例のごとく写真をクリックすると拡大して見れます)
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それにしても石造の遺跡は急階段が多い。
インカの遺跡でもそうだったが、上がりはまだしも、
降りは本当に怖い。
神様のいるところにはそうそう近寄れないため?
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降りてくる人を心配そうに眺める人々。
そう言えば、バンコックの「暁の寺」も凄かった。
階段と言うより、絶壁のはしご。
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アンコール・ワットは有名。
確かに均整も取れ、保存状態もよく、大きいからそれはそうだけど、
そのほかにも美しい遺跡があった。
その中でも特に良かったのが、
バンテスアイ・スレイ。
石と思えないほど優美で繊細。
ここの女神デヴァターをアンドレ・マルロー(かってのフランスの文化大臣)が
盗み出そうとして有名になった。
それなりの彫刻とは思うが、たぶんマルロー好みの女性に違いない。
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次回もアンコール遺跡群が続きですが、石の遺跡はみんな寺院。
それはそれとして皆がどんなところに住んでいたのか、
つまり住宅はどうなっていたのか気になるところ。
実は木造だったらしい。
が、残っていない。
王様だって、石の家に住んでいたわけではないから、
それがどんなものであったか、いろんな人に聞いたが分からずじまいだった。