「和室礼讃」

2022.12.21

暮らしの中から 「和室」が消えつつあります。
かつて当たり前のようにあった畳での生活経験のない人たちさえ増えつつあります。
しかし和室は豊かな文化的遺産を持ったもので、
それを失うにはあまりにももったいないものがあります。
そんな危機感を持った建築系の学者や建築家が、
和室を世界遺産にしようと集まって作った本が、昨日から発売されました。
「和室礼讃、振る舞いの空間学」という本です。


著者は何と40人位いるのですが、それぞれの立場から和室について多方面から書いた本で、これだけでも和室の豊かさを表しているのではないかと思います。
著者の多くは碩学の研究者達ですが、
その中に数名の建築家も混じっていて、恥ずかしながら私もその一人。
担当したのはわずかな頁ですが、周りの先生方が素晴らしかっったのでうれしい経験です。
ぜひ手に取ってみてください。
けっこう脳味噌を刺激してくれるいい本だと思いますよ。